ミニバラの株分け方法とその後の様子|ミニバラを長く育てるコツ

高価なバラ苗を購入して育てるのはちょっと難しそうだけれど、安価なミニバラだったらなんとかなるかな・・・と思って大事に大事に育てていても、段々と弱ってきて枯れてしまうものです。

ミニバラは小さなポットに植えられていて、かわいい花がたわわに咲いて可愛いのですが、実は鉢が小さすぎ、目に見えない地下部で熾烈な根っこの縄張り争いを繰り広げています。

ミニバラはキュートなので、窓辺に飾ると可愛らしいのですが、バラは屋外の日当たりの良い場所で育てないと、蕾が落ちたり花つきが悪くなります。

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いきなり株分けは無理!という方は鉢増しして

ミニバラを購入した直後に、大慌てで植え替えなくてもまだ花を楽しむことができますが、全体的に弱ってくる前に株分けして植え替えるのをおすすめします。

でもいきなり株分けはちょっと!怖い!という場合は、大きな鉢に、ポットを外してそのまま植え替えることでも、いい状態を保つことができます。

大きな鉢に植え替えることを「鉢増し」といいます。

直径10cmくらいの可愛い鉢から、7~8号鉢に植え替えるくらいでちょうどいいでしょう。

バラは大きな鉢にいきなり植え替えて

よく、「一回りか二回り大きな鉢に植え替えて」なんて言いますが、バラはいきなりビックな鉢に植え替えるのがおすすめです。

バラは、水が多すぎるのと、足りなさすぎるのと、どっちにより耐えられないかというと、水が足りないほうがてきめんにダメージを受けます。

例えば、長期不在のときに、バケツに水を入れて、鉢をつけておくと、10日位は平気で過ごせますが、水が切れるとすぐに枯れてしまいます。

大きすぎる鉢は水が多すぎて根腐れしやすいなんて言いますが、バラはおいそれとは根腐れしません。

バラは冬以外に根をいじられるのを嫌がる

バラは、冬に休眠しているとき以外に、根をいじられるのを嫌います。

植え替えるときは、ポットを外して、土をほぐしたりせずにそのまま新しい培養土に植え付けます。

株分けするときは根をいじらざるを得ませんが、鉢増しなら、冬以外は何もせずにそのまま植え替えるのが一番です。

ミニバラの株分け方法と手順

ミニバラは、複数本が挿し木された挿し木苗のものがほとんどです。

しばらく鉢増しで対応していくことも可能ですが、鉢増しは一時的な対処方法なので、この場合も、いずれは株分けして、1鉢に1本ずつで育てるようにしないと、枯れてしまいます。

慣れないと、ドキドキしますが、株分けしただけで全部枯れることはまずないので、思い切ってやってみましょう。

慣れてくると、もうなんとも思わずさっさと出来るようになります。

バラ苗の株分けは優しく水の中で

ポットを外した苗の土の部分を水の中につけて、優しくじっくり根をほぐしていきます。

予め、手で採れる程度の土は簡単に取っておいたほうが、水がドロンドロンにならなくて扱いやすくなりますが、怖かったらそのままでもかまいません。

根は絡み合っているので、無理をしないように優しく優しくほぐしていきます。

なるべく根をいじらないのが一番なので、土はきれいに取り除いてしまわないようにします。

不幸にして、根を切ってしまっても、てきめんに枯れると決まったわけではないので、切ってしまっても絶望する必要はありません。

ネットに入れた鉢底石の上に赤玉土を入れる

浜松市内の100均はダイソーよりもセリア率が高いので、セリアで8号鉢を買ってきました。

お気に入りのオクラネットが手元になかったので、排水溝ネットに鉢底石を入れました。

つぎに、その上に、赤玉土の小粒を3cmくらいの厚さで入れました。

培養土を入れて赤玉土と肥料を混ぜ込む

培養土を5cm位入れて、その上にバラ用の肥料と赤玉土を適量加えます。

水はけが良くなるように、赤玉土はなければ入れなくても構いませんが、肥料は混ぜておいたほうがその後の生育が良くなります。

培養土と赤玉土・肥料を混ぜておきます。

更に培養土を入れる

根は直接肥料に当たらないほうがいいので、肥料を混ぜ込んだ土の上に培養土を5~10cmほど入れておきます。

バラ苗を植え付ける

鉢の中央辺りに来るように苗をセットしておき、その周りに培養土を入れていきます。

今回4株入っていたので、4つに増えてしまいました。

片手で苗をもちながら、根を軽く拡げた上に培養土を入れていきます。

グラグラしないようにしっかり入れましょう。

たっぷり水やりして肥料もまいて

土をしっかり入れたら、水をたっぷり与えましょう。

そこから流れ出た水が、茶色い水でなくなってスッキリしてくるまでどんどんあたえます。

コンクリートに直接置くと熱が鉢にこもりやすく、通気性が悪くなって、鉢底にダンゴムシがやってくることが多いので、花台の上に置きます。

セリアのフラワーベーススタンドがお気に入りです。

根でも呼吸するので、下からも空気が入るように花台を置いています。

ミニバラだって大きく育ちます

ミニバラは花が小さいもの、と思われがちですが、昨今のミニバラは小輪もありますが、中輪のものもあり、7cmくらいの花径のものもでてきています。

ミニバラは背丈が大きくならないバラなので、鉢植えで育てるのに適しています。

画像のバラは、ミニバラ・インフィニティを株分けして3年ほど経ったものです。

インフィニティは株分けした年には新しい花は咲きませんでした。

いつから咲くかは品種によって前後します。

中央の小さく見えるバジルの鉢も、はじめにミニバラが植えられていた鉢に比べると二回りは大きくなります。

どちらの鉢のミニバラも、もうすぐ株分けして1年です。

赤いバラの方は、庭に植えていたのを3月末に掘り起こして鉢に移したものですが、しっかり咲きました。

地植えのバラを掘り起こして鉢にうつす「鉢上げ」を行うのは、本来は真冬限定ですが、引っ越しのために致し方なく掘り起こしました。

無事咲いてホッとしています。

2018年6月27日 その後のミニバラ

そろそろ暑くなってきたので、肥料を追肥するのを一時終了しようかと思い始めたとき、蕾がどの鉢も2つずつ上がってきました。

一緒に株分けしたためか、4鉢揃って蕾が上がり、4鉢揃って咲きました。

甘い香りのするピンクのバラです。初めについていた花よりは気持ち大きめ。

隣に咲いている正真正銘のインフィニティと、やはり、そっくりです。

おそらくインフィニティで間違いないと思います。

すでにピンクのインフィニティは持っているし、更に4鉢はいらないなあと思うので、もう少し育ててしっくりしてくる秋頃になったら、オークションに出すかプレゼントにするかして減らすようにしようかなと思っています。

なにしろ、ベランダは満席です。

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