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洗濯物を取り入れるのを忘れたり、ちょっとした予定を「何をするんだったっけ?」と忘れたり。
こんな些細な、誰にでもある出来事から、実母が「ボケ始めている気がする。認知症の検査を受けたい」と言い出しました。
おりしも、趣味のパソコン教室で、明らかに認知症と分かるほど進行してしまう前に、進行しないように対処していくことで、かなり認知症の進行が抑えられ、よい状態を維持しやすくなるという文章に触れ、自分の認知症がどの程度なのか、しっかり調べてみたいと考えたようです。
まだ認知症にはなっていないけれど
専門病院を予約して、様々な問診とともに、CTなど物理的な検査も受けて、しっかり検査してもらったところ、母は認知症にはなっていないけれど、予備軍になりつつあることがわかりました。
認知症になってしまわないためには、地域の集まりに積極的に参加して人と接する機会を増やすこと、趣味の範囲を広げてアクティブに過ごすことが最も効果的といわれました。
できるだけ長く、母が元気に楽しく生き生きと過ごしてくれればと思います。
ボケたくなければバラの香りをかぎなさい
妹が、母に、ためになるから読めと送りました。
この本を選んだ理由が、
- 字が大きくてさらっと読めそう
- 部屋を掃除しろと書いてあったから
だそうです。
臭覚は、衰えても修復が可能だとか。
実際に母も読んで気に入ったようで、早速バラの切り花を購入してきました。
「バラなんてなんの香りもしない!」
うきうきスーパーに、バラの入った花束を買いに行った母。
帰省した私に、
「バラなんて、何の香りもしないじゃない!」と悔しそうにぼやきました。
あ~~切り花の大部分は、香りが弱い。
バラの品種改良はようやく香りに行きついた
そもそも、バラの品種改良は四季咲き性を高める、強健種を作る、花姿・花びらの形・花色などを追及するといった感じで、品種改良されてきた歴史がありました。
もともと、女性ではなく、男の仕事。
香りのバラもありましたが、強い香りは敬遠されていました。
男の仕事だもんね。
近年、女性ガーデナーもどんどん増えてきて、「香りのバラ」が注目されてきました。
行きつくところまで行ったということでしょうか。
香りのバラと一口にいうけれど
バラの香りといっても、ダマスク香でもモダンとクラシックがあり、フルーティーな香り、ティーの香り、ブルーな香り、スパイシーな香り、ミルラ香など、香りの方向性は様々。
「香りのバラ」といわれるバラでも、そこに咲いただけでも香るものもあれば、鼻を突っ込んでクンクンしないと香らないものも。
「香りのバラ」は、香りのよいバラにつけられた場合と、香りが強いからつけられた場合とがあり、母に向くのは香りが強いタイプがいいのではないかと思いました。
季節は夏。バラを送るにはちょっと不向き
春に言い出してくれれば私も楽だったし、場合によってはうちに咲いたのを切り花にして持って帰るのもアリだったのですが、言い出したのが夏。
庭のバラもまばらにしか咲かせていません。
苗を贈っても、花はついていないだろうし、苗そのものも元気のない季節。
切り花にしようかと思ったりもしましたが、母は植物を育てるのが好きなので、苗を贈ることにしました。
母に捧げる香りのバラ
秋には咲き始めるだろうから、今元気に育っている自分のバラを贈るのが一番いいだろうか?とまずは考えました。
すぐに贈れる強く香るバラといえば、チャイコフスキー、アンブリッジローズ、ナエマでしょうか。
アンブリッジローズとナエマはクライアント様に資金提供してもらったものなので勝手には贈れません。
大体、アンブリッジローズはデカすぎて車に入らない。
ナエマは母ではろくろっくびが爆裂する。
チャイコフスキー・・・
母にぼろっぼろにされて枯れる姿が連想されたので、贈りたくない。
新たに苗を買って贈ることにしました。
イヴ・ピアジェ(イブ・ピアジェ、イブ・ピアッチェ)
母に贈る「香りのバラ」のバラ苗は何にしようかと悩んでいたところ、「明日になれば楽天のセールが始まるよ」と夫の悪魔のささやき。
「バラ苗 セール」
と検索したところ、「イヴ・ピアジェ」が私の目に飛び込んできました。
2018年の結婚年数本文の結婚記念日のバラの花束の中に入っていたイヴ・ピアジェです。
箱を開けたらいい香りが部屋に充満したのを思い出しました。
名前がいっぱいなために人気が分散?
高級時計宝飾メーカー・ピアジェ社の会長イヴ・ピアジェ氏に捧げられたバラなので、私は「イヴ・ピアジェ」の名前をイチオシにしていますが、イブピアッチェなど、様々な名前で販売されているので、別のバラとしてカウントされているのでしょうか、メジャーになり切れていないバラです。
切り花品種でもあるため、苗の流通量はあまり多くありません。
ピンクがちょいと濃すぎるかな?とも思います。
2株買って実家に直送する
楽天のセールのため、いつもお世話になっている「バラの家」でイヴ・ピアジェがなんと900円!(税抜き)
送料がおそらく980円なので、1株だと送料の方が高い。
なんとなく癪に障るので、2株注文して実家に直送し、1株を実家に植え付け、1株を持ち帰って育てることにしました。
「実家の母と私の、両方の分を注文しました。できるだけ早期に発送していただけると、お盆の帰省の時に植え付けて帰ることができるので助かります。一つしか注文できない場合は残念ですが、一本でも構いません。」
と備考に記入していたところ、最速で2株送ってくれることになりました。
感謝です。
場末のスナックのおばはんみたい
妹に、母にイヴ・ピアジェを贈ったことをつたえると、花色が赤すぎる・濃すぎる、「場末のスナックのおばはんみたい」という素晴らしい批評が。
ちなみに、チャイコフスキーには好印象。
でも、贈るのはいや。
もう買っちゃったもんね。