咲かないクリスマスローズと休眠しないバラ

あけましておめでとうございます。

年末年始を長野の自宅で過ごしましたが、長野にしては非常に暖かく、雪ではなく雨が降るという異常事態を経験しました。

結局、年末年始に2週間いて、一度も雪かきをしないで過ごしました。

長野で暮らして17年、はじめての出来事です。

しかも、行き帰りの道中でも、ほとんど雪を見ることがありませんでした。

いつもとは違う気象状況なので、花々も、いつもとは違う姿を見せてくれました。

スポンサーリンク

クリスマスローズ・ニゲルが咲かない

長野市街地では雪は積もっていませんが、寒冷地なので、ちらほら雪が舞い散ることはあります。

例年であれば、雪の中からかき分けて、クリスマスローズ・ニゲルの花を探しますが、この冬は雪がないので、見放題。

しかし、2019年12月28日のクリスマスローズ・ニゲルが蕾のままでした。

「クリスマスローズはクリスマスに咲かないから、当たり前なんじゃない?」といわれてしまいそうですが、ニゲルはクリスマス前後に咲き始める真性のクリスマスローズ。

他の、本来は「レンテンローズ」と呼ばれる、春先~初夏にかけて咲くオリエンタリス系統とは違います。

結局、年が明けても蕾が開きませんでした。

アジサイ・フェアリーアイもいつもと違う

長野の自宅の玄関わきのアジサイ(西洋アジサイ・ハイドランジア)フェアリーアイは、冬になると卒塔婆のような姿に変り果てます。

枯れたように見えますが、枯れていません。

しかも、これでも、例年より枯れたように見える度合いが、かなり穏やかです。

例年、全体が薄茶色になり、葉っぱもほとんど残らないし、花殻がぐったりしているものですが、この冬は秋アジサイの赤い色が残っていて、ドライフラワーにちょうどいい感じです。

ハーバリウム用にちょっと取りたいのですが、これを切ると、花芽が付かなくなってしまうので、我慢。

これも、例年にない色なので、今年は変だなあと思ったのですが、さらに驚愕の物体を発見。

アジサイの新芽が膨らんで開きかけています。

寒冷地なので、花が咲くのは非常に遅いし、葉っぱが出始めるのが4月に入ってからです。

通常、年末年始の頃は、全てが枯れかけたようになっていて、芽らしい芽は、反対側から突き出ている茶色いちっさい固いものサイズが標準です。

黄緑色の大きな芽が見えていること自体、異常事態です。

今年のフェアリーアイは、どうなってしまうのでしょうか。

例年になく早く開花するのか、それとも花が少ないまま終わるのか。

さすがの長野も、これから先は雪が積もることもあるでしょうから、このフライング気味の膨らんだ芽はだめになる可能性が高いかと思います。

浜松に戻ってきたらバラが目覚めてる!?

2019年12月20日長野の自宅に戻り、2020年1月4日に浜松に戻ってきました。

去年もそうでしたが、年末年始は長野の自宅に戻るので、この間は水やりができません。

夏場であれば、「プールにドボン」ですが、冬場なので、強剪定&葉っぱ取りを事前に行い、休眠していただきます。

休眠中のバラは水をあまり吸わないので、1~2週間は水やりなしで過ごせます。

とはいえ、暖地なので、土がからからになっているかもしれないなと、ちょっと心配はしていました。

夜に戻って来たので、翌朝、明るくなってバラを見るとえ・・・?芽吹いてる??

極めつけは、ジャストジョーイ(↑の画像)。

春の芽吹きになってる。。。

うそでしょ~~!!と悲鳴を上げました。

苦労して葉っぱ取りしたミニバラも、芽吹きが著しいです。

そういえば、年末に、サイトによくコメントを送ってくださる”こまめママさん”が、インスタに「休眠させているつもりが葉っぱが出てきているものがある」というコメントを寄せてくださっていましたが・・・これか!?と納得するやら驚愕するやら。

長野の自宅のバラにも、先端に新芽が開いたばかりのものがいくつかあったのですが、強剪定前だったので、この際取ってしまいました。

寒冷地なので、例年芽吹いたばかりの芽というのは、冬に見られることはないのですが、暖冬だからかな、珍しいなとは思ったのですが。。。。

強剪定した後の株が年明け早々芽吹いたのは初めてです。

このままいくと、2月にバラの開花が見られるかもしれない。

うれしいのか、うれしくないのか、もはやわからない状態です。

バラ以外の浜松のベランダの植物たち

一日の気温がいくら高めとはいえ、暖地とはいえ、それなりに朝夕は寒さが募っているのではないかと思います。

なにこれ?と思われるかもしれませんが、画像は浜松のベランダに置きっぱなしのデンドロビウム・ノビル系です。

5℃を下回る状態を2週間以上過ごさせないと、花芽が付きません。

節のところから、ポチポチ花芽が出てきているので、最低気温が5℃前後にはなっているようです。

もちろん、葉っぱが青々しているものが多いので、それほど気温が下がっているとは思えませんが、冬らしく低温状態にもなっている証拠のように思います。

同じくベランダにほったらかしのインパチェンスの花がいまだに咲いています。

2018年年末~2019年春先までは、ベランダの簡易温室に入れていたのですが、この冬はベランダに置きっぱなしにしてみています。

というのも、浜松では多肉植物がお外で放置されているし、ストレリチアが地植えで管理されているので、これもいけるかも??と試しています。

このインパチェンス、カリフォルニアローズ・フェイスタなのですが、いつ購入したか記憶にない古株。多分、栽培5年目(もっと行ってるような気もしますが、わすれました)。

長野で育てていたときは、10月頃から4月中旬まで室内栽培でしたが、それでも大部分が解けたように透明になっていくのですが、浜松ではいまだにお外で頑張って咲いています。

これが枯れない程度に暖かいということだと思っています。

ガーデンシクラメンは、当然ベランダに置きっぱなしです。

これがぐったりしていないので、気温が25℃を上回っていることはなさそうです。

暖冬の2020年、春の開花はどうなるの?

気温が十分に下がらないため、雪国仕様のぬっくぬくダウンコートは、長野に置きっぱなしにしています。

春の開花がどうなるのか?ちょっと不安になったりもします。

とにかく、バラが目覚めているようなので、従来なら水やりをさぼれる時期ですが、様子を見ながらこまめに世話しようかと思います。