ミニバラの植え付けに使った資材は、どんな資材を使っているのだろうと、興味を持たれるかと思います。
おケチなすももは、高価なバラ専用の土や、美しい鉢には投資しません。
高価なテラコッタ鉢に植えたくないと言ったら嘘になりますが、ベランダー向きではないし、次に引っ越すときに重くて困るので、100均鉢を愛用しています。
鉢底石
使っても使わなくても構わないのですが、排水性(水はけのことですね)の向上のために、私は使っています。
スリット(切れ込み)の入ったグリーンの「スリット鉢」なら、鉢底石は入れなくてもいいし、普通の鉢より一回り小さな鉢でもバラにはぴったりなので、スペースに制限がある人にはおすすめです。
夏に向けて、土が少ないと根がダメージを受けやすいのと、別にスペースは気にしていないのとで、安さを優先した私は、スリット鉢はあまり使っていません。
鉢底石をネットに入れるワケ
鉢底石をネットに入れて使うのは、植え替えるときに鉢底石を取り出しやすいようにするためです。
古い土は再生処理しないと使えませんが、鉢底石は洗ってすぐにつかえるので、取り出しやすいようにネットに入れています。
また、ネットに入れることで、鉢底ネットをつける手間も省けます。
赤玉土
中粒でも良かったのですが、小粒がそれほど小さくない粒だったので、小粒を用いました。
持っていなければなしにして、培養土だけでも構いません。
赤玉土を使わず栽培しても、なんの問題もなくよく育ちます。
植物は根でも呼吸するので、つぶつぶが混じっている方が根が呼吸しやすいかも、根を広げやすいかもと考えて、今回の植え替えでは使いました。
多肉には高価な硬質の赤玉土を使いますが、バラには普通の赤玉土でいいかしらと考えて、普通の赤玉土を使いました。
培養土
培養土は、高価なものやバラ用のものを使ってみたこともありますが、パッケージにあるほどの大きな効果を感じられませんでした。
どんどん鉢を増やしたいという欲張りな性格から、不要はコストはカットしたいところなので普通の一番安い草花用の培養土を使っています。
高価なバラにピッタリの肥料が入っている土を使っても、その後肥料がいらないわけではないし、バラ用の肥料をまめに施肥すれば、土にこだわらなくても十分だと思います。
鉢で育てる以上、地面に植える「地植え」に比べると生育が劣り、水管理が難しいのは避けられないので、土にはこだわっていません。
サンデーマルチ
土の上に、材を2cmほどの厚さで敷き詰めておくのですが、今回、長野から持ってきておくのを忘れました。
根を保護するのと、水をかけたときに土がはねて葉が傷んでくるのを防ぐために、マルチング材は欠かせません。
マルチングしてあるのとないのとでは生育が違います。
しばらくないままですが、そのうち取りに帰ります。
以前は、バーク堆肥をマルチング材として使っていましたが、コバエが大発生するので、サンデーマルチに替えました。
フワンフワンの優しい触り心地で、コバエもバークより格段少ないので、気に入っています。
ココピート、バークチップの小さいもの、水苔などでも同じ効果が期待できるかと思います。
バラ用の肥料
私の愛用のバラ用の肥料は、円柱型のペレット状の薄灰色の外観のもの。
メーカーはあまり気にしていません。
他の肥料も使ってみたことがありますが、コレが一番気に入っているので使っています。
人によっては他のものがいいという人もいるかと思います。
肥料をまくタイミングは蕾が少なくなってきたら
肥料をまく「追肥」「施肥」のタイミングは、蕾がすくなくなってきたら、株元にまく、というタイミングにしています。
大体毎月まいているでしょうか。
7月後半~8月は、暑さでバラが弱ってくるので、なるべく花を咲かせないようにするために、施肥を行わないようにして、9月になったら施肥を再開します。
バラは肥料食いです。しっかり施肥しないとたくさんは咲いてくれません。
年末に強剪定と冬囲いを行ったら、株元に肥料をまいて、年内最後の施肥を行い、春に芽吹いてくるまで施肥はストップします。
牛糞などの有機堆肥は使わないの?
有機堆肥は、地中の微生物や虫、ミミズなどの助けを借りて分解されてから、肥料として植物が根から吸収できるようになります。
バラには虫が付きやすいので、私はオルトランを株元にまいておき、ベニカXスプレーを掛けてアブラムシなどがつかないように予防しています(オルトランも忘れたので、取りに帰ってからまきます)。
殺虫剤は微生物や虫に打撃を与えるので、堆肥も分解しにくくなってしまうので、鉢植えに使っても効果が発揮されにくいと考えています。
また、有機堆肥は匂いがきつく、虫を呼び込みやすいので、鉢植えには向かないと考えています。
有機堆肥は、真冬の冬囲いをするときに、地植えのバラに穴をほって埋めて施肥して、冬の間にじっくり分解して効いてくるようにと使いますが、鉢植えには使っていません。
鉢内は狭いので、有機堆肥が分解するときに出る熱などが、根にダメージを与えかねません。
自分以外のひとが使う分には反対しませんが、私は鉢植えには使っていません。
さて、最後の画像は、株分けした翌日の画像です。
え~~、花がない!!失敗したの!?と思われそうですが、5枚葉の上で切り落として、株の負担を減らしたところです。
花が終わりかけていたので、エネルギーを生育に向けてくれるよう、カットしました。
次に花がつくのはかなり先になりますが、それまでじっくり育てます。