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バラの育て方の勉強方法について教えてください。初めてのガーデニングでバラを育ててみたいと思っているのですが、想像以上にバラの育成は奥が深く難しく・・・。きちんと勉強したいと思ったのですが、バラの育て方の本を書店で見ると半分以上写真というものが大半で、育て方についての記載が少なく物足りなさを感じました。そこで、私のようなバラ・ガーデニングが初めての超初心者がしっかり勉強できるおすすめの本、または勉強方法があれば教えていただきたいです!どうぞよろしくお願いいたします。
サイトご訪問&ご質問ありがとうございます!
初心者がバラ栽培にいきなり挑戦すると失敗するんじゃないか・・・それは、いつの時代も誰もが思うことかもしれません。
私自身、はじめてバラ栽培に挑戦したとき、「どうせまた枯れるんだろうな」と思いました。
お店などでお試しのようにミニバラの鉢植えをもらったことが何度かあったのですが、そのままいつくしむように育てても、どんどんしょぼくなって枯れていくというケース以外経験したことがなかったからです。
その昔、バラは育てるのが難しかった
その昔、バラを育てているのは男の人の方が圧倒的に多く、園芸研究家と言われるような人がせっせと品種改良を重ねているのがほとんどでした。
現在も、デリケートな品種のバラも存在していますが、丈夫で育てやすい品種がどんどん出てきているため、バラを育てること自体があまり難しいことではなくなってきています。
ビバ!品種改良!バラはどんどん丈夫になっている
バラの品種改良が進み、春しか咲かないのが基本だったものが年中咲く四季咲きが当たり前となり、大きな花をたくさんつけて、丈夫でエレガントな花色のバラが次々と生み出されています。
園芸にたけた人しか育てられなかったバラも、誰でも育てやすい丈夫な品種を作ることに力を注がれてきた結果、どんどん丈夫になって育てやすくなってきています。
現在のバラの栽培は忙しい人でも育てられるように、女性が忙しい合間を縫ってちょこちょこ世話するだけでも育てられるように、品種改良が進んできています。
バラ栽培の奥が深かった時代は終わったのではないでしょうか。もちろん、デリケートな品種を育てるにはそれなりに経験と知識が必要になってきますが、初心者がいきなりデリケートな育てにくい品種に手を出す必要はなく、ある程度経験を積んでからでも十分かと思います。
バラの育て方の本は専門用語がぎっしり
バラの育て方を紹介した本は、新品種の紹介がほとんどの写真ばかりで説明が少ない物か、詳しく説明がされているものの、もはや日本語ではないのかもしれないと思うような専門用語が満載でちんぷんかんぷんのものかの、どちらかが多いように思います。
あまり気が長いとは言えない私は、いちいち言葉の意味を調べているうちに疲れ果て、もういい、カタログだと思うことにする!と投げ出してしまいました。
本で紹介されているバラは、どれもがすぐに手に入るとは限らないし、どんどん新品種が出てきているモダンローズは、有名なバラや殿堂入りのバラではないのに、それらにそっくりなものも数多くあります。
本で見たバラを必死になって探すよりも、近くの園芸店のバラや、サイトで安価で販売されている、手に入れやすくて自分が育てたいと思うバラを育ててみるのがいいのではないでしょうか。
私のおすすめ『NHK「趣味の園芸」とそのテキスト』
バラについての説明で、最も専門用語が少なくわかりやすく説明されているテキストとなると、NHK趣味の園芸の毎月出ているテキストか、別冊趣味の園芸テキストのバラ関連のものではないかと思います。
テレビ番組そのものもとても参考になります。若い講師の方はちょっとわかりずらかったりすることもあるのですが、ベテラン講師陣の説明はとても分かりやすいので、バラの特集をやっているときは見るととても参考になります。
せっかちな私は、ゆっくりとした趣味の園芸の番組の流れが苦手で、オンタイムで見ていると必ず寝てしまうので、ビデオにとって1.5倍速で再生して見ていました。最近は加齢のためかオンタイムで見ても寝なくなりましたが、1.5倍速、おすすめです。
地植えか大きな鉢で大きくならない苗を
はじめてのバラ栽培は、勉強してから始めたい思うものですが、百聞は一見に如かずのところもあるので、まずはあまり高価ではない四季咲きのバラを勉強がてら育ててみましょう。
地植えで育てるほうが育てやすいのですが、鉢植えで育てる場合、直径も深さも30cm以上ある大きな鉢を用意しておき、「鉢植えでも育てられる」と書かれた苗を育ててみましょう。
「強健種」や「大きくなる」と書かれているものは、実際巨大化しやすいので、30cm程度の小さな鉢ではすぐに手狭になってしまいます。まず初めに育ててみるのはコンパクトに育つと書かれているものがおすすめです。
ミニバラは、挿し木苗が多く、一鉢に何本も植えられているため、そのまま育てると地下部でし烈な縄張り争いをしてお互い弱ってしまうので、一鉢に一本ずつになるように株分けしてから育てます。
まるで初めての場合は、株分けも難しいので、まずは一鉢に一本だけが植えられている「あまり大きくならない」とお墨付きのある苗を選んで始めるようにしましょう。