【実践】年末のバラ苗の植え付けと鉢上げ

楽天のお買い回りでバラ苗「アイスバーグ」「チャイコフスキー」「ジュリア」「ジャストジョーイ」を購入しましたが、届いたときが例年バラの強剪定と冬囲いを行う少し前だったので、バラ苗の植え付けも、真冬仕様で行い、そのまま冬囲いまで済ませてしまうことにしました。

真冬仕様のバラの植え付け作業がどんな具合なのか、今度こそちゃんと画像とともにご紹介しましょう。

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グラミスキャッスルの鉢上げ

アイスバーグを植えつけるために、5年たっても小さいままのグラミスキャッスルを鉢上げすることにしました。

庭植えのバラを掘り起こすのは、大寒の頃がベストですが、軽く雪が積もって溶け始めた日はちょうどいい加減の作業がしやすい日でもあります。

まずは強剪定して樹高を切り詰め、葉っぱを取り除きます。

テッポウムシ除けに置いている白いタイルとペットボトル給水を取り除き、ショベルで周りをぐるっと順番に挿してから、一気に掘り上げます。

大きな植木鉢に鉢底石を入れ、培養土を半分くらい入れたらバラ用肥料を振り入れ、移植ごてで混ぜてから培養土を5cmほど加えた後、さっき掘り起こしたグラミスキャッスルをセッティングして培養土をしっかりと入れていきます。

上の方まで土を入れたらひとつかみバラ用肥料をまいた後、土をしっかり押さえてからサンデーマルチを厚めに敷き、たっぷり水やりしておきました。

物凄くカイガラムシがついていたので、雪をまぶしながらブラシでこすってきれいにしました。

カイガラムシは水気が付くと簡単にぽろぽろとれるんですが、量が多かったので大変でした。あまりに多かったから、念のため隔離しています。

アイスバーグの植え付け

いよいよアイスバーグの植え付けですが、ここはせっかくなので家の中で作業しましょう。

このアイスバーグの苗は一度強剪定して切り詰めた後、芽が伸びてきた状態の苗になっているので、少ない葉っぱをとるだけで十分です。

ポットに入れるために、地下部を切り詰めると、当然地上部も切り詰めてバランスをとっています。

ここまでやってくれているので、手間なしです。

葉っぱを全部取りました。

グラミスキャッスルの後を大きく掘り起こします。

馬糞堆肥を小さいバケツ一杯入れましょう。

ショベルでぐしゃぐしゃ土と混ぜ合わせます。

その上に、掘り上げた土をかぶせておきます。

苗を抜いた後なので、この段階でほぼフラットの状態。

ポリポットを外して、苗をちょうどよさそうなところにセッティングします。

ここは道路脇なので、あまり前にせり出さないように、気持ち壁寄りにします。

盛り上がるように、苗の周りに培養土を加えて、ポンポンと土を上からたたいて固定させておきます。

元肥たっぷりなので、このままサンデーマルチを上から敷きます。

たっぷり水をやってから、藁を敷いて寒さ除け「冬囲い」完成です。

チャイコフスキーの植え付け

大きくなりそうなチャイコフスキーも同じように葉っぱを取り除いてから

庭に穴を掘って馬糞堆肥をしっかり入れて植えつけました。

サンデーマルチを敷いた上に、わらを敷いたら完了です。

ジュリア&ジャストジョーイの鉢植え

ジュリアの葉っぱを取り除き、ジャストジョーイはもともと葉っぱがなかったのでそのまま植え付けます。

ジュリアもジャストジョーイも大きくなりにくい品種のようなので、でっかい鉢で育てます。特にジャストジョーイはグラミスキャッスルそっくりのとげとげ細々。

ジュリアは、かつて、栽培に慣れたころに、ちょっとした油断であっという間に枯れたデリケートさんなので、空きスペースも少ないし、やっぱりでっかい鉢で育てようかと思います。

まず鉢底石を入れようとしたら、植えつけやりすぎでこかつしてきたので、底に厚めにネットを入れて、その上に鉢底石をばらまきました。

買いに行ってたら作業できないもん。

ざっくり半分くらい土を入れたらバラ用肥料をまいて、混ぜ込みます。

さらにその上に培養土を5cm分くらい入れたらポットから苗を外します。

ジュリアの根っこはしっかり回っていました。1本だけ太い枝があったので、当然かな。

ジャストジョーイは土がバラッと崩れました。優しくしたのに。

上まで土をしっかり入れて苗を固定するように土を上からぎゅっと押さえたら、バラ用肥料をさらにまいて、そこから抜けるまで水をやりました。

毎日のええ加減な様子が見えるようでちょっと嫌な画像ですが、サンデーマルチを厚く敷いた後に、テキトーにプチプチでくるみました。

一個ずつくるむには材料が足りなかったから、まとめてクルンです。

インフィニティの植木鉢が見えますが、これは鉢の下に、セリアのフラワーベースを敷いてあります。

ジュリアとジャストジョーイにも敷こうとしたらサイズが合わないし、予備も切れていたので、さっき回収したタイルを2枚重ねにしたものを一鉢に3セットセッティングしたうえに鉢を置いてあります。

ウッドデッキと鉢の間は少しスペースがある方が風も抜けるので根にはいいのでは?と考えて、うちの鉢はどれもちょっぴり地面や床から浮かせてあります。

直接おくと、湿気がたまりやすい気がするんですね。

夏もダイレクトにちんちんになったウッドデッキの熱を食らいやすくなるので、隙間は大事だと思います。

量は多くても、ちゃっちゃとやれば結構簡単ですね。

春までの水やりはどうするの?

春まで、ほとんど水やりしません。

でも、かぴかぴになったら、やらないといけないかな。

雪が降るので、いい根の保護&湿度保持になるので、雪がない日が長く続くときは乾燥度合いをチェックして、暖かい時間にたっぷり水やりして保湿することもあります。

乾き気味の方が根が凍結しにくく、春に芽が出ないという悲劇が起こりにくくなりますが、あんまり乾いて完全に乾燥しちゃうと、いくら何でも枯れるので、その辺は時々チェックが必要です。

時々ってどのくらい?といわれると、そうですね~~2週間雪が降らなかったら、チェックするかな。

2018年6月15日|その後のバラ苗

2018年4月に夫が浜松に転勤になり、浜松⇔長野間は、東京⇔長野間のようにリーズナブルに移動する手段が見いだせず、鉢物は大部分を浜松に運び、地植えは20~30日スパンで長野でお留守番をしいられることになりました。

植え付けたばかりのバラ苗のその後がとても心配ですが、致し方ありません。

上の画像は、5月22日の庭の南側の様子ですが、恐ろしいほどしげしげ状態、蕾の山でした。

その後、6月15日まで戻れなかったわけです。

6月15日の写真、ないの?ええ、ありません。

終わった花がてんこ盛り状態でちょっと悲しかったんです。

撮ってきませんでした。

ジュリア&グラミスキャッスル

ご両名とも、枯れました。

グラミスキャッスルは春が来ても芽吹かないまま、やはりおなくなりになっていました。

ジュリアは、浜松に移動したら、あれよあれよといううちに、枯れました。

原因は不明です。

アイスバーグ&チャイコフスキー

小さいものの、しっかりと育っていて、枯れた花が10輪以上、ぶら下がっていました。

私から見れば成長していますが、冬囲いしたときより葉っぱが多い?程度に見えるので画像なしですが、元気でした。

ジャストジョーイ

私の指が入っちゃってますが、まさかのきれいなほんの少しオレンジがかった黄色い花が咲きそうでした。

唯一!終わってなかった。

でも、アブラムシまみれだったので、洗って、ベニカXスプレーして、オルトランまきました。

今度帰ってきたとき、花が見られたらいいなと、しっかりと肥料もまきました。