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ダイソーで5~6年前に購入したエケベリアの苗は、数年前からアエオニウムか?と思うほど茎が長く伸びていました。
「エケベリア」の札がついていたのですが、間違って書かれていることが、かつては本当に多かったので、いまいち信用しきれていませんでしたが、最近、やっぱりエケベリアに違いないと思うようになりました。
最悪でも、セデベリアは間違いないかと思います。
今回、エケベリアを思い切って仕立て直しました。
まともな仕上がりになる鉢も、作ることがあるということをアピールしつつ、その過程をご紹介します。
エケベリアを寄せ植えしないで仕立直す
仕立て直した直後の画像です。
エケベリアに限らず、多肉植物の鉢植えをもとに仕立て直すとき、いろいろな多肉植物を寄せ集めて、おしゃれな鉢に寄せ植えするのが流行しています。
リメイクした空き缶、いわゆるリメ缶も流行っていますね。
これについて紹介すると、アクセス数も伸びそうだと思いますが、基本的に寄せ植えもリメ缶も私は行いません。
人がされているのを見て、別に批評もしませんし、止もしませんが、「いいと思う?」と聞かれたら、「全く」と答えています。
生育条件が揃ったビジュアルが違うものを集めるのは難しい
多肉植物は、それぞれに好む水環境も日照条件も違います。
生育環境が同じ植物を寄せ集めて作っているならいざしらず、ビジュアル重視で寄せ集めたものは、「長く育てる」という観点からは縁遠いもの。
生育環境が同じ多肉植物を多品種選んで、ビジュアルにもバリエーションをもたせることは、私程度の園芸技術では、無理。
だから、はじめからやりません。
同じ品種を寄せ植えする寄せ植えだけにしています。
缶は植木鉢に向かない
ちょっくらお友達にプレゼント!ということで、鉢カバーとして缶を用いるのなら、いいかしら?というのが私の印象です。
缶は、底穴を開けたりすると、その部分から腐敗が生じやすいので、1年経たずに底が抜けたりすることもあります。
また、缶は熱がこもりやすく、根にダメージを与えやすいので、おすすめしにくくなります。
きれいにペイントされているのを見ると、頑張ってるな~~と思いますが、自分がやりたいとは思わないのは、いい年したおばさんだからでしょう。
エケベリアの仕立直し
今回仕立て直したエケベリアは、大きな写真を取っておいたはずが、過去の画像しかのこっていませんでした。
上の画像の中の、左端がそうです。
春のものなので、今は、どれもがもう少し背が高くなっています。
お見せしたいビジュアルじゃなかったので、写真数がほとんどありません。
カット苗を作る
茎が1~2cm程度残るように、苗をハサミでカットして、しばらく切り口を乾かしておきます。
立てておいたほうが、茎が曲がったりしないといいますが、1~2日程度であれば、寝かしていてもさほど問題はおこりません。
2017年だったか2016年だったか、国際バラとガーデニングショウで、カット苗がワゴンに山積みされていて、「よりどりひとパック○○円(←値段を忘れました)」で売られていました。
あの横向きも縦向きもないカット苗の山を見た後は、そんなに大事に扱わなくても、大抵はちゃんと付くと思うようになりました。
カット苗画像の一番上の、茎に変な向きに芽がついている苗は、かつては花がついていた穂の先端を切り落とし、土に挿して、2年ほど育てたものです。
カット苗画像の、下側中央の小さな苗は、花茎の付け根だったもので、上だけ切り落としています。
苗を植えて育てる
底に鉢底石を入れて、その上からサボテン・多肉用培養土をいれ、鉢底から流れ出る水の濁りが無くなる程度まで水やりします。
爪楊枝で好きなところの穴を開けて、その穴にカット苗をそっと差し込んだら出来上がりです。
茎が残っている鉢は、根が鉢の中でパンパンなので、ここに新しくカット苗を植えるのはやめました。
出来上がったら、ベランダの簡易温室に置いておきました。
2019年4月13日 植え替え半年後
挿し木して半年後、元気に育っていました。
全体的にぷっくりしています。縦にも伸びました。
全体的に大きくなったものの、葉数が少なくなっているように思います。
周りに落ちている茶枯れたものが、葉っぱのなれの果てではないかと思います。
元気にぷっくりしています。
切り取った後は?そのまま育てる
カット苗として切り取ったその後は、土から棒が伸びているだけの変な鉢植えです。
こんなもの、処分してやる~~と言いたいところですが、大事にキープ。
切り口のてっぺんから芽を出します。
人様にお見せするものでもないのですが、大切に育てます。
カット苗にちょうどいいサイズになったら、先を切ってカット苗にします。
実際に干からびた
水やり頻度が少なすぎたのか、育たなかったのか、エケベリアの棒状の下の部分は2か月後に見たときはただ枯れていました。
育たないのかもしれませんね。
ついでに花の種も収穫してみる
毎年花を咲かせるので、今年は花殻摘みしないで、花が枯れるまで置いておきました。
枯れてかさかさになっていますが、茎が赤色で、切り取った付け根の小さめの葉っぱは、
2ヶ月ほど放置していましたが、ぷるんとした葉っぱがついたままだったので、挿し穂に使ってみました。
ガシャガシャ振ったり、潰してみたり、いろいろやりましたが、取れた赤いものの周りの粒のうち、どれが種か???どれも違うのか??全くわからなかったので、赤い部分を捨てて、全部の粒を種まきに使いました。
老眼泣かせ。
長男が、「俺がより分けてあげるよ」と言って、この中からより分けたところ、
「これが本当に種かどうかわからない」と言い出したので、結局みんなまいちゃえ!となりました。
芽が出る?芽が出ない?乞うご期待です。
2019年4月12日 半年たっても芽が出なかった
2018年10月ごろに、試しにまいてみましたが、受粉していなかったのか、芽が出てきませんでした。
来年に期待してみましょう!