春待つ庭に波乱の予感|春先の水管理は難しい

ぽかぽか陽気が毎日続いたかと思うと、急激に寒くなって小雪が舞い散ったり、気温が乱高下しています。

10日ほど留守にしていた自宅に戻り、恐る恐る庭を確認したところ、心のどこかで予想はしていたものの、波乱の形相を見せていました。

12~2月、雪がドカンと降っているとき、庭木は冬囲いさえしてあれば、全く何の世話もいらないものですが、雪がないとき、2~4月は絶妙なさじ加減が要求されてしまう困った状態になってしまうのです。

今年はまさに、そういう年なのに、不在がちな我が家は、春を迎えるのにいくつか失敗をしてしまったようです。

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雪は最高の保温材&保湿剤

このクリスマスローズはニゲルです。真っ白の。

春先には葉っぱだったことを思い出すのか緑色になっていくんですが、今年はピンクです。

ここまできれいにピンクになることは珍しいです。

水が全然足りなかったんでしょう、上に雪がずっとありません。

大寒の頃、寒冷地の長野に雨が降りました。雪ではなく。

実は去年も降り、驚愕しました。

ガーデニングからいうと、冬の雨はとても不吉。

雪は最高の保温材であり、保湿剤。

雪が3月まであるときはとても春を迎えやすいもの。

大寒に雨が降ると、根雪がなくなってしまいます。

雪が乗っていると、雪のすぐ下が0℃前後に保たれ、冬囲いの下の根は凍ることなく休めており、水気がすぐ上に乗っかっているので、水切れを起こす心配もありません。

水をやったがために根が凍ってしまった!という心配もないのです、水やりがいらないから。

東京の交通網がマヒする大雪の後、暖かい日が続いていたので、2月中旬には根雪がすっかりなくなっていました。

こういうとき、毎日気温と水の乾き具合を確認して、乾きすぎているようなら水やりする必要があるのですが、いない以上、どうすることもできません。

庭植えのバラは目が動きだす

2月中旬、まずいなあと思っていたのですが、現実的に3月下旬、庭全体が乾燥しすぎになっていました。

寒の戻りで小雪が舞い散る中、ペットボトル給水を庭中に挿して回りました。

アイスバーグはかなり乾燥気味で弱っていましたが、芽が動き出し春を待っているようです。

アミ・ロマンティカも無事のようです。

秋に植えたばかりなので、根がしっかり伸びていないので心配しましたが、庭植だけあって、何とか持ちました。

かねてより地植えにしているものに比べると、かなり弱っていますが、春を迎えられるかと思います。

鉢植えのインフィニティはおそらく全滅

今さらのようにペットボトル給水を挿してありますが、おそらく全滅したかと思います。

秋に株分けしたインフィニティです。

水切れで、枯れたものと思われます。

2月中旬まで、芽が動き出しそうな気配がしていて、緑色でしたが、3月中旬の今、茶色~こげ茶になっています。

植え替えてから冬になるまでの時間が短かったので、とても心配していたのですが、寒さには耐えられたものの、気温の乱高下による水切れに耐えられなかったようです。

植え付け後2~3年後の同じサイズの鉢のインフィニティと比べると、差は歴然です。

春までこのまま置いておいて、復活しなければ、新しいミニバラとチェンジします。。。

ビオラ&百合は順調生育中

百合の上に植えたビオラは、いい感じに徒長せずに伸びて、春に向かって花数を増やし続けています。

ビタミンカラーのビオラは元気が出ますね。

春先に、徒長させずにビオラが育っているのはしみじみいいものだと思います。

百合も、土の中で順調に育っているといいのですが、こればっかりはわかりませんね。

たしか、この薄紫のビオラだけがちょっと高価だったんですが、育ち具合は変わらない気がします。

耐寒性のないオリーブ無事越冬

耐寒性が乏しく、寒冷地での越冬は難しいでしょうと書かれていた、オリーブの「オークラン」は画像右手のオリーブですが、無事に育っています。

雨があまり当たらない玄関先なので、土がかなりカラカラでしたが、枯らさずに済みました。

以外に水切れしやすいユーカリも無事のようです。

東京のどこだったか、ショップでオリーブの木に花芽がびっしりついているのを見かけたので、自分のオリーブもウキウキ観察しましたが、それらしい姿はありません。

まだないのか、今年はないのか。

まあ、枯れなかっただけで良しとしましょう。

真冬よりも春先の水管理が一番難しい

室内であれば、冷暖房完備の我が家なので、気温の乱高下も心配する必要もなくいつも通りに過ごせばよいのですが、こと屋外となると、雪がなくなってから気温が十分に上がって春になってしまうまでの間の水管理は、毎日観察していても難しいのに、不在の場合はとてもとーてーもー難しいです。

育てて2年目にもなると、多少の水切れも寒の戻りもものともしなくなりますが、まだ幼苗のものは、デリケートなので非常に難しいですね。

無理してでも、8号植木鉢は小さくないですが、ド根性で背負って持って行って、東京に置いておけばよかった。

くやまれてなりません。