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もうすぐ8月というのに雨続きの毎日です。
でも、あちこちで梅雨明け宣言が始まりましたね。
バラは水浸しでは簡単には枯れませんが、水切れすると簡単に枯れてしまいます。
お盆や夏休みで、旅行や帰省で長期不在にするとき、バラに水やりできないので困ってしまいますね。
我が家では長期不在の場合、四季咲きのバラの鉢植えは、いないうちに枯れてしまわないように、ビニールプールにドボンして出かけます。
不在の間手入れができないので、戻ってきたら花殻だらけ、伸び放題ということも。
戻って来たときにちょうどいい具合になっているように、お留守番前にバラの手入れを行っておきます。
どんなふうに我が家では準備をしていくのか、ご紹介していきましょう。
青龍
この青龍は2019年1月2日に、長野の庭で5年以上育てていたものを鉢上げして浜松に持ってきたもの。
2019年は非常によく咲いてくれ、5月からずっと花が絶えません。
下の方に葉っぱがないので、咲かなくてもいいから元気になってほしいところです。
なので、ばっつんばっつん、思い切って剪定します。
鉢植えで育てているので、それほど背が高くなる必要もないので、葉っぱをある程度残した状態で強めに剪定しました。
アイスバーグ
アイスバーグも青龍と一緒に長野から連れてきたもの。
アイスバーグは青龍と違って、2017年末から栽培を再開した栽培年数が2年未満のもの。
初代アイスバーグは2m四方に育っていたものが、テッポウムシであれよあれよといううちに枯れてしまいました。これは2代目です。
アイスバーグらしくびろんびろんに広がっています。
アイスバーグは、隣のルクリアにハダニを移されて葉数がいつもより少なくなっています。
花を切り落とし、傷んだ葉を取り除いたら、はげちょびんゾーンができていました。
すっきりしたら、葉っぱが少なめですが、いい状態だと思います。
アイスバーグならすぐ盛り返すと思います。
インフィニティ
インフィニティは複数鉢育てていたので、処分するためいくらかラクマに出し、売れ残ったものは黄色一株、ピンク一株残し、後は欲しいというお友達にプレゼントしました。
この黄色のインフィニティは左側のシュートが伸びすぎているので、剪定頃を過ぎたくらいですね。
右側の曲がった枝もきれいになるようにカットしました。
傷んだ葉があるので、取り除きます。
上の画像の左側の突出していた枝は、もちろん大胆カット。
これでもまだ長いので、その下の芽の上でカットすることにしました。
もうすぐ咲きそうな蕾だけを残しました。
切ろうかどうか悩んだのですが、インフィニティは開花に至るまで時間がかかるし、開花後も長く花持ちするので、2週間後に花に会えるかも?と思い、残してみました。
開花している様子が見られるといいですね。
チャイコフスキー
シュートが一本、本当にすごく伸びすぎたチャイコフスキーです。
チャイコフスキーも、2017年末から育て始めて、2019年1月2日に長野の庭から掘り上げて浜松に運んできたもの。
下の画像は、上の画像の下の部分。
右側の赤めの葉っぱの付いている一よりも気持ち低いところまで切り戻します。
一度切り戻したんですが、また伸びたので、致し方ありません。
この枝も、ちょっと伸びすぎているので、切り戻します。
傷んだ葉を取り除き、全体にすっきりしたので、チャイコフスキーの剪定はここまで。
夏剪定なので、必要以上に深く切らないし、葉っぱもなるべく温存します。
アミ・ロマンティカ
2017年末からから栽培しているアミ・ロマンティカは、四季咲き性の高いつるバラ。
2019年の開花はスタートがゆっくりでしたが、二番花から徐々に多花性を発揮して、花数が多くなってきました。
まだきれいな状態の花がたくさんついていて、蕾や開花しかけの花もたくさんありますが、花と蕾を取り除き、簡単に誘引しなおしておきました。
つるバラなので、剪定も弱めで、10~15cmくらいの長さを切り取るだけにしました。
傷んだ葉だけを取り除き、広がりすぎない程度に誘引しなおしました。
元気にお留守番してくれるものと思います。
エウリディーチェ
アンブリッジローズとともに2018年5月下旬から栽培しているエウリディーチェは、元気のいいアンブリッジローズとは対照的に、「枯れるかも??」という言葉が何度も頭に浮かぶ病弱なタイプのバラです。
春からの花数も少なく、今、一輪が清楚な花を咲かせてくれていますが、これも剪定して切り花として楽しむことにします。
少ない葉数ですが、下の方の傷んだ葉は取り除きます。
脆弱なのに伸びすぎた茎は周りに合わせて短くします。
もともとお寂しい葉数なのに、さらにお寂しくなって見えますが、長さを大体そろえることができました。
右下の赤みがかった葉が元気に伸びてきたシュートの先についているので、蕾が早めにあがってくるかと思います。
この次会える時に、成長がみられることを楽しみにしています。
ガブリエル
ガブリエルは、2019年1月10日に我が家にやってきた大株でした。
6号鉢と思しき鉢に入っていましたが、10号くらいの鉢に植え替えて育てています。
念のため、2019年春は開花させないつもりで花殻摘みをし続けていました。
50以上の蕾を取り続けてきて、蕾の上りが少なくなってきたので、ちょっと監視を緩めていた隙に一輪咲いてしまいました。
非常に優雅で繊細な花なので、うれしい驚きです。
”ブルーシトラス”の香りも、非常に優雅で華やかな香りでした。
花は切り取り、全体の樹高が揃うように軽く剪定し、傷んだ葉っぱをとりのぞきました。
強い剪定をすると枯れやすいので、10~15cmくらいしか剪定していませんが、ドキドキものでした。
デリケートなバラなので、常に身近に置いてよく見ていたいのですが、しばらく見ることができないので心配です。
ナエマ
ナエマは、2019年2月14日、バレンタインデーから育て始めました。
10号?30型ローズポットで育てていますが、”ろくろっくびナエマ”の通り名に恥じない花茎の伸びっぷり。
恐ろしい勢いでベイサルシュートもサイドシュートも伸びてくるので、適宜剪定して高さが出すぎないように気を付けていますが、かなり伸び切っています。
しっかり伸びた枝は、下の方の新芽の上でカット。
三本の茎のうち、一番下は細めなのでかなり深く切り取り、上の太い2本も深めに切り落として、大きくなりすぎるのを抑えます。
いずれも、新芽を必ず残してカット。
ばっさばっさ思い切りよくカットしたので、かなりすっきりしてきました。
まだピンクに色づいていませんが、大きめの蕾が付いています。
どうしよう・・・・と悩んだのですが、思い切ってカット。
かなりすっきりしました。傷んだ葉を取り除いて、出来上がりです。
ナエマは樹勢が強く、樹勢を抑えて育てたいので、どんなふうになっているのか、再会が楽しみです。
アンブリッジローズ
アンブリッジローズは、株がかなり広がり、3番花が盛大に咲き始めたところなので、ここで剪定してしまうのはちょっともったいない気がしますが、アンブリッジローズは花もちがそれほど長いわけではないので、花はなるべく剪定しておくことにしました。
剪定しても、切り花としてまだまだ楽しめます
本当によく咲いてくれます。
花を大体取り除いたら、大きさをそろえていきますが、必ず切り口の下に新芽を残します。
傷んだ葉を取り除いたら、出来上がりです。
水切れさえしなければ、少し成長したアンブリッジローズに会えると思います。
グリーンアイス
グリーンアイスは、2017年国際バラと緑のガーデニングショウの会場の外で売られていた挿し木苗を、株分けして育てたものの一株です。
好きなようにものすごく長く伸びた花茎が2~3本あり、ハキリバチに葉っぱを切り取られた葉も多数あります。
花も多数咲いていて、グリーンアイスはミニバラとしても優秀ですね。
ザックリ伸びすぎた花茎を切り落とし、全体の茎の長さを揃えました。
ハキリバチに切られた葉はそのままに、傷んだ葉だけを取り除きました。
右上隅に切り取った花がごちゃっと写っていますが、これは切り取った茎や葉の一部で、全部ではありません。
伸びすぎない方がいいので、すっきりさせたくて強めに剪定しました。
排水溝掃除を済ませてからプールに戻して
バラの剪定が全部終わったら、プールの中にまだ残している鉢も含めてすべてプールから出して、中の水を一度、全部抜きました。
排水溝にも葉っぱや花殻がたまっているので、きっちり掃除してからまたプールに戻します。
直径150cm前後のビニールプール2つに鉢がいっぱいです。
水を毎日あげなくてもよい鉢をいくつかはプールの外に出しています。
上の画像の左隅の白い花は胡蝶蘭ですが、胡蝶蘭は水を毎日上げる必要がないのでやっぱりプールの外です。
ペチュニアやイチゴの苗なども同様です。
ルクリアはプールに入れてもいいのですが、周りにハダニをまた移したら困るので、外に出したままにしました。
剪定枝は切り花で楽しんで
剪定枝の状態のいい花は、切り花で楽しみます。
上の画像は、上側がアイスバーグ、下側がガブリエルです。
ガブリエルだけを見ると、白い花びらに見えますが、アイスバーグと並べると明らかに花びらの色が違うのがわかります。
花瓶が、力の抜けまくったワンカップでごめんなさい。
アミ・ロマンティカやアンブリッジローズ、エウリディーチェも切り花にすると、それぞれの花姿の違いが目立ち、それぞれの美しさが際立ちます。
部屋中バラのいい香りが漂い、素敵な気分が満喫できます。
今回、切り花にしたあと、1日で処分してしまうため、湯切りせず、水切りにしただけでしたが、翌日アンブリッジローズの蕾がいくつか咲きました。
バラの花は可憐な花ですが、生命力が強いですね。
今後のプール・インサートROSEのお世話は?
プールに水を張っていきますが、プールに直接水を入れるのではなく、鉢に水やりするように土にたっぷり水をやり、プールの底に水をためた状態に仕上げます。
この作業を行ったとき、まだ梅雨が明けていませんが、いつ開けるとも限らないので、水深5cmほどになるように水をためておきます。
7リットルのじょうろを使って、両方のプールに水をしっかりためるのに、10回以上水やりしました。
水が多いと枯れやすいものはプールの外に
二つのプールでもベランダの鉢が全部入るわけではないこともあり、水が常時あると枯れやすい植物はプールには入れてありません。
水深が上がりすぎて水没すると腐ってしまう危険性のある植物(バラ以外です、もちろん)も中に入れないようにしてあります。
水切れすると枯れやすいものは排水溝に近いところに
ベランダには傾斜があり、排水溝からより遠い室内に近い場所の方が高くなっているので、ハイビスカスやポインセチアなど、水がないときもある方が好きな植物を排水溝から遠い位置に入れ、より枯らしたくないバラを排水溝に近い位置に入れてあります。
私はすぐには世話をしに戻れませんが、5日後くらいには夫が戻れるので、夫が水の入り具合を見て水を足してくれます。
帰ったときに、元気に成長したバラに会えることを楽しみにしてます。