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ルクリアは、ピンク色で桜を思い浮かべる花を咲かせるから「アッサムニオイザクラ」とも呼ばれていますが、桜とは無関係の植物です。
アッサムニオイザクラの、蕾がまだたくさんついているけれど、もう咲きそうにない形状になっているものをGET!
これで喜ぶのは私くらいかもしれませんが、気長に育てたらと思います。
まずはおさらい|ルクリアの魅力と育て方
ルクリアの開花株が出回るのは、敬老の日に近いころ。
そのため、ルクリアは敬老の日の贈り物にピッタリの花と言われています。
丸い蕾も、優雅に香る花もキュートです。
実際に育てていると、本来の開花期間はもう少し冬にずれ込みます。
ヒマラヤ・中国雲南省などに自生している常緑の花木で、ひと鉢あると部屋中が香りでいっぱいになります。
ルクリアは暑いのも寒いのも苦手
ルクリアは、寒くなる頃出回るし、寒い地域がご出身だから、寒さに強いだろうと思いがちですが、霜が降りたら一発で枯れます。
温室育ちの鉢植えが多いので、秋口から屋外栽培していれば、暖地の軒先でも越冬できるかもしれませんが、やめておくのがおすすめです。
暑さにも弱いし、雨に当たるのも苦手。
ということで、日当たりの良い室内で年中管理しておくのが一番楽な植物です。
常緑だけどなんだかんだと葉を落とす
ルクリアは常緑樹ですが、水が多くても葉を落とし、乾燥しすぎても葉を落とし、寒くても葉を落とし、暑くても葉を落とし、なんだかんだで葉を落とす厄介なやつです。
葉っぱがボロっと落ちることは始終ありますが、あまりに落ちたり、禿げ上がったりするときは、管理状態がお気に召さないと考えて、改善を試みましょう。
- もっと明るい場所に移す
- もっと土が乾かないと水やりしないようにする
- 冷え込んだり暑かったりしないかよく考える
お嬢様のご機嫌を取る感じで、考えてみてください。
ルクリアは短日性植物
ルクリアは日(昼間)が短くなると花芽をつける植物です。
ポインセチアが赤くなる環境・シャコバサボテンが花をつける環境と同じ環境を用意してやると、蕾がでてきます。
冒頭でも書きましたが、ルクリアの実際の花がさく頃は、クリスマスに近くなる頃からなので、11月の今手に入れたら、まだまだ新しい蕾をつけさせることも可能になります。
暗い環境がなければ、夕方箱をかぶせて、朝箱から出す作業をしばらくやっていると、そのうち蕾が付きます。
5月に植え替え・6月に切り戻す
ルクリアは意外にどんどん根を伸ばしていき、根をきられると枯れやすいので、5月ごろ、なるべく何もせずに一回り大きな鉢に植え替えます。
地上部も、なんだかワシャワシャに枝が伸びてきます。
枝分かれするんじゃなくて、枝がグネグネ伸びていくので、どうしたもんだろうという状態になるわけです。
6月ごろに、邪魔な枝を切り落とす切り戻しをするとスッキリさせられます。
この時、葉っぱを必ず一組残した状態でカットするのがコツ。
切ったけど、二度と何もでてこなかった状態を防ぎます。
実際の2019年の6月は、切り戻せませんでした。なぜなら、終わりに追記しましたが、花芽が出てきたからです。
相当わしゃわしゃになっているので、花が終わったら遅ればせながら切り戻します。
ルクリアの土は乾き目・葉水はタップリ
ルクリアは葉っぱがすぐたれてくるので、水切れだ!と思って水やりしてしまいがちですが、水が多すぎても葉っぱがたれてきます。
表面の土が乾いてから水やりしましょう。
ルクリアはハダニやコナジラミ・アブラムシなどが付きやすいので、葉の両面をしっかり洗う葉水はこまめに与えるようにしましょう。
(2019年初頭からハダニで泣きそうです。葉水かけまっくったのに。。。。)
ルクリアの見切り苗を手に入れたら
全体にバランバランに広がって、とても状態が悪いのですが、まだまだリカバリーできる範囲です。
蕾が開花するものも多少はあるでしょうが、1割咲けば御の字でしょうね。
二重丸のように見える画像左下の2つは、花殻です。
たくさん蕾がついていますが、咲かせるだけの体力が株にないので、難しいかと思います。
細いものが出ている芽がありますが、蕾が取れかけているもの。
この蕾たちはどれも咲くまで行かないので、全部切り落とします。
上を向いている大きめの蕾は策かもしれませんが、たれているものは全部取り除きます。
左端以外はとても元気なので、これらは咲くかもしれません。
鉢を外して根を確認する
11月の晩秋なので、本来は植え替えどきではないのですが、外して確認して、場合によっては植え替えます。
明らかパンパン、でも、状態はいいですね。
一回り大きな鉢に植え替えることにします。
ルクリアは、水はけを良くするために鉢底石は欠かせないから、入れたら、ウオータースペースがない。
土もほとんど入らない。
これではいけないので、急遽更にもう少し深くて大きい鉢を購入してきました。
植え替えて2週間ほどたちます。
花も少しは咲きましたが、蕾が落ちる率のほうが高いので、結局全部摘み取りました。
こういう小さい葉っぱの付け根でカットしています。
脇芽が出て、そのうちまた蕾も上がってくるかと思います。
隣のコンビニの明かりを計算に入れるのを忘れていました。
今更ですが、箱でもかぶせましょう。
ルクリアをわざと枯らした過去
かつて、初めて購入したルクリアは、すぐに枯らしました。
原因は、きっぱり、水のやりすぎです。
ルクリアはすぐに葉っぱを垂らすから、水が切れているんじゃないかとせっせと水やりしたら、水をやりすぎたらしく、あっという間に枯れました。
ルクリア2代目は、3年以上我が家にいました。
実は、これをわざと枯らしました。
ものすごく大きくなって、長く花を咲かせてくれるのですが、オンシツコナジラミがものすごくついて、アブラムシも調子に乗ってやってきて、ドロンドロンのはっぱになるわ、小虫が飛び交うわで、すっかり嫌になり、遅霜が来る前の温かい日に外に出して、遅霜で枯れました。
あの頃の自分に言いたいことは、
「なぜ葉水をやらない!なぜオルトランをバカスカしこんでおかない! ベニカXスプレーかけまくれよ!」
常時室内栽培していたくせに、葉水を全くかけなかったので、虫が付き放題。
なぜか殺虫剤を使わずに、大繁殖を招く。
枯らそうと画策する前に、この点、反省すべきでした。
あれから5年以上たちます。
反省して、今度は元気に育てます。
2019年7月4日 その後のルクリア
なぜか6月下旬に花芽を付けました。
蕾の丸いのが目立つようになり、
ルクリアらしいかわいらしい蕾になり
開花しました。
夏に向けて、夏至に向けて日が目いっぱい短くなっている今、なんででしょうか。
不思議です。
ちなみに、2018年11月下旬に寒さが気になって室内に置き場所を移しました。
2019年になるころ、ハダニがまた発生し、周りの観葉植物にも移し始めました。
4月になって外に掘りだしたらバラにもハダニを移しだしたので、ものすごい端っこ、一番風下に隔離しました。