エケベリアの室内栽培は冬限定|エケベリアを育てる【改訂版】

エケベリアは、ちっちゃな葉ボタンかバラの花のような、きれいな放射状に葉っぱが並ぶ多肉植物です。

最近は100均観葉植物としてもたくさん流通するようになり、リーズナブルでかわいい多肉植物が手に入るようになってきました。

あまり手をかけなくても子株がどんどん横から生えてくるので、充実した株にするのも難しくはない多肉植物です。

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エケベリアを室内栽培すると弱って枯れる

他の室内栽培も可能な多肉植物と、一緒に販売されていることが多いせいか、エケベリアも明るい窓辺であれば室内栽培できると勘違いしてしまうことが多いようです。

ずっと室内栽培しているとだんだんと弱ってきて、縦長になってしぼんでいき、気が付いたら枯れ果てていたということがよくあります。

かく言う私も、水管理が悪くて枯れているのだと勘違いしていましたが、多肉の図鑑をパラパラ見ていて、室内栽培に「×」がついているのを発見し、ようやく「日照不足」に気が付いた経緯があります。

ただし、エケベリアはメキシコ・中南米原産ということからわかるように、寒さには弱いので、5℃を下回ると枯れることがあるので、最低気温が10℃を下回る前に室内にとりこむ必要があり、この間にできる限り明るいところに置いていますが、いつも枯れるんじゃないかとドギマギさせられます。

エケベリアの水やり

多肉植物の水やりをするとき、水を控えめにすることは非常によく知られていますが、毎日ちょびっとずつ水をやるとか、霧吹きでシュッシュするのが正しい水の控えめなやり方だと思っている人が今も多くいるのに驚きます。

水やりするときは、表面の土がからからに乾いたら株元から土に、底から水が抜けるまでたっぷりと水やりし、水をしっかり切っておきます。

次に水やりするのは、また土がからからに乾いてからです。

葉っぱの間に水がたまると枯れることがある

葉っぱの間に水がたまると、枯れたり腐ったりすることがあります。

よく知っているにもかかわらず、結構大きくなっているので、めんどくさかったから、多少かかってもいいやと思って株元からやるようにしながらも結構イレギュラーする水やりをしたら、子株の方は水のかかり具合がまだましだったからか、生き残りましたが、親株がごっそり枯れて消えてしまいました。

まさに、ダメな例です。

大きくなっても葉っぱに水がたまるのは耐えられません。

優しく株元から水やりしましょう。

エケベリアは春秋型の多肉植物

多肉植物の大部分は、春と秋は元気ですが、夏と冬は元気がないのが普通で、元気がないだけでなく、休眠してしまうものがあります。

エケベリアは春秋型なので、夏にも冬にも元気が特になくなり、夏か冬、場合によってはどちらでも休眠してしまいます。

休眠期間中はなるべく水をやらないようにして乾燥気味に管理し、涼しい日陰で暑さ、寒さが過ぎるのを待ちます。

元気な春と秋はそれほどからからにならなくても水やりしてかまいません。

この時期日光にしっかり当ててあげます。

エケベリアは真夏の直射日光がきらいといいますが、休眠中は冬だろうと夏だろうと、日陰の過ごしやすいところで休ませるものなので、嫌い以前です。

エケベリアの植え替え・株分け

エケベリアに限らず、多肉植物の大部分は春と秋は生育期なので、春と秋の早いうちに植え替えや株分けを行うようにします。

元気がなくなりやすい夏や冬までの時間が長めにとれたら、株に与えたダメージがその間に回復でき、来るべき試練の時を乗り越えやすくなるからです。

種まきをするのであれば、夏と冬、どっちがよりくたびれやすいかというと、冬の方が難しいことが多いので、春秋型の多肉植物は、春の早いうちを狙って種まきするのがおすすめです。

エケベリアは切り口が乾くまで植えない

エケベリアに限らず、多肉植物全般に言えることなのですが、多肉植物の切り分けをした場合、切り口が乾いてしまうまで土に植えないで放置しておきます。

立てるラックをお持ちの方は立てるようですが、新聞紙の上に放置していても問題ありません。

葉っぱが一枚ぽっきりでも、枝つきでも、根っこがついていても、切り口が乾くまで放置しておくのは一緒で、2~3日は最低でも放置しておきます。

切り口から根が出るまで放置しておくのが一番のようですが、そこまで待たなくても大丈夫です。

エケベリアの土と肥料

サボテン用の土か、超小粒の赤玉土など、粒々の土がエケベリアには最適です。

肥料分はほとんど必要としませんが、肥料がちょ~~っとだけあった方が生育がよくなるようです。

肥料のあげすぎも色が悪くなるので、思い出した時にちょろっと施肥する程度にしておくとよいかと思います。

特別な肥料は必要ありません。

規定量に薄めた液体肥料を、水やりするときにときどき水の代わりにあげてもいいし、緩効性化成肥料を株もとにちょろっと置いてもいいですね。

多肉植物の寄せ植えをするなら性質をそろえて

エケベリアに限らず、多肉植物を寄せ植えすると、カラフルでとてもかわいらしく、子供だったら「これたべられるの?」と聞いてしまいそうですが、バラエティ豊かに寄せ植えされているのを見ると、「まて!性質がばらばらじゃないか!」と思うことが多々あります。

休眠期をそろえないと、水をやってはいけないときに、水がしっかりあることになり、枯れろと言っているようなものです。

屋外限定のエケベリアなどを、屋内でも栽培できる多肉植物と一緒に植えて窓辺で育てれば、それも枯れろと言っているのと同じことです。

エケベリアと寄せ植えをするのであれば、春秋型で、冬以外は屋外で管理する多肉植物を選んで、その中から、形や色で組み合わせ方を考える必要があります。

例えば、ハオルチアは春秋型の多肉植物ですが、水が好きで、土が軽く乾いたら水やりした方が元気に育ちます。

エケベリアとはそれほど仲良く一緒に暮らせそうにないので、一緒に寄せ植えにするのはおすすめできません。

ついうっかりでは許されない

えらそうなことを言いながら、ついうっかりと言えないミス発見。

同じベンケイソウ科とはいえ、センペルビウムの画像をエケベリアのところにいれていました。

改めて、センペルビウムも記事にしなおしますね。

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