パンジー・ビオラの魅力と育て方|パンジー・ビオラをとことん楽しむ

夏の暑さが和らいで、過ごしやすい季節になると、園芸店やホームセンターの店頭に、パンジーやビオラの色とりどりの苗がたくさん並びますね。

パンジーやビオラは、12月の年末商戦が始まるまでどんどん入荷します。

年末年始の間は姿を消しますが、2月ごろになると再び店頭を賑わせてくれ、地域によりますが、春先まではいつでも購入することができます。

スポンサーリンク

種からも育てられるけれど

パンジー・ビオラは、種からも育てられ、種もとても安価です。

パンジー・ビオラの発芽適温は20℃前後。

秋のお彼岸頃が本来の種まきシーズンですが、それでは秋から楽しめない。

苗の販売開始頃にはまだ種。

8月中旬頃に、エアコンが効いている室内で種まきしたほうがいい感じ。

そして、種が安いのにいっぱい入っている。

私がパンジー・ビオラにさけるスペースから考えると、ほしいのはせいぜい3~4株まで。

ワンポットに3つ分くらいは芽が出ているとしても、種が大余りしてしまいます。

翌年まで種を置いておけばいいじゃんと言われそうですが、種は保存期間が長いと発芽率が大幅に下ります。

冷蔵庫に保存しておくにしても、めんどくさい。

そして、更に、パンジー・ビオラは毎年開発競争が激しくて、可愛らしい新品種が続々登場しています。

ということで、おすすめは、やはりポット苗。

可愛らしいお姿を選んでゲット。

早いほうがいっぱい選択肢があるけれど、別に勇み足は不要。

次々出るもんね。

パンジーとビオラの違いは?

ガーデンコーナーで見知らぬオジサマが、「パンジーとビオラって、どこが違うんだ!?」とつぶやかれていました。

そばで見ていた見知らぬオバサマが、「4cm以下はビオラ、それより大きいのがパンジー」とすかさず答えていらっしゃいました。さすがです。

でも、現在は、その境界は非常に曖昧。

だいたいそれで合っていても、それぞれ規格外があるらしい。

でっかいビオラに、ちっさいパンジー。

よって、生産者が「ビオラ」と言っているものが「ビオラ」で、「パンジー」と言っているものが「パンジー」と私は解釈しています。

だいたいね、元を正せば、おんなじじゃない?

もともと園芸品種だから原種はないし、品種改良が進みすぎて、もはや生産者でも何種類あるかわかんないって言うし。

ビオラの方が寒さに強くて、花数が多くて、花期が長めらしいけど。

花が小さめのものが多いから、自然とそうなるだけ。

元がおんなじだもんね。

パンジー・ビオラは秋植えがお得

パンジー・ビオラを育て始めるのは、ぶっちゃけ10~3月までいつでも可能です。

でも、いつから始めるのが一番お得か?というと、「10月から!」が私の持論です。

適度に涼しくなっているから、株が蒸れにくいっていうのもあります。

あんまり早いと、枯れやすくなりますよね。

まずは球根の水やりのために育てる

パンジー・ビオラを買ってきたら、球根も一緒に買うのがおすすめです。

ユリは地下深くに埋め込んで育てます。

その上にチューリップ。

そしてさらにその上に、ムスカリ・アネモネ・ラナンキュラスなどなど、ちっさくて浅植えする球根を植え付けます。

球根だけ植えると、その上になにもない。

水やりしたくない。春までなんて長い。

ということで、一緒にパンジー・ビオラが必要になってきます。

いい加減育ったらカット!

去年は買ってきたのが遅かったので、買って即カットしましたが、10月から11月中旬まで育てたら、結構ビオラも大きく育ちます。

背が伸びてくるんですね。

花数も増えて、楽しんだ!株もでかくなったぞ!

というときに、園芸ハサミをジャキーン!と登場させます。

株に近いところの新芽の上でカットしちゃいます。

花も蕾も全部!

背が高いままにしていても、花は咲き続けますが、段々間延びしてしまい、花数も減る一方になるので、心を鬼にしてカットしましょう。

上からポンポンしてマルティング

全部カットするなんて!もったいない!と悲鳴をあげそうなことをしたのに、更に悲鳴を上げそうなことをします。

「苗を上からぽんぽんぽんぽんする」

地面にめり込んで育つように、横に広がるように。

そんでもって、株の周りにマルティング材を敷き詰めます。

敷き藁にするか、サンデーマルチにするか。(↑は去年のサンデーマルチ)

悩むところです。

球根の保護、パンジー・ビオラの根の保護にもなります。

また伸びてくるから

11月中旬にカットしたパンジー・ビオラは、脇芽を増やして新芽も伸ばしてきます。

寒冷地では、寒いため、この伸びは幾分ゆっくり目でジレジレしますが、暖地なら伸びが早くなり、年が開ける前に、それなりに見られる姿になります。

チューリップやムスカリがにょきにょき伸びてくる前に、こんもりお花が咲き乱れます。

秋の終わりと、早春に、2回、こんもり咲き乱れる姿が見られるので、10月に植えると本当にお得ですね。

特に、一度カットした後の、2回めの盛り返しは本当に素晴らしいです。

パンジー・ビオラは肥料食い

パンジー・ビオラは、たくさん花を咲かせます。

たくさん花を咲かせる植物にありがちなのが、「肥料食い」。

そして、パンジー・ビオラは紛れもない肥料食いです。

毎月、株元に緩効性化成肥料を一握り、ばらまいておきましょう。

下に球根を仕込ませている場合、彼らにも肥料は必要です。

食べるわけじゃないから、緩効性化成肥料で十分だと私は思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする