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ゴムの木もウンベラータも、ゴムの木の仲間、フィカス属ですね。
「フィカス」は「いちじく」のことなので、イチジク属ってことでしょうか。
ベンジャミンもガジュマルも、フィカス属。仲間はとても多い品種です。
フィカスがなんだか水やりしても元気がなく、土の表面が乾くのも早い。
室内にずっといる観葉植物とはいえ、夏なのに成長が妙にじれる。
鉢を見ると・・・ちょっと小さめ?
そんなときは、鉢の中が根で一杯で狭くなってしまっている「根詰まり」を疑いましょう。
ウンベラータの植え替え
ウンベラータと一緒にゴムの木も植え替え、2周間ほどでゴムの木は唖然とするほど大きくなったのですが、ゴムの木の植え替え前~植替え直後の画像をすっかり撮り忘れていたことに今更ながらに気づきました。
かろうじて、画面の右上隅に、ゴムの木の葉っぱが写っています。
ウンベラータも、植え替え直前の画像を撮ったつもりがなかったので、代わりに植え替える2ヶ月前の画像です。
葉っぱで鉢が見えないほどで、すでに手狭そうに感じられます。
ウンベラータの植え替えを中心にご紹介しますが、ゴムの木も同じフィカス属なので、手順や様子に何ら変わりはありません。
鉢を外してみる
まずは鉢を外してみます。
植え替えにはちょうどいいくらいの時期だったようです。
思いの外、土も残ってるし、根詰まりと言うにはオーバーじゃないの??と思うかもしれませんが、鉢の中の土がほとんどなくなって、根だけになって、ぐるぐる巻きになっている状態は、もう危機一髪状態です。
その前になんとかしましょう。
一回り大きな鉢に植え替える
鉢を外して、一回り大きな鉢に植え替えます。
バラの場合は、思いっきり大きな鉢に植え替えますが、樹木を植え替えるのは、ポットごと鉢に入れて、ちょうど指が一本位差し込める、一回り位大きな鉢にします。
一回りってどういう意味?と今更ながらに聞けないものですが、2号だったら3号鉢にかえること。
根の状態が悪くないので、そのまま、ほぼいじらずに、一回り大きな鉢に植え替えることにしました。
ミニと言うには大きいですが、小さめの観葉植物なので、根をいじると耐えられないことがあります。
小さい樹木なので、土が思いっきり増えると、適応不良を起こすことがあるので、指が一本はいるくらいの増量にします。
2年ごとと言わずもうちょっと短期間に、ちょこっとずつサイズアップしていくことで、小さい樹木を上手に大きく育てていくことができます。
土を好みにブレンドして
今回、ウンベラータには、コバエをこれ以上増やさないために、赤玉土にバーミキュライトのみをブレンドした土を用いました。
バーミキュライトは、赤玉土オンリーよりも、もうちょっと水持ちを良くしようと思ったからプラス。
適当ブレンドです。混ぜ合わせただけ。
鉢底に土を入れて、その上に苗を戻し、周りと隙間、上に土をプラスしていきます。
植え替え後は土を軽く抑えてから、鉢底から流れ出る水が茶色く濁らなくなってくるまで水やりします。
植え替え2日後です。
株元に、観葉植物用の緑色の肥料を置きました。
ゴムの木の植え替えの手順はウンベラータと同じですが、土は、普通の培養土に、バーミキュライトをブレンドしたものを用いました。
もともと、ゴムの木のほうが腐植質が多い土に植えられていたので、あわせました。
植え替え2周間後
縮尺がわかるものがないのでわかりにくいのですが、葉っぱの枚数が増え、葉っぱ全体が大きくなりました。
ゴムの木は腐葉土にバーミキュライトブレンドが気に入ったのか、葉っぱの枚数も大きさも格段に違い、ちょっと当たると倒れるようになったので、次はいつ植え替えるか、考えておく必要がありそうです。
ウンベラータは、葉っぱの間隔が詰まったように見えるほど、葉っぱが大きくなり、葉数も増えています。
植え替え直後は、徒長気味に見えたのですが、今は良好な感じに見えます。
ゴムの木をハイドロボールで育てるには
コバエ対策をするとしたら、ハイドロボールが一番。
鉢を外して土を落とし、根をきれいに水洗いしたら、ハイドロボールを土代わりに入れて育てます。
画像は我が家のガジュマル。
100均ミニ観葉出身です。
1年ほど育ててからハイドロボールに植え替えて、今13歳くらい。
2年ほど前からハダニにとりつかれ、葉っぱを8割取り除いてから1ヶ月ほど経過した状態なので、結構おさびし山状態ですが、ハダニがこんどこそ、いなくなったのでは?と思います。
植え替えたらすぐに枯れた
昨年11月ごろ、アポロゴムの木のミニ観葉植物を購入し、ハイドロボールに植え替えたところ、どんどん葉っぱが落ちていき、半年で枯れ果てました。
晩秋にやる作業じゃなかったなあと思いつつも、春になれば元気になるだろうと思ったのですが、春までもちませんでした。
今年3月、カシワバゴムの木のミニ観葉植物を購入し、性懲りもなくハイドロボールに植え替えたところ、2ヶ月持たずに枯れ果てました。
アポロゴムの木も、カシワバゴムの木も、ガジュマルよりは大きなサイズになっていたのに、持たなかったので、愕然としました。
樹高はかなり小さかったけれど、ガジュマルはもともと、幹がかなり太かった。
このあたりが差だったのかもしれません。
フィカス属はハイドロボールに合いにくい
今回、コバエがなるべく出ないように、ハイドロボールの次善の策として、赤玉土とバーミキュライトを用いました。
腐植質をプラスするには、培養土のみ使用。
しっかり緩効性化成肥料を与えれば、問題なしと考えました。
フィカス属は、ある程度大きくならないと、ハイドロボールに適応しにくいと思います。
でも、育ちすぎてからは、急にハイドロボールに切り替えると、もっと適応しません。
ハイドロボールに植え替える場合は、ある程度小さいうちに、枯れても泣かないつもりで、トライするべきだと思いました。
無理しすぎるよりは赤玉土やバーミキュライトなど、無菌の土を活用するのがおすすめです。