【2019】秋バラbest10☆育てて大満足!お気に入り四季咲きのバラ10選

暑い夏に終わりが見え、秋バラのシーズンが始まりました。

バラの開花に心がうきうきしてきます。

四季咲きのバラの、春とはまた違った見頃がやってきました。

やっぱりバラは四季咲き!ですね。

雑誌やSNSなどでも、秋バラのランキングを見かけるようになりました。

「秋にバラ?バラは春に咲くものじゃないの??」といわれ続けて幾星霜、ようやく秋バラがメジャーになってきたのでうれしい限りです。

手間のかかるお世話だって続けていられるのは、長く咲き続けてくれるからこそ。

では、私の秋バラのお気に入りランキングをご紹介しましょう。

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【2019】秋バラお気に入りランキングBest10

選択基準はズバリ、私が気に入っていること。

売れ筋のバラとはかぎりませんし、絶賛売り出し中というわけでもありません。

あくまで私が気に入っている、秋バラとしてとても楽しめて、お気に入りのバラたちのランキングです。

なので、えー、コレ??と思うものが入っていても、ご了承ください。

わたしもこれ、好きだわ!と共感していただけたら嬉しいです。

秋バラがみごとであるからこそ、四季咲きのバラを育てる意味があるのだと思っています。

第10位 プリンセス・ミチコ

プリンセス・ミチコは、1966年、イギリスのディクソン社から皇太子妃だったミチコ妃殿下に送られたフロリバンダローズです。

プリンセス・ミチコは枝がまっすぐ育つバラなので、上皇后様の人柄のようなバラだと思います。

年がら年中、あまり世話をできなくても、本当によく咲いてくれるバラです。

花びらの数はあまり多くありませんが、花びらにふんわりウエーブがかかっていて、ひときわ目を引きます。

プリンセス・ミチコならではの独特のオレンジ色の花が、まっすぐに伸びた太い茎の先端に数輪集まって咲きます。

シュートもよく伸びてきますが、古い太い茎にも長く花を咲かせ続けてくれます。

剪定が甘いと背丈がかなり高くなってしまうので、冬の強剪定はがっつり目がおすすめです。

プリンセス・ミチコは、春よりも秋バラの方が、鮮やかな花色の期間が長く、追肥がしっかりしてあれば春も秋も花数は損色がないので、一つの花が長く楽しめる分、秋の方がお得感があります。

刺が多いのが最大の難点で、カイガラムシ退治をしようとして、血だらけになったことが何度もあります。

5年以上前、テッポウムシが付いて株半分になりましたが、元気に今も咲いてくれています。

実はこのプリンセス・ミチコ、十数年前、大神ファームさんのネット懸賞に当選して我が家に来てくれたもの。

当時から、しっかりした株でした。

第9位 ストロベリーアイス

ストロベリーアイスは、1975年仏デルバール社作出のフロリバンダローズです。

ストロベリーアイスも、年がら年中、これでもかと花を咲かせてくれる元気のいいバラです。

新苗でも、植え付け後3年もしないうちに、2~3mの樹高になり、ぶっとい茎だらけになります。

高価なバラ苗ではないのに、この多花性・強健ぶり、コスパが最高のバラの一つといえます。

強健種なので、生育が旺盛なため、鉢植えで育てるのはおすすめできませんが、広めのスペースを取って庭植えにするのはおすすめです。

南側ぎりぎりに隣家がででんと建った為、日当たりが悪くなってしまい、大株が維持できないかもしれないと、2018年末に思い切った強剪定を行いましたが、8割方もとに戻っているので、驚きの成長ぶりだと思いました。

つるバラではありませんが、つるバラのように自由奔放に茎を伸ばしていきます。

ツル状に横に長く伸ばした茎にも、まっすぐ中央から上に伸びた茎にも、春にも秋にもバラがどんどん咲きます。

テッポウムシが付いたことがあり、その年は花数が少なめでしたが、周りよりはそれでも多く、樹勢もあまり弱まらなかったつわものです。

ストロベリーアイスの花数は、春に比べると秋バラの方が若干少なめになりますが、もともと他にないほど花数が多い品種です。

夏に肥料をあげていなくても咲き続けるし、年末まで徐々に花数を減らしながらも、ずっと複数輪咲き続けるので、「四季咲きのバラ」というのは、ストロベリーアイスにこそふさわしい名前だと思います。

第8位 アンブリッジローズ

アンブリッジローズは1990年英デビット・オースチン作出のシュラブローズです。

アンブリッジローズは、真夏に肥料をあげていなくても数輪咲くためか、秋バラが一気にどんと咲くのは少し遅れを取るようで、2019年9月29日現在では花芽がぼちぼち、蕾がぼちぼちといった状態です。

遅れた分といっては何ですが、大きめの花が、年末近くまで複数輪咲き続けます。

2018年、11月になってもきれいな花がたくさん咲いていました。

秋バラは開花がゆっくりで色が濃い反面、花が若干小さめになりやすいのですが、アンブリッジローズは豪華さを維持します。

アンブリッジローズが開花すると、優しい甘い香りがあたりに漂い、そばにいると優雅なひと時が過ごせます。

咲き進むと花芯が見え、花びらの数が多いのがよくわかります。

両手に抱え込むほどの大きな花が咲くのは、春も秋も変わりません。

小さめの花が咲くのは、夏だけですね。

アンブリッジローズの咲き始めは、春バラも秋バラも同じで、コロンコロンとしたかわいらしい花になり、「花びらの数も思ったほど多くないわね」と一瞬考えてしまいますが、その後どんと大きくなっていきます。

大きなバラの花は、自分の首が重すぎて垂れがちですが、アンブリッジローズは茎がそれほど太く無くても自立性が強く、上に首を上げ続けてくれます。

育ちすぎず、管理もしやすいので、庭植えにも鉢植えにもおすすめの品種です。

第7位 青龍

青龍は、2002年、小林森治氏が36年の歳月をかけて作り出した、バラの交配だけで作り出した、バラの青色色素遺伝子「ロザシアニン」を持つハイブリットティーローズ(HT)です。

大きくなりにくい、茎が太くならない、花が雨で簡単に傷む、病害虫にも弱い。

ややっこしいバラですが、優雅な花色がとても素敵で、これがそばにないと寂しくなってしまいます。

青龍はその育てにくさから”魔性のバラ”と呼ばれる繊細なバラですが、ついた蕾はほとんど咲き、花数も少なくありません。

ガブリエルのように、新苗の時に付いた蕾を全部咲かせたら枯れかかる、なんてこともありません。

そこまでは弱くないし、病弱でもないと言ったらいいのでしょうか。

青龍といえば、花色と花姿、育てにくさに注目が集まりがちですが、強くはないとはいえ、独特のすっきりした優しい香りがするので、香りにも注目してほしいところです。

画像でもうどん粉病がはっきり見えていますが、さっさと病巣部分を取ってしまえば、それほど広がりません。

黒星病に夏場かかりやすいのですが、これも病巣部分の葉っぱ取りをすると、葉数が少なくても秋バラもちゃんと咲いてくれて、枯れることなく越冬します。

第6位 ナエマ

ナエマは1998年仏デルバール社作出のつるバラですが、花が大きいのでクライマー「CL]ではなく、ラージフラワードクライマー「LCL」に分類されます。

香りが非常に素晴らしいため、ゲランの香水「ナエマ」から名前が取られているように、一輪咲くだけで素晴らしい香りがあたりに漂います。

ナエマは、つるバラですが、つるバラとして育てずに、春、花が終わるたびにガッツリ剪定する、という感じで剪定を強めにするのを繰り返していくと、樹高が抑えられ、ろくろっくび状態も抑えられ、秋バラも楽しめるようになります。

ただし、夏場はまったく花を咲かせないし、蕾も上がってくるのはゆっくり目です。

2019年9月29日現在で、明らかに蕾と分かるのは2つだけで、後は花芽状態です。

ナエマを育て始めたのが2019年2月からなので、まだ秋バラを咲かせていません。

とはいえ、花の画像ナシはちょっと寂しいので、春のナエマの花の画像をUPしました。

秋バラが咲いたら順次画像を入れ替えます。

ナエマのフリー画像がいくつか見つけられましたが、秋バラとは思えなかったので、同じ春バラなら、自分ちの春のナエマを代わりに挿入しておいた方がいいやと思いました。

咲いたら差し替えます。

2019年10月5日、ナエマの秋バラが咲きました。

最初の花なので、若干小さめだと思います。

次の花はもっと大きくなるのではないでしょうか。

私の手が入ってしまっていますが、蕾がすぐ下に見えています。

第5位 アミ・ロマンティカ

アミ・ロマンティカは、2010年仏メイアン社作出のつるバラ「CL」です。

アミ・ロマンティカはつるバラですが、秋になっても、これでもかというほど花びらがぎっしり詰まった花を複数輪咲かせてくれます。

香りはあまり強くない微香性です。

咲き始めは、とてもラブリーな小さなバラで、花びらの数はそれほど多くないように見えますが、あっという間に開花が進み、ドドンと大きな花になります。

つるバラなので、あっちゃこっちゃ好きな方を向いて花が咲きます。

首が重くて茎が耐えられなくて垂れ下がっているというより、つるが長いので全体が垂れてしまうようです。

咲き進むと、花芯が緑がかった茶色になっていくので、花びらが落ちて掃除が大変になる前に切り落とします。

特別な誘引や切り戻しはしていないし、秋なのに、つるバラとは思えないほど蕾がどんどん上がってくるので、”四季咲き性のあるつるバラ”というキャッチフレーズがようやくガセではないつるバラが見つかったように思います。

微香性なので、鼻を近づけてクンクンしないと香りませんが、すっきりとした優しい香りがします。

成長がゆっくり目なので、鉢でも育てられ、誘引や切りつめに四苦八苦するほどでもないので育てやすいバラです。

第4位 アイスバーグ

アイスバーグは1958年独コルデス社作出のフロリバンダローズです。

バラ愛好家なら、必ず一株は持っているといわれている、白薔薇の代名詞ともいわれているアイスバーグの多花性は強く、春は恐ろしいほど咲き、夏に肥料をあげなくてもそこそこ咲き、秋にもまた咲くという、年がら年中咲いているようなバラです。

刺がほとんどないので剪定もしや

すく、多少枝が広がりすぎるところはありますが、手間いらずといった印象があります。

甘やかな黄色い花芯は、やがて茶色くなってきます。

上↑の画像のアイスバーグの花は切り頃ですが、もうちょっと楽しみたいのが秋バラですね。

アイスバーグは、我が家では初代がテッポウムシにやられて枯れてしまい、今いるのは2代目です。

長く育てているし、花数が本当に多いので、さぞや写真が多いだろうと思ったのですが・・・実は、ほとんどなかったのです。

あまりにスタンダード、あまりにいつでも咲いているため「いつでも撮れるし」と考えてしまい、あえて画像に残そうとしなかったようです。

なんと、春のアイスバーグも秋のアイスバーグも、写真が数枚しかありませんでした。

あまりに少ないので、フリー画像を足しました。上の画像は、フリー画像です。

アイスバーグの冒頭の画像は、自分のスマホの中の、自分で撮った写真の中から見つけたものですが、足そうと思って取ってきたフリー画像の中に、まったく同じものが混じっていました。

冒頭の画像は周りを切っていますが、見つけた画像は周りの葉っぱや新芽、剪定後の切り口までまったく同じなので、自分で撮った画像と同じだと思います。

う~~ん、著作権の侵害を申請すべきか??

この程度の画像が高収入につながるとも思えないので、良しとしますか。

2019年10月になって、アイスバーグの花の画像が撮れたので、追加挿入しました。

第3位 イヴ・ピアジェ

イヴ・ピアジェは、1985年仏メイアン社作出のブッシュ樹形になるハイブリットティー(HT)ローズです。

イヴ・ピアジェは、イブピアジェ・イブピアッチェの名前でも流通しているので、別のバラと思っている方も多く、人気が分散してしまっていますが、香りも高く、育てやすいバラです。

スイスの高級宝飾時計メーカー・ピアジェ社会長のイヴ・ピアジェ氏に捧げられたバラです。

イヴ・ピアジェを、お盆の帰省の時に実家の庭に植えて帰りましたが、一向に咲いた画像が届かないと思ったら、「もう花が終わって葉っぱと枝だけだよ、いい香りがしたよ~~」なんて、のんきなLINEを妹からもらいました。

終わったんじゃない、追肥しないから次の花が咲いていないんだよ!と怒りましたが、追肥してもらえるとは思えないので、帰ったときに多めに追肥しましょう。

濃い花色とウエーブのかかった花びらが特徴です。

画像のイヴ・ピアジェは、2018年11月に横浜イングリッシュガーデンに咲いていたものを撮影したものです。

私が植えたのを載せたかったです。

2本植えずに、1本持ち帰りたかった。子供が反対するから泣く泣く両方植えたのに、やっぱり大事にしてもらえないなんて、ほんと口惜しいです。

蕾の段階ですでに大きいので、花の大きさがわかりますね。

第2位 エウリディーチェ

エウリディーチェは2016年、バラの家の木村卓巧氏作出のシュラブ樹形になるフロリバンダローズです。

まだ若い品種なので、栽培数が多いバラではありません。

日本の風土に合ったバラ「ロサオリエンティス」シリーズだからでしょうか、育ちは青龍なみのものすごくゆっくりで全然大きくならないのですが、特別に病弱というわけでもありませんし、多花性もあります。

香りがよくて、花姿も優雅なので、咲くとウキウキします。

難しそうに見えるバラですが、育てやすいと思います。

我が家のエウリディーチェは、2018年5月から育て始めたので、2018年の春バラは当然ほとんど咲かず、秋に一斉に咲いて、結構きれいねと思ったのですが、2019年春もぽちぽちしか咲かず、「病気かしら??」とやきもきしました。

2019年、エウリディーチェにも7、8月は追肥していないのに、7月になってから急に蕾が上がりだし、ぼこぼこ咲き始め、2019年9月29日現在も蕾が次々上がって花が咲き続けています。

株はあまり大きくないし、成長もかなりゆっくりですが、小さめでも花がきれいで優雅で、ピンクのガブリエルといった感じの花姿で楽しめています。

第1位 ガブリエル

ガブリエルは2008年河本純子氏作出のヘブンリーシリーズのフロリバンダローズです。

新苗でもどんどん蕾をつけていきますが、まだ小さい幼苗に花を咲かせると、あっという間に弱って枯れることもあるバラです。

我が家にガブリエルがやってきたのは2019年1月ですが、がっつり太い茎がたくさん出ていたので、明らかに大苗だと思われました。

春には次々蕾も上がってきて、新苗ではないとはいえ、念のため咲かさないよう、摘蕾を繰り返しましたが、摘んだ蕾があっという間に50を超え、もうすっかり摘蕾が嫌になってきた頃、ついうっかり咲かせてしまったものが↑上の画像です。うっすら紫がとても美しいバラでした。

ガブリエルの秋バラは、色が白に近い感じですが、実際アイスバーグと並べて比べたりすると、紫がかっているのがわかります。

優しい優雅な香りがして、花も美しいので、秋バラも咲かせないつもりでしたが、もうちょっと咲かせて様子を見ようと思っています。

摘蕾しなくなったら、あっという間に蕾が増え、これを全部咲かせて大丈夫だろうかと日々悩んでいます。

株の体力を消耗させないように、咲いたら八部咲きで直ちにカットして、それ以降は切り花で楽しむようにしています。

切り花そのものは、3日くらいは余裕で持ちます。

デリケートなバラこそ、やはり育てがいもあって、咲いたときの感動はひとしおです。

2019年10月に入ると、9月より花びらの数が多い花をつけるようになってきました。

秋バラのシーズンが始まりました!

秋バラのシーズンが始まっています。

剪定がちょっと遅れた長野の自宅のバラたちは、開花状況が今一つですが、まあ自宅にあまり帰れていないから見れないし。致し方ないですね。

浜松のベランダのバラたちは、まだまだ小さめの花がポチポチ状態ですが、蕾が上がってきています。

これから、年末に強剪定するまではバラの開花シーズンが続きます。

バラに急き立てられるように花殻摘みをする春のバラと違って、開花が進むのがのんびりな秋バラは、ゆっくり楽しめます。

これだから、四季咲きのバラを育てるのがやめられない!と実感できます。