ユリ根と秋植え球根の植え付け|古い土の再生材を使う

12月です。

というよりはというのが正しいのですが、2017年末より育てている「ユリ」を植え替え、チューリップアネモネなど「秋植え球根」の植え付けをようやく行いました。

購入したままほったらかしにしていたパンジーも、剪定を行ってから一緒に植え付けしています。

何もないところに水やりしないですむように、春に豪華なチューリップやアネモネ等がぎっしり咲いた寄せ植えに仕上がるように、パンジーには、春までしっかり咲き続けてもらいましょう。

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12月なのにユリの茎が枯れない!?

夏ごろ、長い間楽しませてくれたユリ。

花後、ゆり根を太らせるために茎を育てていました。

長野では風花が舞い散る季節になっていますが、暖地浜松では一向に最低気温が10℃を下回らず、ユリの茎が全く枯れないまま、12月になってしまいました。

いつまでたっても秋植え球根が植えられない!

12月になってしまいました。ユリの茎が枯れません。

いつまでたっても植え替えられない!そんなジレンマに陥っていました。

しかし、ようやく最低気温が5℃になる日が出てきて、2019年12月9日、もう枯れてるって言ってもいいんじゃない!?と思われる状態になってきました。

2018年に植え付け、葉っぱが枯れた後に球根を収穫しておいたのですが、取り除き損ねた分が発芽しているようで、アネモネやチューリップの葉っぱが出ていました。

ユリ根を取り出す

まず、表面の土を取り除いていき、後で植えなおせるよう、芽吹いている球根を根っこごと取り除いていきます。

ユリ根の上側にできる上根の周りに、小さな球根”むかご”がわんさかできているのが確認できました。

芽吹いている球根を根っこごと抜いたのですが、チューリップが芽吹いていると思っていたのは、ユリのむかごから芽が出ていたものでした。

いい加減掘り起こしにくくなったところで、ユリの茎ごと持ち上げたら丸ごと取り出せました。

一番底にネットに入った鉢底石があり、そのまま使えそうだったので、底からべりっとはがして、そのまま鉢底に戻しました。

ユリ根は、大きめのものが3つと、中ぶり・小ぶりが、むかごとともにたくさん採れました。

ムスカリの球根だと思しき球根も2こ、残っていました。

今回、新しい土を使わずに、この時取り出した土を使って、土の再生材を利用しつつ、植え替えようと思います。

ユリ根と秋植え球根の植え付け

ユリはゆり根の上にも下にも根を伸ばすので、鉢底石の上に10cmほど土を入れ、再生材を混ぜ込み、その上にゆり根を広げて並べ、ついでに育てばいいし、育たなくてもいい、小さめの球根も周りに仕込んでおきました。

その上に、15cmほど再生材を混ぜた土を戻し、その上に肥料をばらまいた後軽く混ぜ込み、ました。

上根に十分な栄養が行くように、球根の上側に特にたっぷり肥料を混ぜておきます。

さらに5cmほど再生材を混ぜた土を入れます。肥料がパンジーの根っこに触れないようにさせるためです。

大きめのゆり根の位置がわからなくならないように、ユリの茎を挿しておきました。

ユリの茎を避けて、剪定を済ませたパンジーをセッティングし、その周りに向きをそろえたチューリップの球根をセットし、さらにその周りに抜いた芽が出ていた球根や、夏に取り出しネットに入れて保存していた球根など、ところせましと植え付けておきます。

球根をセットし終わったら、再生材を混ぜた土をどんどん足していきます。

最後に追肥もしておきます。

土のリサイクル材を使ったわけ

昨今、古い土をごみとして出せない自治体が増えてきています。

庭がある場合は、庭の隅に古い土を放置して置けば、知らないうちに消えてなくなるのですが、庭のある人ばかりではなくなってきています。

できれば古い土をごみとせず、リサイクルしたいものです。

基本的な古い土のリサイクル方法

古い土を捨てずにリサイクルするには、基本的には根っこなどを取り除いた後、真夏などに広げて置いて日光で殺菌消毒した後、腐葉土や有機堆肥を混ぜ込み、1週間以上置いてじっくり再生させていきます。

また、再生土は、連作障害を避けるために、できれば同じ植物群と異なる植物の栽培に使用します。

ゆり根は乾燥厳禁

ユリは、ゆり根の周りに、チューリップのような薄皮ができないため、乾燥が厳禁です。

ユリ根は、乾燥させないためにすぐに植え替えるか、おがくずなどに入れて保湿しておく必要があります。

スーパーで売られているゆり根がおがくずに入っているのは、乾燥してだめになるのを防ぐためですね。

リサイクル材を使ってユリを植え替えたわけ

今回、植え替えが遅れたこともあり、すぐに植え替える必要があるので、混ぜただけですぐに使える再生材を使ってみることにしました。

うたい文句通りに、使えるのか?それも検証。

”連作障害”を考えると不適切極まりない同じものの植え替え。

これにしっかり対応したら、リサイクル材としても大したものです。

どうせなら、悪条件で使ってみましょう、ということで、そのまま植え替えに使ってみました。

ちゃんと、ユリや秋植え球根が育つといいなと思います。

念のため、通常以上に化成肥料は加えておきました。