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多肉植物の仕立直し、第二弾です。
前のが衝撃的にしょぼかったので、こいつの多肉の仕立直しは全く参考にならん!と思った方も多かったのではないでしょうか。
きれいに仕立て直すのは、切り戻した株が大きくなったり、葉挿しした芽が大きくなったりしてからで十分ではないでしょうか。
きれいな状態が維持できればベストなんでしょうが、きれいな状態が維持できていたら、仕立て直す必要ないじゃん!というのが私の意見です。
エケベリアとセデベリア・レティジア
左がダイソー出身で、植え替えすらせずそのまま育ててきたエケベリア。
右が、セデベリア・レティジア。
言いたくありませんが、鶴仙園ご出身です。こんな姿にしてごめんなさい。
グーストよりは、結構まともじゃん?と言ってくださる、親切な方もいらっしゃるかもしれませんね。
横から見ると、クリスマスツリー用のもみの木のミニチュア版のような姿になっています。
すみません、上の画像と逆に持ったようで、わかりにくい。
下の画像の、購入して僅かの間の姿の、どれかというと、右上端がエケベリア、左端下がセデベリアです。
購入した当時から、そっくりだったので、「エケベリア属」という札がついていますが、セデベリアのレティジアが本当のところではないか??と疑っていました。
育ててみたら、やっぱりおんなじじゃん!?という結論に達するかどうかがポイント。
そっくりだけど多分同じではない
横から見た画像でもわかるのですが、セデベリアの方は気根がワシャワシャ生えています。
エケベリアの方は皆無。
挿し穂を作るときに、葉っぱを取り除いたのですが、セデベリアのほうが簡単に葉っぱが取れました。
エケベリアの方は、落ちた葉っぱがひとつ、根付いていましたが、セデベリアの方には一つも根付いていませんでした。
一個じゃあまりあてにはなりませんが、セデベリアのほうが葉挿しがつきにくいのではないかと思います。
あくまで推測に過ぎません。
植物の札は、間違っていることがとても多いので、見分けがつかないほどそっくり、ということは、近い品種だろうと言うしかないですね。
専門店が間違っているとは思えないのですが、ダイソーの方はよく間違っているので、なんとも言えません。
セデベリアとエケベリアの仕立直し
どちらもよくにているので、見分けがつかなくならないように、まとめてカットしておきました。
挿し穂の枝は長く切っていますが、後でもう少し短くカットし直しました。
棒状の根のついている部分からは、新しい芽がひょこっと上にできるので、そのまま育てて、新しい挿し穂にしていきます。
茎も土の上に乗っけておけば、新しく芽が出るんですが、葉っぱがあれだけあっても、ほとんど処分するので、茎も処分します。
カット苗は、セルトレーの穴に挿して、1日~半日、切り口を乾かしました。
上の段3つがセデベリア。真ん中がエケベリア。下の段は、形が違うのがわかるかと思いますが、エケベリア・ビニゲッセルです。
ビニゲッセルの仕立直し
ビニゲッセル、購入してわずかの間の画像の中にいます。
言いたくないですが、上段の真ん中。似て非なるものに成長しました。
下の方の葉っぱを取り除き、葉挿しを周りにして放置する予定でしたが、切り取ってカット苗にして、仕立て直すことにしました。だって、あまりにも別物に育ったから。
爪楊枝でグリグリ穴を開けて、カット苗を優しく差し込み、ピンセットで土寄せも一応やりました。
ビニゲッセルも、勝手に葉挿しできている葉っぱが落ちていました。
エケベリアは葉挿しが得意のようです。
カット苗を差し込み、空いているところに良さげな葉っぱとすでに芽が出ている葉っぱを置いて、それぞれが育つのを気長に待ちます。
2019年6月26日 その後のビニゲッセル
角度を変えると、1つだけ狭士がうまくいったことがわかります。
残しておいた茎は枯れてしまい、引っ張ったらポロンと取れました。
購入したときの画像は、上段中央なので、買ってきたときの方がみしっとしていますが、ここまで回復したのでうれしいです。
レティジアの仕立直し
セデベリア・レティジアも、同じように仕立てました。
ネットを敷いて、赤玉土を入れます。
川砂オンリーにしようかなとも思ったのですが、バーミキュライトをちょっぴりブレンドしてみることにしました。単なる気まぐれです。
もみ殻くん炭を使おうかどうしようか、とても悩んだのですが、やめました。
それも気分。
ポットから取り出すと、根がぎっしり回っています。
全体が広がるように苗を押し広げて、周りにも上にも土を入れて、濁りがなくなるまで水やりしました。
葉挿しができなかった場合、単に葉っぱが枯れるので、その場合はピンセットで挟んで取り除きます。
エケベリアの仕立直し
セデベリアそっくりのエケベリアも仕立て直しました。
ダイソー生まれなので、品種がわかりません。
一つしか、カット苗がないので、小さめの鉢を使うことにしました。
余った葉っぱは処分して
置場所にすでに困っているので、余った葉っぱは、処分してしまいます。
一般家庭で一度に大量生産してもしょうがないので、ちょびっとずつでええじゃないかと私は思います。
春になる頃は、小さな芽がでたり、カット苗が育ってくるため、やがてはまた、同じように葉っぱも採れ、また葉挿しするチャンスが生まれます。
しかし、去年の12月に買ってきて、半年もしないうちに、「ナニコレ?」という姿変わりを見せてくれたセデベリアとエケベリア。
大きくぷっくりかっこよく育てるまでの道のりは、果てしなく遠いようです。
2019年4月17日 その後のエケベリアとセデベリア
うまくいかなかったら困ったなと思っていたエケベリアとセデベリアですが、かわいく子株も出てきていました!
そっくりだった二つですが、セデベリアの方が全体的に葉に厚みがあって、丸みが出てきたように思います。
エケベリアが赤く色づいてうれしい。
古株がギュギュっとたくさんでて、かわいらしく育っています。
ママンも大きくなっていますね。
いなくなった葉があるものの、葉挿しもうまくいったようで、かわいい子株がちらほら。
エケベリアもセデベリアも、このタイプは茎が干からびました。
エケベリアの方が若干、子株の成長がはやいかしら。
セデベリアもギュッと詰まった株になるといいな。
2019年6月26日 その後のエケベリアとセデベリア
仕立て直す前はそっくりさんだったエケベリアとセデベリア・レティジアですが、何とはなしに違うところも増えてきたように思います。
どちらも葉挿しがうまくいきましたが、エケベリアの方が成長スピードが速いようですね。
梅雨に差し掛かってきたせいか、枝先の赤みがかったところが少なくなってきたように思います。全体的にエケベリアの方がみちっとしています。
セデベリアの方が子株がゆっくり成長するようです。
鉢が大きいのに育ちがゆっくりなのも、おもしろいですね。