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バラのお手入れ時間についてアドバイスをお願いします!
庭のフェンスにつるバラを這わせたいのですが仕事をしているため平日は朝と夜の簡単な水やり、週末の集中的なお手入れくらいしか時間がとれません。これまで庭には比較的手入れの簡単なハーブなどを中心に植えていたのでなんとかなったのですが、バラはやはりお手入れ時間たっぷりとれないと難しいでしょうか?
品種は四季咲きであれば色や花の大きさはこだわりません。庭は南向きでフェンスのあたりも日当たりは良いと思います。
教えていただきたいのは
1. お手入れ時間が少なくても初心者がバラを育成することは可能か
2. 少ない時間で最低限なにをすればよいか
3. 週末まとめてできる・やるべきお手入れについて
です!
また、もしバラが難しい場合「こんな花でもフェンスがバラのように華やぐよ!」というおすすめがあればおしえていただきたいです♪よろしくお願いいたします<(_ _)>
ご訪問&ご質問ありがとうございます♪
バラ栽培に凝り始めて10年を超えているので、もはや私はビギナーではないと思っていますが、夫の単身赴任先と自宅を行き来する生活を始めたので、今年は10日おきくらいにしかバラの世話ができていませんし、自動給水器を夫が買ってくれるといったのにいまだに買ってくれていませんが、それでも枯らさずにバラ栽培が続けられています。
バラは地植えにすると丈夫に大きく育ちやすく、品種選びさえ間違わなければ、週末ガーデナーであろうと、忙しい身であろうと、無理なく簡単に育てられます。バラは、虫取りに時間がかかるものの、それ以外はあまり手をかけずに育てることができます。
お手入れ時間が少なくても初心者でもバラは育てられる
10日間不在でもバラ栽培できているのです。毎日水やりできて、週末には時間が取れるのであれば、それこそ何の問題もなくバラ栽培ができます。
広い敷地に所狭しと何十本も植えて、それらを全部見事に管理しようとすると、到底週末ガーデナーでは無理でしょうが、つるバラの1~2本をフェンスに這わせるくらいなら、ノープローブレムです。
敷地がしっかりあって、本数を多く育てるつもりがないのであれば、四季咲きのつるバラの強健種を選んでおくと、3年もしないうちに庭のフェンス一杯に広がってくれます。ピンクや白系の中輪のものを選んでおくと、どんな外観にも合い、人目を惹くバラフェンスに仕上がります。
モッコウバラに黄色と白があるせいか、黄色のつるバラを選ぶ人も多いのですが、白とピンクの方が人目を惹くのではないでしょうか。
つるバラの購入ポイント
つるバラの購入ポイントとしては「強健種」「CL」と書いてあり、あまり高価でないものを選んでおくのがポイントです。
丈夫なつるバラ(クライミングローズ)は本当によく育つので、一つ買ったらすぐ次のを買おうという気にはなりません。そんなに敷地のある人も多くないですしね。
苗を育てればどんどん育つし、売れる先がそんなに有り余っているわけではないので、自然と丈夫な子は流通価格が下がってきます。だから、あまり高価なものでない方が丈夫で育てやすいことになります。
つるバラのほとんどが春以外咲かない
つるバラをどか~~ンと広げて育てると、春にはしっかり咲いてくれますが、「四季咲き」と書いてあるバラでも春以外はほとんど咲かなくなります。
実際問題として、「CL」は「四季咲きではない」という意味として使われています。
次にピンクと白のつるバラをご紹介していますが、本来はつるバラとして分類しないもののつつるバラのように育てられるものが大部分です。
ここでは、「大きく広げてつるバラのように仕立てても四季咲きを維持できるバラ」を「つるバラ」としてご紹介しています。
おすすめのピンク系つるバラ
ストロベリーアイスは多花性が強くて花が途切れないのでおすすめです。
ニュードーンは6m四方くらいの余裕のある広い敷地のある人限定ですが、あっという間にフェンスに広がるつわもの。
ローゼンドルフシュパリースホップは、春以降の花つきがやや前出の2種に比べると落ちますが、とても丈夫でよく育ちます。
ピンク系のバラは最も品種が多くて、あくまで定評のある・実感のあるものを紹介しましたが、どんどん新しいものが出ているので、花の姿を見て、いい!と思ったものを買うのが一番だと思います。
おすすめの白系つるバラ
アイスバーグはツルとそうでないものがありますが、どちらも横に広がるので、手に入るものであればどちらでもつるバラのように育てることができます。ガーデナーなら誰しもが育てたことがあるといわれるだけあって、その多花性にはほれぼれします。
ロココは、丈夫すぎてつまんないという人もいるくらい、とても丈夫で育てやすい、これまた多花性のつるバラなので、おすすめです。
スノーグースもほれぼれするほど巨大化して、黄色っぽい蕾が咲き進むと純白になってきれいなのですが、いかんせん花径が小さいので、見劣りするという欠点があります。
つるバラとしてフェンスに這わせるのであれば、大輪は一輪咲くのに時間がかかるし、小輪は見劣りするので、中輪の多花性の高いものに限ると思います。
少ない時間で続けるのは水やりのみでOK!
毎日の忙しい合間にしなくてはいけないのは、「水やり」です。バラは、水が多すぎても簡単には枯れませんが、水が切れると簡単に枯れてしまいます。
しかし、水やりと言っても、冬場、花芽が出てくるまでは休眠していてほとんど水を吸わないので水やりの必要はなく、春先は朝のみたっぷりと水やりすればよく、気温が高くなってくると朝夕の水やりが必要になってきますが、秋になるとまた朝のみで十分になり、涼しくなってくると2~3日おきなど、土の乾き具合を見て水やりをする必要が出てきます。
要するに、水やりに明け暮れるような気がする期間は夏場だけです。
毎日忙しくても問題なくバラ栽培は可能です。
時間があるとき|花殻摘み・虫退治・混み枝剪定
バラのお手入れで何が大変かというと、とてもとても虫にすかれることにつきます。
ちょっと目を離すと、チュウレンジハバチやホソオビアシブトクチバがむしゃむしゃ葉っぱも蕾も食べつくしてしまいます。
アブラムシなどは、オルトランを株もとにまくことでつかないようにできるので、忙しいのであれば絶対にまいておくのがおすすめです。ちょうちょの幼虫もこれでつきにくくなります。
薬の効きにくい虫は、穴の開いた葉っぱごと取り去るのが最も効果的に取り除けるので、週末は虫取りに明け暮れることになるかもしれません。
蕾周りにベニカXスプレーをかけておくと、蕾の食害が減るのでおすすめです。
花殻を摘まないと花が咲かなくなる
花が茶色くなるまで放置している人をよく見かけますが、実際は花芯が茶色くなったら花の摘み頃です。花殻を摘まないでいると、バラの実「ローズヒップ」の生育にバラがエネルギーを注ぐので次の蕾ができにくくなってしまいます。
毎日花芯が茶色くなっているものを探して摘んだ方がより花つきがよくなりますが、忙しいときは週末にまとめてでもよいので花殻をつんでおきましょう。
花殻つみは夕方行っても構わないので、夕方に時間が取れるときにもやるといいですね。