マーガレット&サイネリア|キク科鉢花の植え替えとお手入れ・育て方

さすがに浜松は暖地!

2月なのに、ベランダのバラがみな芽吹いてきました。

でも、ほぼオールグリーン。

パンジー・ビオラ・インパチェンスが冬中頑張ってくれましたが、全体にお寂しいベランダです。

フラワー度合いをUPするため、暖地特性をフル活用して、マーガレットとサイネリア、2大キク科フラワーを導入することにしました。

もちろん、入荷したての元気いっぱいの鉢花ではなくて、売り場の隅で処分の日を待っているものをゲット!

見切り苗を一回りか二回り大きな鉢に植え替えて、傷んだ葉っぱなどを取り除いておていれすると、見違えるように元気になります。

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マーガレット&サイネリアの育て方と注意点

マーガレットもサイネリアもキク科の花なので、育て方はほぼ同じです。

よく日が当たる場所に置いて、表面の土が乾いたら土に水やりをする、寒さにも弱いが高温多湿にもこの上なく弱くて、夏の暑さで枯れやすい点は同じです。

暖地であれば越冬の心配はありませんが、夏越しはより難しくなるので、場合によっては室内退避も考えて、枯れてもがっかりしないことが大切です。

これまでがっかりして、長く育てていなかったんですけどね。

花が咲き進むと、中心の花芯の色が変わるので、花びらがまだ痛んでいなくても咲き終わっているものは花殻摘みをします。

肥料はマーガレットは控えめ・サイネリアは多めに

肥料については、花をたくさんつけるので、どちらも毎月株元に緩効性化成肥料をひとつまみ施肥するのがおすすめです。

液体肥料は月2回程度、水の代わりに与えるようにします。

マーガレットは肥料が多すぎると蕾が痛んだり葉っぱが黄色くなってくるので、様子がおかしいときは肥料を控えめにします。

サイネリアは逆に、肥料が切れると花が咲かなくなってくるので、蕾が痛んできたら追肥を行いましょう。

買ってきたらすぐに一回り大きな鉢に植え替える

マーガレットやサイネリアに限らず、鉢花の多くは、流通上のコストもあって、最大限小さい鉢に植えつけられています。

すでに鉢の中が根でパンパンになっていることがほとんどなので、購入後はできるだけ速やかに、一回り大きな新しい鉢で植え替えるようにします。

草花なので、どちらも普通の培養土でかまいませんが、水はけをよくするために赤玉土をブレンドしたり、もみ殻燻炭をブレンドするなど、手を加えるのもおすすめです。

マーガレットの見切り苗のお手入れ

購入してきたワンコインに値下がりされたマーガレットです。

花芽はたくさんついていますが、傷んだ葉や傷んだ花が付いています。

まずはきれいに整えなおします。

上の画像の一番奥側の部分が痛みがすすんでいるので、鉢をくるくる回してここから手を入れましょう。

手前から切り取れる茶色くなっている葉っぱを取り除きます。

茶色い葉っぱがなくなるとすっきりしますね。

次に、時計回りに鉢を回して、花の多いところへ。

ここは、傷んだ花がいくつかみられるだけなので、これを取り除くだけです。

そして、またくるくると鉢を回して、痛んだ部分へ。

茶枯れた葉っぱなどを取り除いてすっきりさせると、風通しもよくなります。

全体の剪定が終わったら、今度は上からのぞき込んで、中央当たりに残っている痛んだ葉っぱを取り除きます。

全体がすっきりして、緑がいっぱいになりました。

きれいになると、蕾も開きやすくなりますね。

マーガレットの植え替え

鉢の中が根でパンパンになっているので、鉢を外してもほとんど土も落ちません。

根っこが鉢の形そのままですね。

バラ苗が入っていた、そこが深い鉢に植えつけることにしましょう。

鉢底石は少しでいいかなと思ったのですが、ひとつかみではたりませんね。

ネットに鉢底石を入れて鉢底にセット。

在庫の鉢底石のサイズがまちまちなので、まちまちのままイン。

水はけを改良しようと思って、赤玉土中粒を培養土にブレンドすることに。

混ぜて投入。さすがに混ざってないか。

苗をセットして、その周りに培養土を足していきました。

底まで土が入るように、鉢をとんとんしつつしっかり土を足していきます。

しっかり水やりしてから、バラ苗の間に鉢をセットしました。

植え替えた翌日↓の方が、より葉っぱがピンとしていますね。

植え替え後1週間↓。生き生きと花が咲いています。

サイネリアの植え替え

花盛りですが、立派な(?)見切り苗です。

中央の花芯が白っぽくなったら花が終わりです。

花色も、咲き進むにつれてどんどん白くなっていきます。

このサイネリアの鉢植えのお手入れは、枯れた葉っぱはほとんどないので、植え替えて傷んだ花を取り除くのみです。

おっそろしく安いです。

材料費が価格?って感じですね。薬局の店頭で買いました。

二重ポットになっているので、鉢のサイズよりももっとずっと土が少ないです。

根っこも危機的状態。

地上部が元気なので、植え替えを先送りしたら、すぐに弱ってきたと思います。

もともとの鉢にそのまま植え替えます。

ネットに入れた鉢底石を入れて、サイネリアはもみ殻燻炭を少しブレンドした培養土を使いました。

白い花も、花芯が黄色いところが残っているので今日は残しました。

切るのは明日でもいいですよね。

こんもりとした花がかわいく咲いています。

植え替え後1週間後↓。

きれいに咲き誇っています。

かわいいので、夏になる前に室内退避も考えてみます。

キク(マム)を買わずにマーガレットとサイネリアを買う

寒冷地の長野では、10月半ばを過ぎてくると、お庭の冬支度に取り掛かります。

まず、最低気温が10℃を下回ると枯れるようなものを室内に移動させ、次いで、5℃を下回ると枯れるものを室内に移動させていきます。

15℃以上をキープした方がいいような胡蝶蘭や多肉植物はもうめんどくさいんで年がら年中室内育ちにします。

暖地の浜松ベランダガーデニングも1年を過ぎようとしています。

いよいよになったら室内に退避させようと思っていたデンドロビウム・ポインセチア・インパチェンス・サフィニアなど・・・結局ずっと冬もベランダ暮らしです。

暖地、すご~い!!

マーガレットも、サイネリアも、大きな株になるのに、長野では冬は室内に避難させないと枯れるし、弱いのは室内でも枯れることがあるので、もう面倒でずっと育てていませんでした。

梅雨で蒸れても、暑くなっても枯れるし。

15年ぶり?

暖地だし、室内退避もすっかり手馴れているし、調子に乗ってまたしばらく育ててみようと思いました。

キクって、冬枯れても春になると芽吹くものがいくつもあるのに、今まで冬に枯れて処分していました。

「私にキク科は向いていない」と思っていたのですが・・・

冬地上部が枯れるんだから、当たり前じゃないの、と今更気が付き、芽吹きが見たい!と冬に菊の見切り苗を探したんですが、さすがに好みのものは残ってない。

キク科つながりで、これでいいかな?とマーガレットをゲット。

キク科つながりで、これもいいかな?とサイネリアもゲット。

安かったの。

連れて帰って~!ってお願いされたの。

結局、芽吹きが見たいという野望はさっさと忘れ、2月に花がいっぱい、ベランダにいろどりが増えてウキウキするのでした。

夏枯れして、「やっぱり私にキク科は向いていない」と言わずに、何とか上手な育て方を見つけたと思います。