アンスリュームの植え替えと花芽を増やすには

3割引の値札がついたアンスリュームの大鉢を購入してきました。

欲を言えば、もう一回り小さいのがあればベストだったのですが、もう一回り小さいのも、もう一回り大きいのも、ここのところ、状態がいい、入荷したてのものしか、見つかっていません。

予定よりかなり大きかったのですが、これを見逃すと次はいつ、アンスリュームのベストな状態が過ぎた鉢物に会えるのか、わからないと思い、購入しました。

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アンスリューム・フィオリノ

今回購入したのは、アンスリューム(アンスリウム)・フィオリノ(フィオリーノ)。

購入してきた鉢は、花の色が退色してしまったものなので、↑イメージ画像を載せました。

実際の購入してきた状態は、↓下の画像。

でっかいので、横に画像が入れられなくて、縦写真です。

以下、縦写真が多用になってしまいました。

スマホで再生すると全体に見づらいかと思いますが、ご了承ください。

きれいな状態だと、こんな色↑になるのですが、退色しています。↓

紫色の名残が見えますね。

緑色がたっぷりです。わずかに紫が残っています。

アンスリューム・フィオリノは、赤ではなく紫色の花を咲かせる品種で、葉っぱも、紫色になる苞葉の部分も、丸みが少ないシャープな形になります。

ハート形の葉っぱというよりも、スパティフィラムの葉っぱに近い形状です。

非常に丈夫な植物ですが、寒さにかなり弱い。

購入してきた鉢を観察する

まずは、購入してきた鉢がどんな鉢なのか、じっくり観察しましょう。

縁のところが二重になっているので、二重鉢になっているのがわかります。

下の方にのぞき穴のような穴があって、ここから水が入れられる底面給水になっています。

底を見ると、底穴が空いていないので、一番外側の鉢は、いわば鉢カバーになっています。

窓の中には、しっかり根っこが突き抜けているのがわかります。

夏の終わりなので、植え替えに最適のシーズンとは言い難いのですが、更に大きくなって手に負えなくなる前に植え替えたほうが良さそうです。

終わった花を摘み取る

とりあえず、終わった花ばかりなので、このまま咲かせていると株も消耗するし、余計疲れてしまうので、終わった花を摘み取ります。

うす茶色く変色している、真っすぐ伸びた茎が花茎です。

全部切り取ってしまいましょう。

ついでに、傷んだ葉っぱも取り除いておきます。

なるべく付け根に近いところから切り落とします。

鉢から苗を取り出す

二重になっているので、簡単に2つに分離できました。

底面給水の水を吸い込むフェルトが白いので、それほど長い間ここに植えられていたわけではないのがよくわかります。

それでもあちこちから根が飛び出ているので、アンスリュームの成長の早いのが、ここからも見て取れますね。

ハサミやペンチを使って、鉢の方を壊して、根っこをなるべく傷めないようにして、株を取り出しましょう。

スリット鉢なので、簡単に壊せます。

すぐにどうこうしないといけないような、状態の悪い根っこはほとんどありませんでした。

葉っぱの状態も、全体的に良いので、セオリー通りの植え替えの場合、1/3ほど土を落として、根っこも切り詰めるのですが、このまま植え替える「鉢増し」で対応してみましょう。

アンスリュームの植え替えには、バークチップの小さなものを利用するのもおすすめですが、この株は、ココピートやピートモスといった、ふわふわした繊維質の植え込み資材が多めにブレンドされた土に植えられているようなので、土を使って植え付けようと思います。

鉢カバーに穴を開けて穴を塞ぐ

鉢カバーにそのまま植え替えると、ちょうど一回り大きいし、下の部分が深くなるので、これをそのまま利用しますが、底穴がなかったので、盛大にリューターで穴を開けました。

自宅なら、もうちょっと大きな穴が開けられるドリル先があったのですが、夫の下宿にはこんなものしかなかった。(←下宿にもドリル類がある時点、我が家らしい)

いらない窓のような部分は、壊したスリット鉢の破片でカバー。

内側に置いただけですが、土が壁面に押し当ててくれるので、これで十分。

カーブもぴったり。

苗を植え付ける

お得意の排水溝ネットに入れた鉢底石を一番底に敷きます。

その上に、赤玉土の小粒を3cmくらい入れました。

中粒を入れたかったのですが、手持ちが小粒しかなかったので、小粒を入れました。

いよいよ、アンスリュームを植え付けていくわけですが、手持ちの土をブレンドしました。

(黒)普通の培養土・(茶)赤玉土小粒・(白)サボテン多肉植物用の培養土

要は、グッチャグッチャ混ぜてインサート。

この上に、スリット鉢を外した苗を入れて、周りに土を入れていきます。

植え替えが終了したら、鉢底から茶色い水が出てこなくなるまでたっぷりと水やりしてから、室内の明るい窓辺に置場所を移します。

ついでに、葉っぱの裏表もシャワーをかけて、きれいにしておきましょう。

葉水は、しょっちゅう、土に水やりは表面の土が乾いてから。

実は上の写真もこの写真も、植え替えの2日後。

何故か当日撮り忘れました。

アンスリュームにしてはマットな葉色だと思っていたのですが、ピカピカした葉色の葉が何枚かでてきました。

調子は悪くないのでしょう。

まだまだ気温が高い日が続くので、花も上がってくるかもしれません。

来年か再来年の6月ごろには、様子を見て、本格的な植え替え・仕立直しをしたいと思います。

ずいぶん先の話だわ。

アンスリュームの花芽を増やすには

2018年8月25日に植え替えたアンスリュームは、葉ばかりが上がってきていましたが、

2018年10月11日、1か月半ほどたってようやく花芽が上がってきました。

アンスリュームは丈夫なので、葉っぱはよく育つけれど、花芽があまり出てこないといったお悩みがあるようです。

2019年4月17日現在のアンスリュームの様子です。びっくりするほど巨大化中です。

仕立て直したアンスリュームを7か月間しっかり観察した結果、「アンスリュームは予想以上に肥料食い」という事実に到達しました。

今現在花も咲いていますが、

花芽も複数あります。

はじめ肥料を、1か月ごとでいいんじゃないかと思っていたのですが、あげるたびにポチポチ花芽が上がってくるので、ポイポイやればいいかも?と気が向いたら追肥するようにしたら、花芽がどんどん上がってきました。

花芽が付かないとお悩みの方。肥料をあげてみてくださいね。