【実践】パンジーと秋植え球根の寄せ植え|寒くても春までワクワク寄せ植え

秋に植えて春に咲く球根を使った春の寄せ植えを作るために、ムスカリ・アネモネ・チューリップなど秋植え球根を購入して準備していましたが、いよいよ!去年植えて花を咲かせたユリの百合根を掘り起こして、ユリも含めた寄せ植えを作ることになりました。

長野の自宅にほったらかしだったので、無事育っているのか非常にドキドキ。

育っていなかったら?そりゃあもう、去年と同じ店に買いに走ります。

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2017年に植えたユリを掘り起こしてみる

2018年に咲いたユリ。

豪華できれいでした。

現在、卒塔婆状態です。

茎を切り取り百合根を掘り起こす

まずは茎を切り取って、様子を見ると、茎の周りにびっしり根が張っているのが見えました。

でも、土は全体にフカフカのままで、茎を持って左右に振ると、ズボッと抜けそうな予感です。

2つあるので、まずは1つ引っこ抜いてみました。

ちょこっと根っこがついた茎が取れました。

つまり、球根の上側についている根っこ「上根」と茎だけとれたようです。

仕方ないので、手で球根を掘り起こしました。

ついで、もう片方は、茎を引っ張ったりせずに、手で丁寧に掘り起こし、球根を取り出しました。

茎のついたでっかい土の塊が取れただけに見えます。

ひっくり返すと、白い百合根が見えますね。立派な根っこも見えます。

周りの土は簡単に振り落とせて、球根だけを楽に取り出すことができました。

左側の球根は2つに分球しています。

今年は3球植えることになりました。

去年植えたときよりも若干立派に育っているような気がします。

球根の下側についている根「下根」は、球根を支える根っこなので、長すぎるもの以外は、そのまま残しておきました。

ユリは、球根の周りに皮がないので乾燥しやすいため、すぐ植えないといけません。

直ちに鉢に鉢底石を入れて、その上に土を入れ、球根をおいて更に土をかぶせました。

他の球根は持ってきていないし、運びやすいように、この上にマルチング(マルティング)を載せた状態で浜松に持って帰り、後で植え直します。

パンジーとチューリップ・ムスカリ・アネモネを植える

浜松に持ち帰りました。いよいよ他の球根も植えるので、マルテチングを外し、球根の位置を再確認します。

百合根を植えて土と元肥を入れる

分球した球根は手で2つに割って、植え付け。上側の2つがそれです。

手で簡単に割れますが、細かくしすぎると花が咲かなくなるので、分球もほどほどに。

球根の位置がわからなくならないように、割り箸とバラの枝を乗っけてから、

棒が立つくらい土をしっかり入れます。

表面全体に肥料をまいたら、その上に培養土を振り入れ、混ぜ合わせます。

ユリは上根が育つスペースに肥料をあげると、より育ちが良くなるからです。

よく混ざったら、更に土を3cmほど入れ、軽く土を抑えておきます。

11月下旬はパンジーを剪定してから

パンジーが春を前に徒長するのを防ぐために、一番下の芽のところまで切り戻し、傷んだ葉も取り除いてから植え付けます。

右側の苗は元気がありません。

ポットを外して植え付けます。

根のはり具合も元気具合に比例していますね。

右の苗はそのまま植え付けます。

左の苗は、根のはりが良くなるように、底を手で十字に割ってから植え付けます。

ユリのじゃまにならない位置に位置決めして、周りに土を入れていきます。

半分くらい苗を埋めたら、チューリップの球根をギチギチにセッティング。

球根の平らな面を揃えて並べましょう。

球根を土で埋め込んだら、チューリップの球根の入っていないところにムスカリの球根をセッティング。

位置決めは結構いい加減。自分の好みでOK。

更に土を入れたら、アネモネの球根を植え付けます。

11月下旬なので、給水させずにそのままイン。

とんがっている方を下に向けて植え付けるのがコツです。

更に上まで土を入れたら、マルティングをかけておきます。

鉢底から出る水が茶色でなくなるまで水やりしたら、出来上がりです。

その後の世話は?

冬の間中、パンジーがこれから成長して花をつけていってくれます。

パンジーは冬の間も結構水を欲しがるので、水のやり忘れには注意しましょう。

寒冷地であっても、禁水にはしません。

水やりを忘れないで

球根を植えて、庭植えならともかく、鉢植えで、春まで水やりしなかったら、春には球根が芽吹いてきません。

そこそこに水やりする必要がありますが、なにもないところに上げるのは面倒くさいので、パンジーを植えています。

追肥も忘れないで

肥料は植物のご飯です。

栄養を蓄えている球根でも、大きく立派に育つには肥料は欠かせません。

こまめに追肥しましょう。

月1回緩効性化成肥料をまく、月2回液体肥料を水の代わりにやるのがおすすめ。

ユリの開花は6月だから

ユリは開花が6月。

チューリップたちと大きくずれます。

パンジーも、暖地では6月まで持たせるのは結構難しいです。

チューリップたちが終わったら、パンジーは抜き取り、ペチュニアに植え替えようと思っています。

6月には、ペチュニアとユリのコラボレーションを作りたいですね。

チューリップなどの球根は、太らせて来年に備えるか、早々に抜いてスッキリさせて、球根は来年また買うか。

そのへんはお好みで、様子を見て考えればと思います。

2019年3月28日 その後の秋植え球根の寄せ植え

枯れることなく豪華に咲き誇っています!

アネモネのいくつかがものすごく背が高いので、アネモネまで入れようとすると小さな鉢に見えてしまいますね。

実際はぎっしぎしに芽を出しています。
左端と、左上のチューリップの左右にユリの芽が出ているのがわかります。

去年のゆり根から、ちゃんと芽を出したようです。

ムスカリだけ、姿を見たことがないのですが、そのうち出てくるのかもしれないし、出ているけれどもしゃもしゃだから気づけていないのかもしれません。

バラの咲いていないときに豪華に咲いてくれるのでうれしいですね。

2019年5月20日 百合の開花!

今年のユリの一番花が咲きました。

他の蕾も膨らんでいるので、次々開花が見られるかと思います。

ここで、ユリの開花までの蕾の変化をまとめてご紹介しましょう。

花茎がにょきにょき30cmくらいまで伸びてきて

中心部分に先端が黒っぽい花芽がぎゅ~っと寄り集まっているのが見えてきて、狭いところから飛び出そうとしているようになります。

花茎をのばしながら、徐々に蕾が大きくなっていきます。

ある程度の大きさになったら色づき始めます。

そして順次開花していきます。

花粉がつくと嫌な方は、おしべを取っ払ってしまってもOK。花もちには影響しません。

暖地のせいもあるのか、パンジーがあまりいい状態ではないし、チューリップの葉っぱが枯れてきたので、抜けるだけ抜いてしまい、代わりにローマンカモミールを植えておきました。

ムスカリは、チューリップに1か月くらい遅れて、先日数輪咲きました。

ティーに向くのはジャーマンカモミールですが、ジャーマンカモミールは花しか香らないし一年草。

全草リンゴの香りのする多年草で冬でも常緑のローマンカモミールがすきなんです。

ビジュアル的には、ユリの下にくさむら?って感じですが、OKにしておきましょう。

2019年のユリの開花は5月28日~6月18日

2019年のユリの開花は、5月28日から始まり、最後の一輪が咲いたのが6月18日で、2日後の6月20日に花びらが散りました。

2017年末にゆり根を購入し、2018年にも開花、2018年末に掘り上げて植えなおして育てたものなので、感慨深いものがあります。

まず一輪が5月28日に開花し、翌5月29日には3輪が花開きました。

5月31日に最初の一輪が散った後、一輪また咲いて4輪になりました。

このあと、開花して2~3日後に花を散らせながら、蕾がどんどん花開いていきました。

6月3日のようすです。小さな蕾が右上にありますが、この蕾もやがて開花しました。

6月4日は、開花数がピークに。

香りも漂ってきて、いい感じでした。結局おしべは取りませんでした。

6月8日もまだまだきれいに咲いていますが、花数が減り始めました。

蕾も残り僅かなので、仕方ないですね。

6月18日、最後の一輪が花開きました。

20日間、たっぷりユリの花を楽しめました。

花後はゆり根を太らせるべく、葉っぱを育てています。