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はじめてバラ苗を買うとき、
- 買うのに一番いい時期はいつ?
- 素敵なのでつい買ってしまったけど、こんな時期に買うなんて!と非難された
- 園芸店でいろいろ見るけどよくわからない
- ネットで買ってもいいの??
疑問点・わからないことは山ほど出てきます。
バラの栽培になれた方に、「ネットでバラ苗、購入したことがありますか?」と聞くと大部分の方が「ない」と答えます。
これから、買ってみたいと思っていて、「大丈夫なの!?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。
バラ苗の購入について、購入するのにおすすめの時期、バラ祭りでバラ苗を購入するとき・ネットを活用して購入するときの注意点など、詳しくご紹介しましょう。
最高の購入時期はやっぱり春先に現物を見て
実際問題として、バラ苗を初めて買うなら、春に園芸店の店頭で手に取り、花も見て、じっくり選んで「ほしい!!これだわ!!」と思うものを買うのが一番だと思っています。
春先にバラ苗を購入する利点は、
- 流通しているバラ苗の種類が最も豊富
- 春はバラ苗の値段が一番安い
- 花もついていて実物を見て実感した上で選べる
- これからぐんぐん伸びる時期なので多少のことでは失敗しにくい
バラ栽培が何もかもはじめてなら、春まで待つのが一番です。
でも、「セール!」となっていると、ほしくなりますよね。
とはいえ、セールは毎年何度もあるので、はじめてなら、まず春まで待ち、一度いろいろ栽培を経験してから、追加で欲しいときにセールを活用するのが賢いやり方だと思います。
画像の花姿は一番いい姿
ネットでバラ苗を購入するとき、開花している画像が参考になりますが、表示されている花姿は、一番きれいに咲いたときの姿が表示されています。
画像ほどきれいに開花しないことも多く、花びらの数が多い品種は水が当たると傷んでしまうことも多く、きれいな花姿を見ることはまれ、という品種もあります。
こんなにきれいに咲くとは限らないことを念頭に置いた上で、購入するかしないかを判断しましょう。
手に入りにくい苗を購入するならネットも
本などで紹介されているバラに一目ぼれすることもあり、たくさん流通しているならすぐに手に入りますが、なかなか出会えないこともあります。
銘柄がわかれば、ネットで購入するのも簡単に手に入るのでおすすめです。
「ネットで買って大丈夫なの?」と言われることも多いのですが、バラ苗の福袋もセールも購入したことがありますが、同じ品種を何店舗かで見比べて、店舗がある程度評価が高く、値段が突出して安いということがないものを購入すると、問題があったことはありません。
場合によっては「ナニコレ!?詐欺だ!」と思う状態の苗が来ることがあるのかもしれませんが、たいていの店舗は丁寧に梱包して、できるだけ状態の良いものを送ってくれます。
個人的に挿し木で増やした苗の場合は、親株と同じ性質を持っているとは限らないのでおすすめではありません。
挿し木苗を購入するのであれば、リスクはあるので、接ぎ木苗がどうしても見つからない場合に限定しましょう。
高価な苗は定評あるバラ園で栽培に慣れてから
高価な苗に、思い切ったことができるか!?というと、私もそうですが、NOと答えます。
強剪定した方がいい場合も、植え替えたほうがいい場合も、思わず躊躇してしまうのが常なので、きっちり世話されているのが間違いないところで、ある程度栽培経験も積んで栽培に自信を持ってからにした方が安全です。
ぶっちゃけ、一株3000円以上する苗は、ネットを活用するなら、定評のあるバラ園から購入しないと、安心できません。
楽天でも、「鈴木バラ園芸」、「バラの家」など、何の心配もなく購入できるショップもありますが、そうとばかりは言えないので、レビューなども参考にじっくり選びましょう。
「京成バラ園」など、品種改良でも定評のあるバラ園のサイトから直接購入すると、品質も一定以上になるので安心して購入できます。
できれば、高価なバラ苗は、ネットで買うより、現物を見て購入するのがおすすめです。
どうしても手に入れたいけれど手に入らない場合は致し方ありませんが、写真で見たイメージと実物のイメージが大きくかけ離れていることもあるので、目で確かめることは大事ではないかと思います。
真夏にバラ苗を買ってしまうのはおバカ!?
真夏のバラ苗は、暑さで弱っていることが多いので、購入のおすすめ時期ではありませんが、気に入った苗があれば、いつ買ってもおバカ呼ばわりされることはないと思います。
見切り苗は、暑さが弱まり始める9月ごろ出回り始めるので、私はこの時期に買うのが一番好きです。
弱った苗をリカバリーする以上に面白いことってないです。
元気に育ってきれいな花を数多く咲かせてくれると、本当にガーデナー冥利に尽きます。
夏など、バラ苗にはきつい暑い時期に購入してしまった時は、鉢を外しただけでそのまま二回りほど大きな鉢に新しい土を足して植え替えるのが一番です。
庭植えにしたいとき、植えてしまっても問題ありません。
ただし、どちらの場合も鉢を外しただけで根を極力いじらないのが大原則です。
虫がついているときや、挿し木苗で複数植わっているのを株分けするとき以外は、根を極力いじらなければ、まず大丈夫です。