四季咲きのバラの夏剪定|夏剪定しなくても花は咲く

2019年の夏は梅雨がだらだらと長引き、本当に暑い期間というのが短めに終わったように思います。

例年であれば、夏の強すぎる日差しに負けて、四季咲きのバラも葉っぱがもっとボロボロになるのですが、今年は葉っぱの温存率はかなり高く、7月以降追肥を中止していますが、お盆が来る頃から蕾が上がりだし、まだ8月だよ?というのに花が咲き始めています。

偏屈な私は、夏剪定はいつ!と決めてしまわずに、自分の肌感覚とスケジュールの都合で、やらなかったり、ちょっと(いや、かなり?)早めに行ったりしています。

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夏剪定は9月1日~10日に行うのがセオリー

通常、関東地方では夏剪定は9月1日~10日の間に行うので、9月下旬~10月頃に一斉に秋バラが咲き始めます。

バラ園などでは、秋バラの見頃を調整することもあって、期間を決めてきっちり夏剪定を行います。

しかし、注意しなくてはいけない点としては、夏剪定を大々的に行わなくても四季咲きのバラは秋に花を咲かせるという点です。

また、夏剪定は9月上旬に行うもの!と決まったかのように言われていますが、毎年梅雨の期間や夏の暑さなどに違いがあるから、季節感と育てているバラの状態に合わせて柔軟に対応するのがベストではないかと思います。

個人が個人で楽しむバラはもっと早くてもよいのでは?

個人が個人でバラを楽しむ場合、夏剪定の期間は決める必要があるのだろうか??

というより、遅すぎやしませんかね??と私は思っています。

偏屈な私の意見としては、7~8月はバラの花がなくてもいいと思うけれど、9月もないなんて寂しすぎるから、夏剪定はもっと早くてもよいのでは?と考えています。

私は例年、お盆の帰省に合わせることもあって(プールに鉢をドボンしやすいようにしておくこともあって)、夏剪定はお盆の帰省の前に終わらせています。

また、夏に限定せず、びよよ~~んと伸びた枝を放置していると周りの枝が枯れてくるので、早めに適宜切り詰めます。

夏剪定は四季咲きのバラ限定

つるバラなど一季咲きのバラの場合、夏剪定しても秋に花が咲くわけではないので、夏剪定は不要です。

夏剪定は、四季咲きのバラ限定です。

また、四季咲きのバラであっても、弱っているバラに強い剪定をすると、さらに弱ってしまうので、弱っているバラに強めの剪定は不要です。

元気がよくて姿が乱れた四季咲きのバラを剪定する

春過ぎて、夏までにずっと強めの剪定を行わないまま来ると、伸びすぎた枝や枯れそうな枝などが入り混じった、ざっくばらんな状態になってしまいます。

この乱れた樹形を整え、一斉にきれいな花を樹全体に広がるように咲かせるために、夏剪定を行います。

強い夏剪定を行うと、弱っているバラは枯れることもあるので、夏剪定は葉っぱが充実した元気のいい四季咲きのバラのみに行いましょう。

元気なところと元気が全くないところが混在している場合、元気なところのみ強く剪定し、そこそこの部分はちょろっと剪定、弱っているところは剪定しないのがおすすめです。

時期が遅れると花が咲きにくい

寒くなると四季咲きでもバラは花芽をつけなくなるといいますが、四季咲きのバラは12月だろうと、1月だろうと、上に雪がドカンと積もろうと、強剪定して葉っぱ取りしないと健気に花をつけてくれます。

しかし、長野なんかでも、11月中旬を過ぎると花数がぐっと減ってきます。

強い夏剪定を行うと、その後花が一気に咲き始めるまで1か月近くかかってしまいます。

夏剪定を行う時期が遅れると、一気に花が咲くことのないままになることもあるので、遅くとも9月上旬に終わらせておくのがおすすめです。

夏剪定はどのあたりまで切ってもいいの?

夏剪定をどのくらいまで切っていいのかは、バラの生育具合と、葉っぱがしっかり茂っているかで全く違ってきます。

大きく育った地植えのバラは、2番花が咲いていたあたりまで、つまりは大きく伸びた枝の半分くらいまで、大きく切り戻すこともできますが、鉢植えのバラでそれほど下まで切り詰める必要があるか?というと、否です。

深く切り詰めた枝が、次に花が咲くまで伸びてくるまでにはかなりの時間(おおよそ一か月)かかってしまいます。

バラ園なら、それもアリですが、毎日バラの成長と花を楽しみにしている個人が、そこまで我慢する必要はないと思います。

何度も言うようですが、切った枝は戻ってきません。

してもしなくても花が咲く夏剪定です。

控えめにやって、「バランスが悪すぎる、もっと切ればよかった」と思うときだけ追加で切りましょう。

でっかく飛び出たシュートは周りよりちょっと低く切り詰める

元気のいいシュートがぐんぐん伸びてくると嬉しいものですが、シュートに栄養が集中しやすく、元気のない枝は栄養不足に陥りやすい傾向があります。

突出して伸びてしまった枝は、まだまだ伸びるので、周りの枝よりもちょっと低いくらいの位置で切っておくと、全体にバランスよく栄養がいきわたるようになります。

もったいないよ~~と思われる場合は、挿し木にでもしてください。

夏は挿し木の適期ではないかもしれませんが、挿し木をしてはいけない決まりはありません。

あと、切り花で楽しむのもいいですね。

突出していない枝は切っても切らなくてもOK

突出して飛び出している枝以外の枝については、元気がよくて葉っぱがしっかりついていれば、先端の方をちょっぴり切ってもいいのですが、切らなくてもかまいません。

10月に一斉に花を咲かせたい!というわけではなくて、いつでも花を咲かせたい!という場合は、切らないでそのままにして置くのがおすすめです。

開花時期をそろえたいのであれば、先端の方を甘めに切り詰めておきましょう。

弱っている、葉っぱがボロボロの枝・葉っぱが残っていない枝には、剪定は不要です。

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