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ピエール・ドゥ・ロンサールに似た雰囲気の四季咲きのバラをご紹介したところ、クライアント様のご支援をいただき、アミ・ロマンティカのバラ苗を購入して育てられることになりました。
うれし~~い!
4つもバラ苗を購入した直後なのに、何の躊躇もなく受け入れるところが、こわいこわい。
でも、ウキウキがとまりません。
アミ・ロマンティカの魅力
ここで改めて、アミ・ロマンティカがどんなに素敵なバラなのか、ご紹介しましょう。
アミ・ロマンティカは、2010年フランス・メイアン社作出の四季咲きのつるバラです。
春から年末まで美しいバラが楽しめます。
人気の一季咲きのピエール・ドゥ・ロンサールは同社が1988年作出したものなので、だいたい四半世紀後に生まれた後輩というところでしょうか。
白地にピンク色が載るところまで似ています。
咲き始めはころっと丸い花がふんわり花開くそうで、花びらが90~100枚!豪華!!
2m四方で収まるようで、3mを超えちゃうピエール・ドゥ・ロンサールに比べるとおとなしいのもうちの庭にぴったりです。
耐病性が高く、花もちがいいとのことですが、その辺は育ててみないとわかりませんが、苗を見た印象では強健種のにおいがしました。
香りは微香性ですが、大きくなって花がわんさかつけば、結構香るんじゃないか?と思います。
「アミ」はフランス語で女友達の意味だそうです。ロマンチックなガールフレンドってとこでしょうか?フランス語のアミ・ロマンティカの方がかっこいいな。
Amazonで頼んだアミ・ロマンティカが届くまで
注文時の説明書きにも、注文確定後のメールにも、「15日以降に2~3日で届く」と書かれており、13日から在宅するのでちょうどいいと思っていたところ、「13日に時間帯指定なしで届きます」と例のごとくヤマト運輸からラインとメールで連絡がきたので、他の苗と同じく、「13日2時以降」に再指定しておきました。
他の楽天のお買い回りで購入した苗と同じ時に、アミ・ロマンティカも届きました。
届いたアミ・ロマンティカは納得の高品質
ガムテープを外すと、苗は新聞紙でふわっとくるまれていました。
ビニール袋の位置にガムテープで、軽く鉢を段ボールに固定しようとしただけのようですが、ガムテープが短すぎて全く役に立っていませんでした。
枝が上部を固定するから、それでも問題なく届いたようです。
そのまま苗を取り出します。
しっかりした枝ぶりです。ふっとくなりそうで、トゲも少ないのタイプのようです。
京成バラ園の品とわかる立派な札が二つもついていました。橙色の札の方は、つけたままにしておきます。あとで誰が誰かわからなくならないように。。。
アミ・ロマンティカの植え付け【年末編】
枝がとってもしっかりしていて「私結構じょうぶでデカく育ちますの♥」と言っているような気がします。
少し早めに強剪定して、鉢上げして地下部も切り詰めて、それから数か月ってところかなと思います。
若い柔らかい葉っぱが生き生きしています。
多少黄色い古めの葉っぱも残されていますが、非常にいい状態だと思います。
ですが!
年末なんでね~~申し訳ないですけど、うちは寒冷地だし、葉っぱさんとサヨナラです。
病気もなさそうだけど、ガッツリ休眠してもらいます。
サリーホームズが、テッポウムシにやられたらしく、枯れそうだったのを、枯れたとみなして引っこ抜き、その後にアミ・ロマンティカに入ってもらいます。
抜いたサリーホームズは根っこも減っていて、「ここに虫がついたな」と思う場所もありました。
まだ2年ほどだったので、ひとたまりもなかったようです。
で、気を取り直して、さらに穴を大きくして、馬糞堆肥をたっぷり加え、わしゃわしゃ土と混ぜてから土を大体埋め戻します。
根が回っていたから、ポットがなかなか外れなくて悪戦苦闘!
ニンマリのいい状態の根っこが見えました。
株の上の方の土がないのは、外れたときにバラッとばらけたからです。
外したわけじゃありません。
真冬ですが、そのまんま植えます。状態いいから、いじる必要なし。
苗をちょうどいい場所にセッティングし、周りを培養土で盛り土したあと、ポンポンたたいて軽く固めた後、サンデーマルチを厚く敷きつめ、その上にさらに敷き藁をしました。
かなりいい加減な敷き方ですが、あとで回収しやすいようにほぼ束のまま乗せるので、私の
雑さではこんな感じです。
敷き藁がびっしゃびしゃは好きではないので、敷き藁する前に水をたっぷりやっておきます。
水やりするのはサンデーマルチを敷く前の方が好きですが、後でも構いませんし、もちろん藁を敷いた後でも何ら問題はありません。
↓下の画像はアイスバーグを植え付けたときの土の様子ですが、アミ・ロマンティカのをとり忘れたのでこんな感じとわかるようにアップしました。
↓土の上に厚くサンデーマルチを敷いたところ。この上に敷き藁をします。
元肥にバケツ一杯の馬糞堆肥を入れたので、今回はバラ用の肥料はまきません。
真冬なので、春になったらオルトランとバラ用肥料を株もとにまきます。
我が家にアミ・ロマンティカがやってくるまで
まずは楽天で「バラ苗 アミ・ロマンティカ」で検索すると、5点ほど見つかり、値段もほぼ横ばいですが・・・送料が高い! 買うと苗代が1・5倍に跳ね上がります。
yahoo!でも検索と思ったところ、Amazonがちょうどサイバーセール?やってるっけ?と思い、同じように「バラ苗 アミ・ロマンティカ」で検索したところ、一つだけ出てきました。
値段は楽天と変わらず、でも送料がすごく安い!
でも、「ノーブランド品」の文字が。
よくよく説明を読むと、配送先は老舗の「園芸ネット」。
園芸組合のようにも見える店名が勘違いされやすそうですが、むかーしからネットで植物の販売をしていて、サイト内の植物の説明もとても参考になっているところです。
Amazonで購入しました。しかし、サイバーと全く関係ないバラ苗なので、割引は何もなし。
フランスメイアン社作出の名花で、京成バラ園の品とわかる札がついて、老舗の園芸ネットが配送元、それで何で「ノーブランド品?」と首を傾げつつ、納得の高品質にほくそ笑む私。
Amazonには詳しく画像付きでレビュー書いておきました。
その後のアミ・ロマンティカ|2018年5月10日
2017年の年末に庭に植え付けたアミ・ロマンティカですが、今冬の「雪が少ない」という悪条件にめげず、3月20日頃に敷き藁を外したところ、元気な姿が見えました。
所々に、赤い芽が出ているのがわかります。
このまま元気に育ってほしいところですが、夫が浜松転勤になったので、今まで以上にあまり世話に戻れないことから、留守番させるのが忍びなく、掘り起こして鉢に植え替える「鉢上げ」を3月末に行うという暴挙にでました。
年末に植え付けてそのまま休眠していたため、根があまり張っていないので、根っこをいじってしまう「根鉢を崩す」とか、根を切ってしまうといった出来事に見舞われずにガバっと鉢に移すことに成功。
すでに葉っぱが出始めていましたが、なんとか引っ越しできました。
↑上の画像は4月初頭のもの。
鉢の大きさは、直径も深さも30cmで、最大2m四方まで伸びるアミ・ロマンティカにはやや狭い鉢です。
もっと巨大な直径も深さも1m級の鉢もあったんですが(←芳純を入れていました。鉢で留守番させるのが嫌で、地植えに移したので空きました。)コレを運べと言うと、苦情がでそうなので、ちょっと小さめの鉢で、しばし様子見です。
育つか??大丈夫か??非常に心配しましたが、2018年5月10日現在(↓)。
左隣の、鉢が2回り以上小さいミニバラ・インフィニティに比べるとかなり見劣りしますが、元気に育っています。
小さな花芽が付きつつあるようにも見えます。
しばらく鉢植えぐらしをしていただきますが、良い状態に育っています。
その後のアミ・ロマンティカ|2018年6月22日
冒頭に新しく差し込んだのは、2018年6月22日のアミロマンティカ。
(2018年6月25日により豪華な花が咲いたので、冒頭は更に差し替えました。)
今年は咲かないか、咲かせないほうがいいかなあと思っていたのですが、大きく育てなくてもいいので、この際咲かせています。
前評判どおり、花びらの数は多そうなんですが、まだ小さい苗だからなのか、中心部分が緑色で花びらかどうかわからない形に咲きます。
咲き始めはラブリーなピンク色なんですが、咲き進むとかなり白っぽい。
蕾も、なんだかかわいらしくて、ちょっとラブリー。
鉢の下の方からもお花がお目見えしています。
元気に育ってくれて嬉しいですね。
花径は中輪の小さめといった感じですが、咲き始めなので、なんとも言えません。
ラベルとかなり違うので、本領発揮まで数年かかるのは間違いないようです。
これはこれでなんとも言えない魅力があります。
2018年6月25日 アミロマンティカ・本来の花が!
緑芯の花しか咲かない!と書いた翌日。
6月23日に、本来のアミ・ロマンティカのものと思える芯までピンクの花びらの、豪華な花が咲きました。
6月25日には、その、豪華なアミ・ロマンティカらしい花が複数になって、蕾もどんどん上がってきています。
ちょっとピンボケなので、午後2時頃、撮り直そうと思ったのですが、暑い日差しのためか、花がぐったりしていたので、このままにしました。
こぶりな花なのに、こんなに花びらが密集しているのは、お見事!としか言いようがありません。本当にきれいです。
数年後、本領を発揮し始めると、どれほど豪華か。
空恐ろしい程ですね。
2018年11月26日 アミ・ロマンティカの秋バラ
台風の塩害で葉っぱも蕾も全てダメになり、なかなかリカバリーできないままだったアミ・ロマンティカでしたが、晩秋にようやく秋バラが開花しました。
小ぶりの花ではありません。
アンブリッジローズより若干小さいくらい。
両手の手のひらをあわせた中にすっぽり入るくらいです。
咲き進んでも豪華できれいです。
コロンとした五分咲きも、花びらの多さが垣間見れて、これからが楽しみになりますね。
爽やかな香りも漂い、繊細な美しい花が秋空に映えます。
ツルも細いながらもホワンホワンです。
年末になったら、オベリスクに這わせようと思います。