冬のバラの強剪定と誘引|NHK趣味の園芸2020年1月号に学ぶ

スマホがauなので、電子書籍を手に入れるのにauブックパスを愛用しています。

入会当初、本が買えるブックコインがワンコイン程度であってもたびたびもらえるとか、読み放題でも一度読んだ本はずっと読めたとか、特典があったので気に入っていたのですが、現在はこの特典がどちらもなくなったので、やめようか悩んでいます。

その代わりといっては何ですが、趣味の園芸のテキストが読み放題プランの中に含まれるようになったので、とりあえずは、もうしばらく付き合うことにしました。

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NHK趣味の園芸テキスト2020年1月号

多肉植物の冬のお手入れ特集になっていますが、右隅にあるように、バラ栽培についての特集も組まれていました。

「新時代のバラ栽培」

バラの新品種も次々生まれています。

栽培方法も時代にあわせて、新しく変わっていくところがいくつもあって当然ですね。

内容は、ずばり、「冬剪定とつるバラの誘引」。

新時代のバラ栽培なので、”バラも人も無理せず自然体が基本”とのこと。

とても興味深く拝見させていただきました。

木立樹形の冬剪定

休眠中のバラは、主幹部分に栄養をたくさん蓄えるので、側枝は切り落としますが、主幹はあまり切り詰めないで、骨格だけにするものの、なるべく残すのが新時代のバラの冬剪定のやり方と紹介されています。

我が家のプリンセスミチコで言う、↑使用前↓使用後といった感じの説明の画像がありました。

テキストの内容からすると、「残しておいた方がいい主幹をがっつり切る当たり、せっかく貯めた栄養を捨てているようなものだ」とも解釈ができます。

まあ、切ったものは戻らないし、樹高を抑えるためにも、これ以上残せないんで私的にはこれでOKですが、時代の流れには載っていないのかもしれません。

(↑図は、テキストの画像をデジカメで撮ったものですが、問題があるのであれば、削除します。)

1点だけ、絵を描いた人がわかっていないんじゃないかと思われる点がありました。

右側の、剪定前の「古い主枝」と示されている枝は、生育の悪いシュートだよな~~古い主枝が、古くなくても主枝が、株の一番外側にひょろんと出てきている枝のはずがない。

だって、側枝じゃなくて、主枝。

古い主枝は、木質化が進んで、新芽が上の方に少ししかつかなくなっているもの。

ものすごく太くなっていることもありますが、花付きが悪くなっている場合は、私は切ります。

テキストでは、太めの枝は切り落とさない方向に進めているようですが、私は切っちゃえ派、古い時代の人間かもしれません。

しかし、イラスト書いた人、主枝の定義がわかってないよなあとしみじみ。

せめて、残している主枝より、中から出ているように書いてほしかったですね。

半つる樹形・つる樹形の冬剪定

半つる樹形は元の樹形の2/3程度を残すように剪定するのがおすすめされています。

つる樹形は、細い枝分かれ「側枝」を切り落とし、主枝を極力切り詰めない方法が採られています。

我が家のローゼンドルフシュパリースホップの、↑使用前、↓使用後とまあ基本的には変わらない剪定方法が紹介されていました。

図解から見ると、側枝も完全には切り落とさず、枝分かれ部分の少し上で切り落としてあります。

まあ、基本的にはテキストと大差ない剪定方法をとったかなと思いました。

半つる樹形は、2/3残すとされていますが、私の個人的な意見を言うと、誘引する場所や、巨大化させたくない場合など、もう少し深めに切ってもいい場合もあるんじゃないかなと思いました。

半つる樹形の解説の絵は、主枝4本のみの樹形なので、古い主枝については書かれていませんが、私は扱いにくくなった古い主枝は、半つる樹形でも切り落としています。

我が家のストロベリーアイスの、使用前↑、使用後↓ですが、右側にびろろ~んと伸びている枝は、1本だけ突出しているので、短くしています。

絡み枝を1本根元から切り取りましたが、全体に脆弱になっているので、それ以外は主枝は残してあります。

テッポウムシ被害が続いているので、基本温存しています。

切るのが好きな私でも、ここではあまり切れません。

新時代のつるバラの誘引は曲げない!?

”自然な樹形や枝の流れに逆らって無理に曲げると樹勢が落ち、枝の寿命も短くなる”と書かれていて、びっくりしました。

トレリスに横に広がるように誘引してあったものをほどいて、広がり気味には誘引するものの、どの枝も直線的に誘引していました。

不必要にグニグニ曲げるのはどうかと思いますが、横に広がるように育てている場合、そのまま広げればいいし、横スペースをはみ出す勢いなら、無理しない程度にターンは必要だと思っています。

ターンさせずに、切るか、邪魔にならないように斜め上に伸ばすかというのがおすすめのようです。

我が家のアミ・ロマンティカですが、オベリスクに絡ませるのに、曲げざるを得ないのですが、なるべく負荷をかけないようにはしています。

新時代というより、旧時代の誘引のようですが、スペースの問題があるので、我が家はこれで行くしかないですね。

大寒の頃に、もうちょっと曲げておこうと思ったのですが、ここまでにして置いてみることにしました。

趣味の園芸はガーデナー必見

本来私は、テレビをちゃんと見る習慣がないのですが、まじめに「ビギナーズ」も「野菜の時間」も含めて「趣味の園芸」の番組を録画して欠かさず見ていました。

自慢げに言いますが、実際は、三男にまとめて録画してもらい、1.5倍速で再生して見るというもの。

私が見ているのを「ものすごく早口の番組だね」と夫が感心していると、「それ、1.5倍速だよ、通常再生だとゆったりすぎてお母さん寝るから」と三男がコメントします。

しかし、頼りの三男と離れて暮らすようになっただけでなく、ビデオデッキがリニューアル。

すっかり楽を覚えた私は、二度と自力で録画する気にならず、操作すらしたことのないまま数年経過。

現在はたま~~に、たまたまテレビをつけたらやっていたときだけ、懐かしいなあと思いつつ見るくらいで、もっぱらテキスト派になってしまいました。