サンスベリア・ローレンティーが枯れた理由|カビによる壊滅事件

我が家の大して日当たりも良くない玄関先に10年、守護神のように鎮座していたサンスベリア・ローレンティー。

実は、愛知から長野に引越しする前日、行きつけの薬局に薬を貰いに行ったとき、新規オープン1周年記念プレゼント!で配っていた観葉植物の鉢植えの最後の3鉢のうちのひとつ。

寒冷地に引っ越すのに、育つとも思えないと思いつつ、5cmしかない葉っぱが3枚しかなかったから、まだ残っていたと思われ、ま、いいか、10トントラックだし、一つ増えたってどうってことないやともらって帰ったもの。

以来、15年。

私のいいかげんな世話にもめげず、元気にすくすく育ち・・・過ぎていたサンスベリア・ローレンティーでした。

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真夏にバタバタ倒れる怪現象

毎年冬の終わり、春のはじめに、ついうっかり早めに水をやってしまい、何本かぼきっと根元から倒れて、株元が腐っていて枯れることが起こるのですが、ちょうどいい具合に減ったとしか思っていませんでした。

それでもこれまで、数年おきに鉢を中から破壊してどんどん増えていっていたので、鉢もかなり大きくなり、挙句株分けしてそれもぐんぐん育って困っている状態でした。

ところが今年の夏、つまりは栽培15年めの夏ですが、初めて、集団でグラグラと倒れてきました。

なぜ夏に倒れるのか。

夏場だって1ヶ月に1度しか水やりしていないから、根腐れはほとんど考えられません。

だって土がかりんかりん。

すべて抜き去り、いたんだのを処分して、いたんでいないところをカットして、10日放置し、その後乾いた土に植えてまた放置1ヶ月。

ようやく水やりして、いつものように1ヶ月に1度くらいしか水やりせず、管理していたところ冬になり、延々水やりしていませんでした。

水不足?と思われるでしょうが、サンスベリア・ローレンティーは例年こんな感じで育てています。

夏、なんで倒れたのかな??と原因をもっと究明すべきでした。

土はぜんぶいれかえたものの、鉢はそのままでした。

鉢に、カビがのこっていたんでしょうね。

あと、株の周りにも、残っていたのかもしれません。

水やり再開しようかなとおもったそのときに

↑上の画像は、誤解がないように、株分けして1~2年経った状態が悪くない方です。

3月とは言え、例年よりも暖かい日が続き、我家のバラが目をさますのは例年4~5月なのに、もうバラの芽が動いているから、寒の戻りが多少あっても、そろそろサンスベリア・ローレンティーに水やり再開しようかなと思いました。

鉢を持ち上げたところ、それまで窓枠に寄りかかって支えられていたのか、一気に株がバタバタ倒れ込みました。

完全に株元がシオシオになっている株がたくさんあり、抜いたところ、根っこは何故か無事。

株元がしわしわ以外に、何故かほかの部分は皆元気。

おかしい。

そう思いつつも原因がわかりません。

水が全然なさすぎたか?そんなはずはないのに何かおかしい。

とりあえず、あまりに状態が悪い株だけ抜いて、きれいなところを葉挿ししようと切り落とし、水だけあげて様子を見て10日余。

葉挿ししようと切り落とした葉の切り口部分が枯れ果てています。

これまで切って10日ぐらいでは切り口は乾いていたものの、こんな状態にはなっていなかったから、葉挿しの挿し穂にするのもためらわれます。

なんだかおかしいから。

鉢の方のサンスベリアも、様子が変。

グラグラが進行しています。

これはあまりにおかしい。

全て鉢から出してみることにしました。

株元にロイヤルブルーなカビ

サンスベリア・ローレンティーの株をバサーっと倒して中身をまるごと出したところ、根っこの状態はすこぶるいい状態。

なのになぜ地上部がこうも倒れるのか。

特におかしいところの根っこの塊を割ってみたところ、ロイヤルブルーのカビの塊が見えました。

胞子がぷわーと飛んでいる気もします。

外でよかった?

鉢は結構お気に入りでしたが、処分します。

土は、レジ袋に入れて、当分このまま放置します。

大丈夫そうな葉っぱのかなり上の方と、大丈夫そうな株をまとめて取り出し、明らかブルーな部分があるもの、カビに侵されていそうな部分をまるごと処分し、残った株や葉を新聞紙にくるんでしばらく様子を見ることにしました。

裸苗で過ごせない株は、このまま処分します。

裸苗で乗り切れた株は、新しい鉢で再出発させようと思います。

当座に使える強い薬剤は持っていないので、ベニカXスプレーを根っこにかけておきます。

やらないよりはきっとまし。

他のサンスベリアに感染しないように、離れたところで様子見します。

長年育ててきたのでとても悔しい

なぜ夏の段階で鉢ごと替えなかったのか。

もっと原因究明をしなかったのか。

悔やまれてなりません。

株分けしたの、誰ももらってくれそうもないな~~なんて言っていたのですが、この子が残っていて本当に良かったとしみじみ思います。

(↑上の画像は、植え替え直後だから、スカスカですね。更に2つ上の方が最近の画像なので、もう少し育っているのがわかります)

なんとなく、様子が変だと前々から薄々思っていたのに、こんなになるまで気づけなかった自分が悔やまれます。

おのれ、カビ。

新しい地中の天敵を見たように思いました。

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