シマトネリコを育てるとき|害虫とその対策

シマトネリコは、病害虫にとても強いと言われていますが、病害虫に悩む方も。

育ててみてどう思うか、というと、シマトネリコは間違いなく病害虫に強いです。

もちろん、害虫がつかないわけではありません。

シマトネリコに害虫がつくときは、隣近所にえげつない状態になっている木が必ずあります。

そこから害虫をもらっているようです。

私の個人的な意見ですが、「シマトネリコの葉っぱは、葉っぱを食べる虫には美味しくないらしい」と思っています。

隣近所のえげつない状態になっている木に比べると、被害が少なすぎます。

そして、弱めの殺虫剤をかけてあってもバラにつく虫は、シマトネリコには見向きもしません。

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シマトネリコの葉っぱにつく害虫とその対策

シマトネリコの葉に害虫がついたら、どうするか?私の対策は、どの虫でもひとつです。

「枝ごと切り取ってゴミ袋に入れて口をしっかり縛っておき、ゴミの日に出す。」

だってさわれないもん。

どうやって枝を切るか?それは、「棒で手繰り寄せて近くまでひっぱってきて、目視で確認してから枝ごと切る。」

ご愛用の棒は、テッポウムシに枯らされたバラの剪定太枝です。

凸凹の突起が、枝を引っ掛けるのにちょうどいいんです。

シマトネリコはとてもしなるので、近くまで手繰り寄せても折れません。

殺虫剤?かけて死んで私の上に落ちてきたら?!

火で炙る?虫だって命がけだから、逃げていきます!

しっぽがピンととがったでっかい青虫

私が書く記事に、青虫の画像を貼りたくないので、貼りません。

結構うんちをする、食欲旺盛な青虫ですね。

大人のオトコの人の中指くらいの青虫です。

「スズメガ」の幼虫です。

大きくなると、地中に潜って蛹になり、やがて蛾になって飛んでいきます。

茶色いタイプ(芋虫タイプ)も有るようで、地中に潜らず繭を作るタイプも有るようです。

すきじゃないんで、詳しく知りたくないので、聞かないで。

我が家では、すももの木にたくさんつきました。

そこからシマトネリコがもらったようです。2ひきくらい。

すももの木の下のラムズイヤーが増えすぎたんで引っこ抜いたら、一緒に蛹も出てきました。

ゴミ袋に一緒に入れて、捨てました。

ちなみに、三男に1匹50円で取ってもらって、袋の縛り具合がわるくて逃げ出し、追加でとってもらうはめになり、追加料金を請求されたことがあります。

刺したりしないので、無害ですが、その存在がもはや恐怖です。

小さな毛虫がうじゃうじゃ・葉っぱがレース

アメリカシロヒトリや、チャドクガの幼虫は、はじめのうちは小さな毛虫で、集団で葉っぱを忙しく食べていき、葉っぱがレースになっていきます。

早いうちに発見できた場合は、被害も少なく、毛虫も小さいので取り除くのが比較的簡単ですが、発見が遅れると、木が丸裸にされてしまいます。

毛虫は刺されると腫れることがあるので、触ってはいけません。

隣近所に、似たような「毛虫コロニー」を作り、移動していきます。

ひとつのコロニーの半径2m以内に必ず別のコロニーがあると言われています。

洗濯物を干すとき、2階のベランダからひょいとのぞいて、シマトネリコの葉っぱを見るのが好きでした。

シマトネリコは、問題がなければきれいな緑の葉っぱばかりで、結構きれい。

ところがあるとき、茶色いはっぱのかたまりが2つあるのが見えました。

「あれ~??あんなのあったっけ?」

不安になって、いつものように棒で茶色い葉っぱのある枝を手繰り寄せて、見た所、小さな毛虫がうじゃうじゃといました。

周りの枝ごと切り取って、いつものようにビニール袋に入れて口を縛っておいて、ゴミに出しました。

茶色の葉っぱの塊は、どちらも毛虫コロニーでした。

ちなみに、図ったように、丁度2mほど離れた薔薇の葉っぱにも、毛虫コロニーができていて、これも取り除き、その先の2mは隣のお宅で、途中には毛虫コロニーはなかったので、お隣にコロニーができないように、お知らせに行きました。

アブラムシ・カメムシはほとんどつかない

我が家の屋外栽培しているシマトネリコには、殺虫剤をかけたことがありませんが、アブラムシが付いているのをみたことがありません。

カメムシも、まず見ません。

隣のバラにアブラムシが大量にあっても、カメムシがやってきていても、見向きもされません。

ハダニ・カイガラムシ・オンシツコナジラミ

室内栽培しているシマトネリコには、室内栽培している植物に付きがちな、ハダニ・カイガラムシ・オンシツコナジラミも付く可能性があるので、注意が必要ですが、アブラムシもつかないような木なので、もし見かけたら、他の鉢植えからもらったに違いないので、周りの方を確認したほうがいいように思います。

オンシツコナジラミは、白い小さな虫で、大量につくことがあります。室内栽培している植物に付きやすい虫です。

下から覗いたときに、葉色が周りと違うものがあって気になり、いつものように枝で手繰り寄せて確認したら、オンシツコナジラミが葉っぱのうらにびっしりいました。

ついていた葉っぱは4枚くらいでした。

隣に植えている杏の木に白い虫が付きやすいので、隣からもらったに違いないと思っています。

枝ごと切り取って、ゴミ袋に密封して処分しました。

杏には毎年白い虫がついていますが、トネリコについたのは1度だけです。

シマトネリコの地中には虫がいっぱい

シマトネリコの生えている地面の下は、虫にとってはごちそうゾーンのようです。

茶色い芋虫「ヨトウムシ」は常連です。

白い小さな芋虫「カナブンの幼虫」、白い大きな芋虫「カブトムシ」「クワガタムシ」「セミ」の幼虫はすぐに住み着きます。

シマトネリコの幹にセミの抜け殻がついているのを見かけることがよくあります。

たまたま掘って、出てきたら、捕殺する、以外に手段を知りません。

「移植ゴテでバシバシどつく」が私の退治方法です。さわれないもん。育てたくないもん。

まあ、これらは、いたからと言って、枯れそうになったことがないので、無理に探さず、見つけてしまったときは退治する程度でいいのではないでしょうか。

セミ・クワガタ・カブトムシには好かれる木のようです。

鉢植えは急激に弱ってくる

水切れもしていない、日当たりも悪くない、葉っぱに虫食いがあるわけではない。

なのに急激に鉢植えが弱ってくるときは、地中に異変が置きていることがままあります。

鉢を外して、根の状態を確認しましょう。

単なる根詰まりのこともあります。

でも、根詰まりでは、「根詰まりだな」と、水やりのときに水が染み込みにくくなるなど、おかしいのでわかります。

オロオロするほど急におかしくなったときは、鉢の場合は、白い芋虫ちゃんが根っこのところに大量にいることが多くあります。

シマトネリコは、地中部分は虫に好かれる傾向があるので、特に怪しいと考えましょう。

対策は、「まずは鉢を外してみる」です。

見つけたら・・・あんまりやりたくないんですが、虫そのものは、移植ゴテで捕殺、あるいは集めてゴミに出す、虫の周りの土は捨てて、新しい培養土に替えます。

土を処分できないときは、ビニール袋に密封して、しばらく日当たりに置いておき、中の土が殺菌消毒されるまで放置しておきます。

鉢植えにはアリも強敵

アリが植物の根の周りに巣を作ると、場合によってはダイレクトに弱ります。

小さな鉢植えの場合は、ひとたまりもありません。

シマトネリコの隣のバラ・モーツアルトにアリが巣を作って、枯れかけ、粉末のあり巣コロリをかけて退治したことがあります。

何もしなければ着実に枯れるところまで行ったからです。

シマトネリコは、というと、無被害でした。

でも、鉢植えの場合は、無被害とは限りません。

アリが巣を作っていたら、ひとたまりもありません。

鉢ごと大きなビニール袋に入れ、あり巣コロリをかけて、密封しておきます。

しばらくすると、アリが死滅します。

場合によってはシマトネリコも枯れます。

でも、何もしなかったら確実に枯れ果てます。

助かることもある方に賭けます。

アリが死滅してシマトネリコが無事だったら、土をできるだけ外して、新しい土で栽培し直します。

私を日々悩ませる地蜘蛛がいなくならない

木の株元や、コンクリートの壁の下の方から、蜘蛛の巣のようなものが縦に伸びているのを見たことがあるかと思います。

地蜘蛛の巣です。

この蜘蛛の巣のような袋に虫が入ってくるのを待って、捉えて食べるようです。

おとなしい・・・といいますが、根っこも食べているように思います。

地蜘蛛がつくと、バラがてきめんに弱るからです。

オルトランなんぞは効かず、地中の虫用の強力殺虫剤は効くのですが、きつすぎて植物が枯れることがあります。

そして、地蜘蛛はしばらくいなくなりますが、いつの間にか帰ってきます。

シマトネリコにも、地蜘蛛は付きます。

地蜘蛛には、住みにくくないようです。

対策、教えてほしいです。

わかったらお知らせしますね。

今の所、嫌がらせのように、捨てる棒に絡めて蜘蛛の巣を取り除くしか策がありません。

鉢植えについたら・・・枯れることも考えられます。

鉢を外して、退治するんでしょうか。(←すでに考えたくない)

地蜘蛛は芋虫と違って、動きが早いです。

めっちゃ嫌。

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