バラのこぶ病の対処法【我流】スノーシャワープチシャンテ

小さくて薄く白い花びらがギュッと寄り集まった、花径3cmくらいの小輪の花がロゼッタ咲きまたはポンポン咲きするスノーシャワープチシャンテは、16年前、初めて自分で購入した修景バラです。

今から思えば愕然とするような、さまざまないい加減な栽培方法をへて、今も枯れずにいてくれるから、野生のカンが働いたのかもしれません。

しかし、5年ほど前から、茎の途中に茶色いこぶのようなものがたくさんできるようになりました。

「こぶ病」だと思いますが、対処法などあまり知られていないようで、「土ごと丸ごと処分する」というのが一般的なようです。

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スノーシャワープチシャンテはこんなバラ

スノーシャワープチシャンテには、白と赤の2種類がありますが、売っていたのは白いもの一鉢だけだったので、白しかないものだと長い間思い込んでいました。

花殻の首がポロンと勝手に落ちるセルフクリーニング機能を持つバラを「修景バラ」といいますが、スノーシャワープチシャンテはこの修景バラになります。

とはいえ、頑固にくっついていることのほうが多いです。

茎は、太いもので5mmくらいで、大抵は3mm以下の細い茎がだらだら~っと垂れ下がるので、ハンギングバスケットに仕立てるのに向いています。

以前、地植えにしようとしたことがあるのですが、どろんどろんになりながら横張りするので、困り果てて鉢植えに仕立て直しました。

根っこはあまり大きく伸びないミニバラです。

5年位でも、地植えにしても、直径30cmくらいにしか広がりませんでした。

白のスノーシャワープチシャンテの蕾はピンク色で、咲き始めはピンクがかっていて、咲きすすむと真っ白になります。

小さな花びらがぎっしりなので、ポンポン咲きと言われています。

数えたことがなかったのですが、80枚と書かれているのを見て、そんなもんか~とおもいました。

小さなつるに小さな花が咲くわけですが、小さい刺も結構ついていて、剪定するときや、周りにすぐ生えてしまうクローバーや野生のすみれを引っこ抜こうとすると、手が傷だらけになります。

花びらは薄っぺらいので、雨がちょっと当たると蕾も花も茶色くなってしまいますが、どんどん花が咲き続けるので、傷んだ花ができても、「またすぐ咲くから、いいや!」と思えます。

バラのコブ病

バラのコブ病は、ネットで検索しても対策が余り出てきません。

深刻なウイルス性の病気で、発病した苗は即廃棄処分するべき病気だと書かれているのをよく見かけます。

コブ病って何?と思われるかもしれませんね。

バラの茎に茶色いゴツゴツしたコブができる病気です。

画像の、プランターの縁の上の茎のところにできているのが、コブ病です。

一つ見つけたら、他にもいくつかあることがあります。

一般的な対処方法は?

一般的な対処方法としては、まるごと抜き去り、周りの土と一緒に処分する方法が取られます。

どうしても処分したくない場合、コブをこそげ落とした後、殺菌剤をかけておくという方法が取られるようです。

でも、またコブはできるし、だんだん株が弱ってきて、数年持つものもあるけれど、いずれ枯れることがよくあるようです。

私の対処方法は大きめ剪定

私の対処方法は、大きめ剪定して、コブの部分を含めた枝を処分する、というもの。

前出のプランターの縁のところのコブから10cmほど離れたその根本をカットしています。

切り落とした枝のその先にきれいな花が咲いていたら、まとめて花瓶にさしておくこともあります。

花瓶にさした状態で1週間は楽しめます。

ウイルスの塊とも思えるコブをこそげ落としたら、その周りに飛び散りそうなので、なるべく触らずビニール袋に詰めてゴミに出します。

念の為ハサミは使うたび消毒して

コブ病を発症したバラを剪定した後は、他のバラに病気を移してはいけないので、ハサミの先を消毒用のアルコールでしゅしゅ~~っと消毒しておきます。

キッチン用を愛用しています。

なんでもかまわないから。

発病5年?今も元気だけれど

実はスノーシャワープチシャンテのコブ病が発病したのは5年ほど前からです。

栽培16年。今も元気で、12月現在も花盛りなので、処分する気になれません。

地植えなら、大きく土をえぐり取って、まるごと処分しないとほかへの感染が心配されるのでしょうが、もともと、他のバラと大きく離れた位置で栽培しており、独立した大型プランターに栽培しているので、ウイルスの感染拡大はそれほどひどくならなかったのかもしれません。

しかし、現在は、周りに他のバラの鉢植えがある状態です。

今の所、感染が他に移っている様子はないので、空気感染する確率は低いのかもしれないと思っています。

コブをこそげ落としたら、わかりませんが。

発病から5年。

栽培して16年。

もはや、”数年で枯れる”という定義から大きく逸脱しているので、見つけたら感染部分を含めて大きめに処分する、の対応はあながち間違っていないと言ってもいいのではないかと思います。

念の為、これからも他に感染しないように、スノーシャワープチシャンテを剪定した後は必ずハサミを消毒するのを忘れないようにします。

2019年3月28日その後のスノーシャワープチシャンテ

冬の強剪定の時、新しいこぶは見つかりませんでした。

春になって芽吹き始める前、棒状のスノーシャワープチシャンテを日々観察していましたが、こぶ病は出ていませんでした。

とはいえ、秋以外に出た覚えがまるでないので、あまり気にかけていませんでした。

2019年3月28日、もじゃもじゃになりつつあるスノーシャワープチシャンテですが、今のところこぶ病は出ていません。

秋までもつといいなと思います。

株そのものは、今のところ、よい状態です。