四季咲きのバラ秋のお手入れ|秋バラの開花準備

まだまだ暑い日が続きますが、お盆も過ぎて、だんだんと猛暑日にも迫力が薄れてくる季節になりました。

15年ほど前に、夏場は40℃が当たり前の愛知から長野にこのころ引っ越し、はじめての長野の朝、タオルケット一枚で「寒い!」と全員早朝に目が覚めましたが、最近は長野でも早々そんな事態には陥らなくなり、9月の半ばまで寝苦しい夜が続きます。

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9月に入ったら秋バラの準備を!

まだまだ暑さが残る9月ですが、四季咲きのバラは秋バラの準備にかかります。

夏の間、花を咲かせないように控えていた肥料を施肥するタイミングです。

まだまだ暑い時期なので、即効性のあるバラ専用の市販の肥料を株もとに撒く方法で施肥します。

この時期、牛糞や鶏糞と言った有機たい肥を使うと、においがあちこち充満し、虫がわっと押し寄せるので、おすすめではありません。

バーク堆肥なら少しマシですが、コバエだらけになりかねないのでこちらもやめておきましょう。

まだまだ油断できない虫退治

9月に入って暑さが緩んできても、ムシムシ大行進は侵略の手を緩めてくれません。

虫が付きやすいバラは、葉っぱや株元のチェックが欠かせません。

雨などで目を離したすきに虫がしっかり成長して巨大化することもあるので、油断できません。

大きくなった虫はあまり強くない殺虫剤が効かないので、怖くてもテデトールで対応する必要があります。

私は虫が怖いので、虫が付いている枝ごと柄の長い塵取りの中に切り落として、そのままビニール袋に詰めて処分しています。

おおかた処分した後は、オルトランなどを肥料をまくついでに株もとに撒いて、虫の被害を最小限に食い留めるようにしています。

混みあってきた枝は思い切って切り落として

夏の間、肥料は控えめにしていても、バラの枝葉はぐんぐん伸びてきます。

枯れた葉は取り除いても取り除かなくても、秋になれば落ちてきて新しい葉と入れ替わりますが、黒星病があるなど病気が見られる場合はとりのぞいておき、そうでない場合は放置していても構いません。

枝同士が絡み合い、葉っぱが重なり合ったところに虫が好んで巣くう傾向があります。

葉っぱが重なり合っているところの枝は、どれを切り取れば重なり合いがなくなるか考えて、これと思う枝を切り落とします。

夏場の剪定は株全体を切り詰めるのではなく、あくまで邪魔そうな枝を取り除く程度にしておきます。

どれを切っていいのかはじめはわかりにくいのですが、枝が混みあっているところをとりあえず切ってみて、すっきりしたらうまくいっていて、そうでないならさらにもう少し切る必要があり、いずれにしても失敗ではありません。

株全体を切り詰めるようなことさえしなければ、少々剪定したくらいでは枯れないので、思いきって全体をスッキリさせるようにしてください。

秋バラは春より花もちがよく色が濃いめ

秋に咲くバラは、春に咲くバラよりも花の大きさは若干小ぶりになる分、花もちがいいので長い間花を楽しめ、花の色も春よりも濃い目にはっきりと色づきます。

春ほどには次々と咲いていかないので、花芯がかなり茶色くなるまで花を置いておいて、長く花のある状態を楽しみます。

秋バラであっても、蕾ができにくいときは肥料切れの恐れがあるので、株もとにバラ用の肥料を追肥しましょう。

そろそろ夕方の水やりはおしまいに

夏場、暑いときは土も乾きがちなので、朝10時までに水やりし、夕方少し涼しくなってきてからもう一度水やりしますが、9月に入ると夕方の水やりを少しずつ減らしていきます。

急にまったくやらなくなるとバラがくたっとしてしまうこともあるし、土がからからに乾いてしまうこともあります。

バラは湿っている状態が続くのとカラカラの状態になるのとでは、カラカラの方がダメージが強いので、なるべく水がいきわたっている状態を維持する必要があります。

土の状態をよく見て、今日はあげよう、今日はやめておこうと、その都度判断しましょう。

昨日上げたから今日はやめようと日数間隔で考えるのではなく、土の状態と相談して決めるようにします。

今年の我が家はどうなる??

今年、7月から一度も追肥していないにも関わらず、我が家のバラは次々と開花していて、夏中ずっと花が切れない状態になっています。

株が消耗するのではないかと思い、花が傷むスピードも夏は早いので、株の消耗を避けることもあって早めに摘み取るようにしていますが、それでも次々と蕾が上がっています。

これで9月の追肥を9月初頭に行ってしまうと、一気に蕾が上がってきてしまうのか??それとも今年はこのままだらだら開花になるのか??全く予想もつきません。

花が楽しめるのはうれしいのですが、ちょっと困っています。

秋バラ、と言いますが、もちろん冬も楽しめます。これから年末までバラの季節が再び廻ってきます。

物凄く楽しみなのですが、今年はちょっと不安もあります。

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