台風一過|ベランダの惨状

今回の台風はかなりの猛威を奮っていきました。

前回、「これまでの経験が役に立たないほどの大型の台風」がやってくると言われたものの、被害はそれほどではなかったため、たかを括ったために、改めて被害を蒙り、東海地方の強い台風の威力をなめてかかってはいけなかったとしみじみ痛感しました。

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隣のコンビニの電気が落ちた

我が家のお隣はクレヨンしんちゃんでいう、サトーココノカドー系列のコンビニ。

ベランダで花の手入れをしていると、ありえないと思われるATMの画面が見えるほど近くにあります。

この防犯上の欠点、対策してくれ!と訴えたくなっておりました。

自分も利用するから、まさかここまで丸見え?!驚愕の事実。

夫の下宿は、犯罪者か、犯罪者を捕まえようとする警察が張り込むべき部屋なんじゃないか??とおもうことがしばしば。

ま、それはおいといて。

昨夜、台風の風がピークの頃は、さあ寝ようかと言う時間帯。

まさかの鉄骨2階建てのアパートが、強風のために小刻みに揺れています。

そして、びか!びか!びか!って感じで、風が強く吹くたびに、電線の近くから火花がでました。

コンビニの駐車場隅の柱についている金属製の看板が飛び、トタンが風に吹かれる不気味な音がずっと聞こえてきて、飛んできて当たるんじゃないかと恐怖。

恐る恐るベランダを覗いてみると、エウリディーチェがない。

1/3くらいしか残っていないから軽いサンデーマルチの袋が、飛ばないようにしていたはずなのに、あっちいきこっちいきしています。

風雨が強すぎて、為す術もなし、です。

「こわいよ~」

いい年したおばさんが、いい年したおじさんにしがみついていたところ、ひときわ「ばち!」といったかと思うと、コンビニの明かりが落ちました。

翌朝、アパートとコンビニの間の、荷物運搬でいつもガラガラ音を立てている通路には、大きなビニール袋に大量の廃棄食品と思しきゴミが入れられて、積まれていました。

8時にならないうちに、業者が何事もなかったかのように撤去していきました。

ベランダの鉢植えは根こそぎ倒れていた

強風のために、ベランダの網戸が右に左に動く姿を、はじめて見ました。

開けたら崩壊しそうな強い風でした。

風雨に洗われて、網戸がすっかりきれいになりました。

しまった、物干し竿を外しておくんだった、鉢を全部寄せ集めておくんだった、後悔先に立たずです。

植木鉢は次々倒れ続けましたが、幸い物干しは飛んでいかなかったので、窓が割れるという惨事は招かずにすみました。

倒れずに立っている植木鉢もありますが、下の花台と全く違うところに移動していました。

次回からは、鉢は必ず隅にまとめておき、物干し竿は絶対に外しておこうと心に誓いました。

プリンセス・ダイアナが折れた

芽を伸ばして、また花を咲かせてくれそうな雰囲気になっていたクレマチス・プリンセス・ダイアナの茎が、根本で折れていました。

セロテープでもいいのですが、夫の幅広の製図用のマスキングテープで固定しました。

クレマチスは強いのできっと復活してくれると思いますが、ちょっとがっくりしました。

ベゴニアの頭が落ちていた

花のない、普通のベゴニアじゃないの?と言われそうですが、この地上部がベランダの隅に転がっていました。

早いうちにちぎれたのか、切り口が乾いていたので、棒で穴を開けて、そこに差し込んでおきました。

付くか?付かないか?わかりません。

ガーデンガーデンでお買い物してくじ引きでもらったばかりなのに。

バラはすべてよれよれに

枝が折れているものも多数ありますが、先端の葉っぱが強風にさらされすぎたのか、枯れ果てているものがいくつもありました。

ちなみに、結婚記念日のバラの花束の挿し木苗が、同じように強風に煽られて、瀕死状態になっていました。

風だけで??と思うところですが、挿し木よりも大きなバラが結構よれよれ。

小さな挿し木苗はひとたまりもなかったようです。

全滅を決めるかもしれませんね。

来年またもらったら、もうちょっとちゃんとやろう。

胡蝶欄の株が浮いていた

胡蝶蘭の最後の3輪は、ボロンボロンの花になっていたので、この際カットしました。

その際に、株元を見ると、ポットからまるごと浮き上がっていました。

もうちょっと風が強かったら、吹き飛ばされていたようです。

胡蝶蘭が??鉢から出すのにいつも苦労するのに??びっくりしました。

株そのものは、葉っぱが水に洗われて、元気になっているようです。

藤にくっつけて育てている風蘭も、飛んでいかなくて本当に良かったです。

風蘭の画像は、台風前に撮ったものですが、今も全く変わらないままでした。

台風の被害はなかったものの、こぶ病?

鉢がびっくりするほど大きくて、重いので、今回、雨に濡れて花や蕾がいくつかだめになった以外、大きな被害がなかったのが、小輪の修景バラ・スノーシャワープチシャンテ。

私がはじめて自分で選んで買ってきたバラ苗なので、15年の付き合いです。

枝の分かれ目に、コブがたくさんできていました。

これまでに、何度かできたことはありますが、10個以上まとめてコブだらけ?!という状態になったのは今回がはじめてです。

ウイルス性だ、破棄しろと言われていますが、はじめてコブを見てからもう5年以上経っていて、他に蔓延・・・と言われてもピンときません。

これまで、プリンセス・ミチコにもう一個見つけたことがあります。

ハサミを消毒して、様子を見るばかりですね。

実際の被害はこの後に

我が家のベランダガーデンの実際の被害は、この2日後くらいに一気に広がりました。

自分ちが無事だったのですぐには気が付きませんでしたが、浜松市内一帯90%が最長1週間も停電しました。静岡全土に停電は及び、最もひどかったのが浜松でした。大通りの信号すらついていない。

結婚記念日のバラの挿し木苗はすべて枯れました。

バラは、そのほとんどの葉っぱがちりんちりんになりました。

風蘭は枯れたようになって、ついに復活しませんでした。

「塩害」です。

海に行くのに車で30分かかろうと、塩害が起こるということを、山の中でぬくぬく暮らしてきた私は知らなかったのです。

町中の街路樹も枯れ果てたようになりました。

塩害からリカバリーするのに体力を非常に使ったのか、秋バラはかなり遅れました。

2019年は、台風が来る!という知らせがあったら、シーリング材料(丈夫ででっかいラップみたいなもの)でバラを全体に覆って、塩害対策しようと思います。

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