アジサイについて、ご質問&ご相談がありました。
アジサイがどんどん枯れてきています!原因も対策もわからず困っています。
アドバイスもらえたられしいです!
鉢で購入したアジサイで、花は綺麗に咲いていたのですが、花が枯れたので枝ごと切った後、枯れ始めたように思います。
はじめは枯れる=水不足なのかなと思い、多めに水やりしていたのですが、いっこうによくならず、近所の方に根腐れでは?と言われ、土を全部変えました。
土はホームセンターで売られているアジサイ用の土を使いました。
もともとあった大きな葉は全部枯れてしまって、新しい芽も出てはくるんですが、元気がなくしおれている感じで、そのうち黒っぽくなってドロッとしたような?感じになってしまいます。
庭が狭く地植えにはできないので、小さい鉢に入れているのが原因なのか、それとも木自体が病気になっているのか素人なので全くわかりません。
葉がもうほとんど無い状態なのですがなんとかならないでしょうか?
ご訪問&ご質問、ありがとうございます。
原因はひとつではないようなので、ひとつずつ状況を解析してみましょう。
花が枯れたので枝ごと切った後、枯れ始めたように思います。
アジサイの花は、季節が進むといずれ枯れることにはなりますが、生育状態が良い場合、枯れてくるのは晩秋になってからです。
夏が近づくと花色があせてきて、秋になると赤く色づいてきて、「秋アジサイ」の状態になりますが、これは装飾花が葉っぱの一種なので、いわゆる紅葉をしている状態です。
秋アジサイまでアジサイを楽しむと、翌春まで剪定ができなくなってしまうので、鉢植えのアジサイはその前の7月末の段階で花を切り落とします。
状態がいい場合、7月末の段階の花は、まだまだきれいです。
また、秋アジサイになっても、花も葉も枯れていません。
その後、寒さが募っていくうちに、茶枯れてきて、いわゆる天日干しのドライフラワー状態になります。
アジサイの剪定は、7月末以降は行いません。
枯れたように見えようが、7月以降はそのまま育てます。
切ってしまうと、花が咲かなくなるので、7月以降は剪定厳禁です。
アジサイが枯れる原因は水やり方法が間違っている?
はじめは枯れる=水不足なのかなと思い、多めに水やりしていたのですが、いっこうによくならず、近所の方に根腐れでは?と言われ、土を全部変えました。
ここのメーセージを拝見しますに、ご質問者様のアジサイが枯れる原因は水のやり方が間違っている可能性が高いと考えられます。
アジサイは、土がいつも湿っている状態を好みません。
アジサイの土に与える水は、表面の土が乾いてきたら、鉢底から水が流れ出るまで与えます。
庭植えの場合は、基本的に、土には水を与えません。
アジサイで、水をたっぷり与えなくてはいけないのは、土ではなく、葉っぱと花です。
アジサイのカラフルな花は、「装飾花」といわれる、花びらではなくガクなので、葉っぱの一種です。
アジサイの本当の花「両性花」は、装飾花の影に隠れたような、中央部分に寄り集まったちまちました小さいものです。
装飾花は花びらではないので、水がかかっても痛みません。
むしろ、水が足りないと枯れてきます。
葉っぱも同じです。
アジサイの花と葉っぱには、上からジャージャーシャワーのように水をかける必要があります。
この水やりは、春先は1日1回でも構いませんが、暑くなってくると日に2~3度行い、真っ昼間でも乾いているようならジャージャーかけてあげるようにします。
もともとあった大きな葉は全部枯れてしまって、新しい芽も出てはくるんですが、元気がなくしおれている感じで、そのうち黒っぽくなってドロッとしたような?感じになってしまいます。
多めに水やりされていたそうなので、おそらく土が過湿になり、腐ってきている上に、葉っぱの方は水が全然足りなくて、枯れ落ちたと考えられます。
また、枯れる以外に新芽がドロッとなるのは、ウイルスもあるかもしれません。
虫に食害されている可能性もあります。
新芽の方は、ベニカXスプレーなど、殺虫剤と殺菌剤が入った植物用のスプレーをたっぷりかけて、様子をみてください。
鉢が小さいとのこと、根詰まりの可能性もありますが、過湿になっているので、根はそれほど成長していないことが考えられます。
植え替えたときに根の様子をご覧になったかと思います。
鉢の中が根でパンパンになっていたのでなければ、そのままで様子を見ましょう。
根がいっぱいだったのなら、傷んで茶色くなった根を取り除いて、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
用土は、購入された土でも、普通の培養土でも構いませんが、植え替える場合は新しい土を使ってください。
葉がもうほとんど無い状態なのですがなんとかならないでしょうか?
葉も花もない状態なので、水やりは控えて、風通しの良い明るい日陰に鉢を置いて、様子を見ましょう。
水やりは、表面の土が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまで与えるようにしましょう。
指で土を触ってみて、乾いているのが確認できるまで水やりしません。
まだ夏頃なのであれば、そのうち葉っぱが出てくるかと思います。
秋であれば、葉っぱが出てこなくても、気にしないでそのまま育てましょう。
アジサイは晩秋~春先まで、枯れ果てたようになっています。
栽培に失敗したのではありません。この頃、どんなアジサイも、枯れ果てたようになっています。
枝先についた芽は、こげ茶色になっていて、枯れ落ちたように見えますが、中身は生きています。
この頃、枯れたと思って捨ててしまうひとも多いかもしれませんが、これが正常な状態なので、このままにしておきましょう。
水は、土が春先よりももっと乾いてきたら、温かい日中にたっぷり与えるようにします。
春になると、目を瞠るような生き生きとした柔らかな緑の新芽がでてきます。
不幸にして、いつまで経っても葉がでてこないのであれば、枯れていますが、春になるまで枯れたかどうかは見分けがつかないので、早計に捨てないようにしてください。