「六義園」は1702年に柳沢吉保公が自ら設計・指揮して完成させた庭園で、現存している数少ない大名庭園の一つです。
桜の頃、ライトアップがなされて、夜桜見物に良いので有名ですが、紅葉の頃にもライトアップされて「夜の紅葉狩り」という、なんとも粋な催しもなされているとか。
JR駒込駅から人並みに乗って外に出ると、目の前に「紅葉と大名庭園のライトアップ」の文字が目に飛び込んで、大勢の人が夜の六義園へと飲み込まれていくのが見えました。
夜の幻想的な紅葉狩り
夜の暗い中にもところどころでライトアップされています。
きれいな赤だったのですが、スマホのカメラでへぼカメラマンではうまく再現できませんね~。
庭園そのものは非常に整備されているため、たとえ12cmのハイヒールを履いていても、苦労することなく散策できそうです。
紅葉の頃のライトアップは今年は
平成29年11月18日(土)~12月6日(水)
庭園は9時にオープンしますが、ライトアップは日没~21時までです。
園内のところどころで茶屋が夜も開いていて、散策につかれたとき、お抹茶とお菓子を味わうといった休憩も可能です。
ここではもう残りわずかの12月1日(金)の画像をUPしています。
整備された庭園の美しさ
山々の自然のおりなす紅葉も美しいのですが、整備され、計算しつくされた庭園に作り出される美しさもまた、感慨深いものがあります。
竹林から見える紅葉のあでやかさが、ライトアップで暗い中にも浮き上がってきて、凛とした空気感が伝わってきそうです。
竹も、笹も、きれいに整備されています。
実際自分ちの庭に笹がいますが、これが好き勝手に繁殖していくので、ここまで整備してく難しさはとてもよくわかり、さすが!と言わざるを得ません。
水面に移る紅葉が美しい
夜の水面が鏡のように澄んで、二つの紅葉を繰り広げています。
実像と鏡像を眺めていると、水面に移る鏡像の奥深さの方が、本当の世界なんじゃないか?と思わざるを得ません。
遠くから眺めることしかできませんが、近づいてしまったらこの幻想的な風景が壊れてしまうかもしれませんね。
クリスマスツリーだったら、一本一本が電飾になるところですが、雪囲いなので、電飾はなし。
電飾なしでもきれいだな~、こうしてみると雪囲いってやっぱりいいなと思います。
スモークと、電飾でライトアップされているゾーンがありました。
私は、このブルーは今一つ好きではないですが、これはこれで楽しいかもしれません。
ブルーだけでなく、グリーンになったり、消えたりと、LEDならでは。
奥行きの深さがとても灌漑深いのですが、2枚撮っても全然うまく再現できていないと思います。ああへたくそ。
広々とした池を取り囲むように紅葉が広がっていました。
水の中にうつる紅葉を見ていると、この中に入ってこっちの紅葉に埋もれてみたい!と思う自分がいました。
花がなくても色鮮やかで美しさに息をのむようです。
いつまでも見ていたくて、何度も振り返り、また戻ってみていたら、気が付いたら周りの人がいなくて、一緒にいたはずの夫も先に行ってしまっていました。
スマホのカメラじゃだめだ~一眼レフでもアカンかも??と思いつつ、
夫がもっと上手に撮っていたのに、もらうのを忘れたので、私のへたっぴ画像でご勘弁を。
手入れの行き届いた美しさ
夜の庭園ですが、危険ゾーンと思われるところなど、要所要所にスタッフの方がいて、「危ないので立ち止まらないでください」と言った声をかけてくれ、大勢の人が散策されていても騒ぐ方もなく、じっくりと夜の紅葉狩りが楽しめました。
入園料(現在大人300円)はかかりますが、これだけの整備を行おうと思えば、必要経費の一部にしかならないのではないかと思います。
桜の頃、また来たいですね。
ライトアップは終了してしまいますが、昼間の紅葉狩りならもうしばらく楽しめるので、もう一度訪れたいと思います。
都心でも街並みが色づいて
上野~秋葉原にかけてとことこと散歩しましたが、大通りの両サイドにイチョウ並木が連なり、見事な黄金色に輝いていました。
大きいイチョウの木の下は銀杏(ぎんなん)だらけでぐっちゃぐちゃで、においの洪水~~ということが多いのですが、しっかり掃き清められているのか、銀杏は見受けられませんでした。
いや、ほしくて探したわけではないので、ご安心を。
そういえばにおわないな~~と思っただけで。
そこここの公園に行けば、銀杏も拾えるでしょうね。
月曜日、ビルの間からおひさまが顔をのぞかせていて、朝早いのに、通勤ラッシュが始まりつつありました。
あわただしく先を急ぐ人を眺めながら、イチョウと、わかりにくいのですがスカイツリーの先端も一緒にパチリ。
紅葉している樹木はイチョウに限りませんが、イチョウは見事な金色になっていて、この土地には合っているんだろうなとしみじみ思わされます。
寒い冬がすぐそこまで来ています。
都会だって季節感は味わえますね。
でも、本当を言うと、長野や実家の兵庫の山ん中の季節感の方が私は好きです。