島田市バラの丘公園|四季咲きのバラと白馬とドッグラン

目次

2019年11月3日に島田市バラの丘公園に行ってきました。

”春の方が見ごたえがある”というご意見が多いのですが、なんのその。

秋も本当に素晴らしいです。

むしろ、この時期に咲いているバラは四季咲き性が高いものばかり。

次に育てる四季咲きのバラを探すのであれば、秋に見事に花開いているものを選ぶのが一番です。百聞は一見に如かずですから。

市営のため、コスパ最高、お手入れも十分に行き届いているバラ園です。

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島田市バラの丘公園で咲いていた秋バラ

島田市のバラの丘公園のバラ園としての規模は、私の中のバラ園最高峰の「一本木公園」(長野県中野市)に比べると1/5程度ですが、バラの手入れが非常に行き届いており、園内のバラの大多数が四季咲きであるため、ゆったりと咲き誇る秋バラを存分に味わうことができます。

(苗売り場スペースは、一本木公園の春のバラ祭りの時の1/20以下ですね)

園内にはバイカラーのバラが多品種あり、品種名表記もしっかりしているため、これがどういうバラなのか、なじみのないバラでも即座にわかります。

「気に入ったから自分で育てたい!」というときに、品種名を記録しておけるし、樹高がどの程度になるのか、広がりはどの程度になるのか、実物がまじかで見られるため、非常に参考になります。

花数が少なくなっているものもあり、全部を撮り切れてはいませんが、できるだけ数多く画像に残しました。

ミスシマダ

ミスシマダは、1971年日本・廣住善宏氏作出、四季咲き、半剣弁高芯咲きのハイブリットティーローズ。

切り花のバラ栽培の盛んな島田市で命名さえれた島田市生まれのバラゆえに「ミスシマダ」です。

園内入り口近くに栽培されているものの他にも、栽培されているのを見ることができます。

ミスシマダは、オレンジ色の花を咲かせるハイブリットティー四季咲き大輪の名花「スーパースター(1960年ドイツ タンタウ作出)」の枝変わりで生まれた品種です。

甘酸っぱい香り(フルーティーな香り)が特徴です。

園内の随所の栽培されています。

スーパースターともどもオレンジ色の花を咲かせますが、色味が少し違っています。

ミラト

ミラト(Mirato)は、1974年作出ドイツ・タンタウ社作出の中輪の半剣弁高芯咲きの返り咲きのシュラブローズ(s)です。

四季咲きではありませんが、まだきれいに咲いていました。

縦横1mくらいに育ち、フロリバンダローズのように花付きがよい品種です。

園内の掲示板では1974年作出とありましたが、1992年と書いてあるサイトが複数ありました。

微香性です。

ブラックティー

1973年 日本 岡本勘治郎氏 作出の、ハイブリットティー。

四季咲き中輪の半剣弁平咲きの花は中香です。

気温が高い頃は朱色っぽい花を咲かせますが、秋バラは深みのある色合いになります。

”茶バラ”ともいわれて、独特の深みのある秋バラの色合いに特に人気があります。

半直立性といわれますが、縦横1mくらいにまっすぐに育ちやすく、切り花としても高い人気を誇ります。

ゴールドマリー’84

ゴールドマリー’84は、1984年ドイツ・コルデス社作出の、四季咲き丸弁平咲きの中輪で、強香の、フロリバンダローズ。

カラフルなきいろいバラですが、一番外側の花びらの裏側が赤いものがあります。

ちょっと豪華なマリーゴールドみたいな花なので、この名前が付けられたのでしょうか?

エルフ

エルフ(Elfe)は、1951年ドイツ・タンタウ社作出の四季咲きの大輪セミダブル平咲きのバラで、微香。

白い花びらの先端部分がピンクがかる品種で、秋の方が発色がよくなる特徴があります。

蕾の時の方がピンクが強く、先端部分が濃いめになっているので、蕾もとてもかわいいですね。

直立性の高い品種で、耐寒性も高い寒冷地でもよく咲く品種ですが、上の方に花が寄ってしまいがちになるので、低めになるように、冬の強剪定を強めにするのがおすすめです。

センチメンタル

センチメンタル(Scentimental)は、1997年アメリカ・キャールス(Carruth)作出の四季咲きの、花径10cmほどの中輪の丸弁カップ咲きのフロリバンダローズ(F)です。微香性

バラの丘公園にあったのは茎が長く仕立てられた、スタンダードタイプ。

通常は縦横1mくらいに育ちます。

この日は一輪しか咲いていなかったので、きれいな花型ではありませんが、インパクトのある花色です。

スブニール・ドゥ・アンネフランク

「スブニール・ドゥ・アンネフランク」は「アンネフランクの思い出」という意味で、「アンネのバラ」とも呼ばれています。

アンネフランクを偲んで名づけられたバラで、アンネの父オットー・フランク氏に寄贈され、名づけられたバラです。

1960年、ベルギー・Derforge作出の四季咲きの半八重咲きの中輪のフロリバンダローズで、中香です。

咲き始めはオレンジ・アプリコット色で、咲き進むとスカーレットピンクに色変わりします。

花もちがとてもよく、雨に花傷みしにくい優れものです。

縦横80cm程度にコンパクトに育ちます。

ガルテンツァーバー’84

「ガルデンツァーバー’84」は、その名前の通り、1984年、ドイツ Reimer Kordes作出、四季咲き・半剣弁高芯咲きの大中輪のフロリバンダローズです。

超微香性といわれるほどほのかな香りの”微香性”です。

縦横1.2mほどに伸びますが、横にあまり広がらず直立性の高い育ち方をします。

ちょっとプリンセスミチコに似ている感じですね。

花持ちのよい品種です。「ガルデンツァーバー」は「庭の魔法」という意味があります。

ソニア(スイートプロミス)

ソニア(Sonia)は、1974年フランス メイアン社作出、四季咲き・剣弁高芯咲きの大輪の

ハイブリッドティー(HT)またはグランディフローラ(Gr)(ハイブリットティーとフロリバンダローズの交配種)に分類されるバラで、中香です。

1970年~80年代にかけて、切り花として一世風靡した”切り花最高品種”です。

庭植えにも適していますが、鉢植えにするとコンパクトに育てられます。

アラン・メイアン氏の娘の名前にちなんで名づけられたバラで、「スイートプロミス」の別名があります。

株はあまり広がらず、樹高は1.3mほどになりますが、コンパクトに栽培できます。

アプリコット ネクター

アプリコットネクター(Apricot Nectar)は、1965年アメリカ・バーナー(ボーナー)作出、四季咲き・丸弁カップ咲き大輪のフロリバンダローズです。

強香の芳香種なので、切り花としても魅力があります。

ブッシュ樹形になる多少横に広がりやすい半横張り性で、幅は1m以内に収まりますが、高さは1.5mほどに背が高くなります。

オレンジスプラッシュ

オレンジスプラッシュはアメリカ・ジャクソン&パーキンス社(J&P社)Jack E Cristen作出、四季咲き・丸弁平咲きの中輪のフロリバンダローズです。

1993年作出と看板に書かれていましたが、1991年に作出され、1992年に発表されたとされています。

花びらは朱色がかった赤色に白い絞りが入り、花びらの裏はクリーム色をしています。

半直立性の樹形をしますが、樹高はそれほど高くなりません。

人目を惹く鮮やかな花なのに花付き・分岐性が高いため多花性です。

インカ

インカ(Inka)は、1992年ドイツ・タンタウ社作出の四季咲き・剣弁高芯咲き大輪のハイブリットティー(HT)ローズです。香りは微香性です。

鮮やかな黄色の花色は咲き進んでも色あせがしにくく、花もちもよく、黒星病に強い品種。

花びらが20枚ほどのバラらしい花型になります。

パパメイアン

パパメイアン(Papa Meilland)は、1963年フランス、アラン・メイアン氏作出の黒バラの代名詞でもある名花で、四季咲きで半剣弁高芯咲きの巨大輪のハイブリットティーローズです。

強香とも超強香ともいわれるダマスクモダン香で知られます。

縦横2m近くまで育つので、庭植え向きのバラです。

フランスの育種家アラン・メイアン氏が、おじいちゃんであるアントワーヌ・メイアン氏に捧げたバラです。

ピースなどの作出で有名な育種家だった父・フランシス・メイアン氏を早くに亡くしたアラン・メイアン氏を公私にわたって支えてくれた祖父に捧げたバラなので、並々ならぬ情熱がこのバラには捧げられています。

咲き始めよりも、咲き終わりの方が黒が強くなっていきます。

シックな色合いでありながら、人目を惹くあでやかさがあり、殿堂入りしたのも納得のバラです。

ヘルムートシュミット

ヘルムートシュミット(Helmut Schmidt)は、1979年ドイツ・コルデス社作出の四季咲きで、半剣弁高芯咲きの中大輪のハイブリットティー(HT)ローズです。

濃い黄色でありながら透明感もある美しい黄色の花は、微香性です。

ヘルムートシュミットは、半横張り性ですがコンパクトに育ち、1m四方程度に納められます。

作出当時のドイツの首相の名前にちなんだバラです。

ミスターリンカーン

ミスターリンカーン(Mr.Lincoln)は、1964年アメリカ、スイム&ウィークス社作出、四季咲き・半丸弁高芯咲き大輪のハイブリットティーです。強いダマスク香の強香。

まっすぐと高く伸びる品種なので、庭植え向きです。

第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンにちなんで名づけられた黒バラの名花です。

ジョン・F・ケネディ

ジョン・F・ケネディ(John F Kennedy)は、1965年アメリカ・バーナー(Boemer)作出、四季咲き・剣弁高芯咲きの大輪ハイブリットティーローズです。強香。

第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの名前にちなんで名づけられたバラ。

純白の美しいバラです。

コルデスパーフェクタ

コルデスパーフェクタは、1957年ドイツ、W.Kordes&Sons 作出の、四季咲きで、完壁といわれるほどきれいな剣弁高芯咲きの大輪のハイブリットティーです。

微香ですが、よい香りで、花付きも花持ちもよく、丈夫で育てやすい強健種です。

縦横1.2mほどに納められるくらいに育ちます。

コルデスパーフェクタは、花びらの内側がクリーム色で、外側が濃いピンク色になり、グラデーションが美しく、花びらも50枚もあるためとても豪華です。

枝替わりに、ピンクが濃く出る「コルデスパーフェクタスペリオール」があります。

カウンティーフェアー

カウンティーフェアー(County Fair)は、1960年アメリカ・スイム社作出の、四季咲きの、半八重咲きのフロリバンダローズです。

花径は8cmもあり、バレリーナを拡大コピーしたような大きな花を咲かせます。

樹高は1.5mほどになり、半横梁性があります。

強い耐寒性があり、寒冷地向けのバラです。

マルコポーロ

マルコポーロは、1993年フランス・メイアン社作出の、四季咲きで半剣弁高芯咲きの大輪の花を咲かせるハイブリットティーです。

微香性で、樹高は1.6mほどまで伸びます。

あまり広がらない直立性の高い樹形に育ちます。

鮮やかな黄色い花色は退色しにくく、日当たりが悪くてもよく育つ育てやすいバラです。

鮮やかな黄金色の花色から、東方見聞録で日本を”黄金の国”と紹介したマルコポーロにちなんで名づけられました。

ローズゴジャール

ローズゴジャールは、1957年フランス、ジーン・マリー・ゴジャール(Jean-Marie Goujard)作出、四季咲きで、半剣弁高芯咲きの80枚もの花びらのある大輪の花を咲かせるハイブリッドティーローズです。微香性。

耐病性にかけるため、育てにくく、きれいに咲かせるのが比較的難しいバラですが、根強い人気があります。

濃いピンク一色なのではなく、白地に濃いピンクが入り、花びらの数も多いために、豪華な花姿になります。

半横張性があり、縦横1.4mほどに育つこともあります。

ザ マッカートニーローズ

ザ・マッカートニーローズは、1991年フランス・メイアン社作出、四季咲きで、丸弁平咲きの大輪強香のシュラブ樹形に育つハイブリッドティーです。

縦横1.7mほどに大きく育ちます。

鮮やかなピンクの花色と、強く芳醇なダマスク香が魅力です。

もちろん、歌手ポール・マッカートニー氏に捧げられたバラです。

ダイアナ プリンセス オブ ウェールズ

ダイアナ プリンセス オブ ウェールズは、「エレガントレディ」の別名がある、言わずと知れた故ダイアナ妃に捧げられたバラで、売上金に一部が慈善活動に寄付されます。

看板には、作出年は1999年と書かれていましたが、1998年と書かれているサイトが多くみられました。 アメリカ、Keith W Zary作出、四季咲きで剣弁高芯咲きの大輪のハイブリッドティーです。中香。

花びらの中央に近い部分は黄色みの強いクリーム色で、縁の方はピンク色が入る、厚みのある花びらのバラです。

直立性が強く、樹高は1.4mほどになります。

モナリザ

モナリザは、1980年ドイツ・Reimer Kordes作出の、四季咲き・半剣弁高芯咲き大輪のフロリバンダローズです。甘い香りの中香。

咲き進むと平咲きになっていきます。

「Australian Gold」の別名があります。

モナリザの秋バラを咲かせるには、夏剪定を早めに行うか、まったく夏剪定をしないかの2択がありますが、剪定しない場合は花数が少なめになります。

オレンジ色の花びらの先端部分が赤く染まる、非常に鮮やかな花を咲かせます。

横張性があるため、縦横1.5mほどの株に育ちます。

マリア カラス

マリアカラスは、1965年フランスメイアン社(Marie-Louise Mailland)作出の、

四季咲き・半剣弁高芯咲き大輪(巨大輪)のハイブリットティー(HT)です。

オペラの名プリマドンナ「マリア・カラス」に捧げられたバラです。

「Miss All-American Beauty」の別名があります。

香りは中香。

艶やかな濃いピンクの花色が美しく、樹勢が非常に強い特徴があります。

横張性があるため、縦横1.4mほどに広がります。

強健種であり、花付きもよく、葉っぱを病気で落としても、新芽を伸ばしてきます。

樹勢がよいので、どちらかといえば庭植え向きの品種です。

クリスチャンディオール

クリスチャンディオールは、1958年フランス・メイアン社作出、四季咲き・花びら50~60枚の剣弁高芯咲きで大輪のハイブリットティー(HT)です。微香。

トップデザイナー「クリスチャンディオール」に捧げられたバラです。

樹高は1.8mくらいまで伸びることもある、大型になりやすい品種です。

イングリッドバーグマン

イングリッドバーグマンは、1984年デンマーク、ポールセン作出、四季咲きで、半剣弁高芯咲きの大輪のハイブリッドティーです。微香性。

1m程度の樹高に収まるコンパクト樹形に育てることもできますが、1.4mくらいまで大きくすることも可能です。

雨に打たれても花傷みしにくく、美しい花姿を保つ特徴があります。

20世紀を代表する名女優に捧げられたバラであり、世界殿堂入りしているバラでもあります。

強健種で非常に育てやすいバラです。

しののめ

しののめは、2014年日本、京成バラ園芸作出、四季咲きで、丸弁平咲き中輪のフロリバンダローズです。微香。

樹形は1mほどにしかならないため、鉢植えで育てることもできるコンパクトに育つバラです。

花びらの数は少ないのですが、花数が多いため、ブーケのようになり、ふわふわとしたウエーブのかかった花びらが美しいバラです。

京成バラ園芸の「和歌シリーズ」で、「しのぶれど」の後継種です。

フレンシャム

フレンシャムは、1946年 イギリス 、アルバート・ノーマン氏作出、四季咲き、咲き始めは剣弁高芯咲きですが、だんだんと半八重咲きになる中輪のフロリバンダローズです。微香。

刺が多めですが、丈夫な強健種で、横にも広がりやすいのですが、樹高も1.5mほどまで伸びることがあります。

画像からは花びらが少ないように見えますが、ウエーブがかかった花びらなので、見ごたえのある花です。

ノスタルジー

ノスタルジー(Nostalgie)は、1995年 ドイツ・タンタウ社作出、四季咲き、抱え咲きから咲き進むと丸弁平咲きになる中輪のハイブリットティーです。中香。

樹勢が強いために、大きくすると縦横1.6mほどまでに育ちますが、強く切り詰めつつ育てるとコンパクト樹形を保って育てることも可能です。

咲き始めは赤色が強く出ますが、咲き進むにつれてクリーム色の部分が広がっていきます。

花色の変化をいつまでも楽しみたい品種です。

プリンセスミチコ

プリンセスミチコは、1966年イギリス・ディクソン社作出、四季咲き、花びらにウエーブの入った丸弁平咲き中輪のフロリバンダローズです。微香。

直立性が強く、横にあまり広がりませんが、1.5mほどの樹高まで育つことがあります。

美智子上皇后陛下に捧げられた、美しい朱赤色のバラです。

刺が多いのですが、強健種で育てやすく、花付きもよい品種です。

鮮やかな朱赤色があまりない花色のため、人目を惹くバラです。

クイーンエリザベス

クイーンエリザベスは、1954年アメリカ Dr.Walter Lammerts氏作出、四季咲き、ウエーブのかかった花びらの丸弁高芯咲きで、花径約12cm大輪のグランディフローラ(第一号品種)です。微香。

(グランディフローラはハイブリットティーとフロリバンダローズの交配種なので、ハイブリットティーに分類されることが多くあります。)

1952年のイギリスのエリザベスⅡ女王の戴冠にちなんで名づけられた気品あふれるバラで、世界殿堂入りしています。

花びらが分厚く花もちがよく、まっすぐ伸びる樹勢が強く、2mくらいまで育つこともあります。

強健種で花付きもよく、育てやすいのですが、冬の強剪定はしっかりしておかないと、非常に背が高くなってしまいます。

プリンセスマーガレット

プリンセスマーガレットは、1968年フランス・メイアン社作出、四季咲き、半剣弁高芯咲き大輪のハイブリットティーです。微香。

エリザベス2世の妹に当たるマーガレット王女にちなんで名づけられたバラ。

クイーンエリザベスとピースを親に持つのですが、樹高はクイーンエリザベスほど伸びず、1.3mほどに収まります。

樹勢は強く、半直立性なので、それほど広がらないため、管理もしやすいバラです。

ブルーバユー

ブルーバユーは、1993年ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花びらの数が30~35枚の淡い藤色の丸弁咲きで、花径7~8cmの中輪のフロリバンダローズです。

微香。

ティーの香りがするといわれています。

それほど新しい品種ではありませんが、ブルーローズとしても美しいのですが、耐病性には多少難があり、育てるのは難しい方になります。

茎がふとくなりにくいのですが、とげが少なめです。

花茎が比較的まっすぐに育つので、切り花としてもおすすめです。

縦横に1.5m前後に育つので、どちらかといえば庭植え向きですが、軒下など、雨が当たりにくい場所で栽培するのがおすすめです。

ザンブラ’93

ザンブラ’93は、1994年フランス・メイアン社作出、四季咲き、花径8cmの半剣弁咲き中輪のフロリバンダローズです。

ピンクとオレンジのグラデーションのある美しい花色をしています。

微香。

樹形は横梁性があり、樹高1.5m前後まで育つので、庭植え向きの品種です。

花付きがよく、耐病性に優れるので、育てやすい品種です。

夢香

夢香は、2007年、日本・京成バラ園芸作出、四季咲き、花びら45~50枚の紫がかったピンク色の半剣弁抱え咲き中輪のフロリバンダローズです。

強香(フルーツ香)。

縦横ともに1.2m前後まで育ちます。

コンパクトに育てることもできるので、鉢植え栽培にも向いています。

5~10輪の房咲きになり、甘い香りが強く香ります。

芳純

芳純は、1981年、日本鈴木省三氏(京成バラ園芸)作出、四季咲き、花径11cmの半剣弁高芯咲き大輪のハイブリットティーです。

強香。

縦横1m前後にコンパクトにまとまる品種なので、鉢植えでも庭植でも楽しめます。

資生堂の香水のためのバラとして開発された品種。

私の個人的な感想ですが、とにかくホソオビアシブトクチバに好かれるので、これの駆除に苦労しますが、丈夫で育てやすい品種です。

2度ほど、テッポウムシが株元に穴をあけられましたが、枯れずに生き残りました。

マイガーデン

マイガーデンは、2008年、フランス・メイアン社作出、四季咲き、花びら40~50枚、花径13cm丸弁抱え咲き大輪のハイブリットティーです。

強香。

フランス・グラースの調香師が「パワフルなロセ・サンティフォーリア、シトラス、パルマローザの香り」と絶賛したとか。

半直立性があり、横に広がりませんが、樹高は1.5mほどまで伸びるので、庭植え向きです。

宴は、1979年日本、京成バラ園芸作出、四季咲き、花びら25~28枚、花径10~13cmの半剣弁高芯咲きのハイブリッドティーローズ。

微香。

耐病性・耐暑性に優れています。

満開になっても色鮮やかな赤色が退色しません。

樹高は1.3mほどになりますが、直立性が強いので、横幅はあまり大きくなりません。

ビバリー

ビバリーは、2007年ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花径10~12cm半剣弁高芯咲き大輪  ハイブリットティーローズ。

強香。

横にも少し広がりながら、樹高1.5mほどまで育ちます。

花もちがよく、フルーティーでさわやかな香りが強いのが特徴です。

ボリューミーな花なので、存在感も大。

咲き進むと雰囲気や色味が変化するので、変化も楽しめます。

マルゴコスター

マルゴコスターは、1931年オランダ・コスター作出、四季咲き、丸弁カップ咲き小輪のポリアンサローズです。

コロンと丸い花は4~12輪の房咲きになります。

サーモンピンクのコロンとした花をつけますが、咲き進むと花色が白っぽくなるので、1本で、色とりどりの花が咲き乱れているような感じになります。

樹高は40cmほど、コンパクトに育ちます。

シュネープリンセス

シュネープリンセスは、1946年オランダ、F.J.Groootendorst作出、四季咲き、花径3.5cmほどの小輪のポリアンサローズです。

一枝に12ほど咲くこともある多花性があり、花もちのよさにも優れ、耐病性・耐暑性も強いため、初心者におすすめのバラ。

樹高は0.5mほどのこじんまりした大きさまでしか育ちません。

「Snow White」の別名がありますが、ところどころにピンクやオレンジの花が混じることがあります。

オールドポート

1990年、ニュージーランド・マグレディ作出、四季咲き 、花径7cmの中輪のフロリバンダローズです。

咲き進むにつれて、抱え咲きからロゼット咲きに変化していきます。

房咲きになるのでボリュームがあり、見ごたえがあります。

強香。

枝が比較的細く、樹高も1m以下でコンパクトに収まるので、鉢植えにも適しています。

粉粧楼

粉粧楼は、20世紀初頭に作出されたオールドローズ(チャイナローズ)ですが、四季咲き性が強い品種です。

気候によって花色の濃淡が異なってきますが、花びらの数が多く、ダマスク香の強い香りが特徴の花径6cmの中輪です。

豪華な花が咲きますが、雨に弱く、花びらが傷みやすいのが難点。

縦横ともに1mほどに収まるコンパクト樹形に育ちます。

香りもよく、とげが少ないのですが、多少育てにくい点があります。

ラ・フランス

ラ・フランスは1867年、フランス・ギョー作出、完全な四季咲き大輪の、ハイブリッドティーローズ第一号(モダンローズ第一号)として名高い品種。

花びらの数が45枚花径10cmの丸弁カップ咲きの大輪の花は、フルーティーな香り(ダマスク香)が特徴。

枝は細いのですが、とげは少なめ。

開花すると、細い茎には大きな花が重いので、どうしても下向きに垂れてしまいます。

雨や病気にはやや弱いため、育てるには多少の手間が必要です。

横1mほどに広がり、樹高は1.2mくらいまで育つことがあります。

 ディスタントドラムス

ディスタントドラムスは、1985年アメリカ・B・J・バック作出、四季咲き、丸弁ロゼット咲き中大輪のハイブリッドティーローズです。

外側の花びらはラベンダーピンクで、花芯に近い部分の花びらがアプリコットベージュになりグラデーションが美しい。

咲き進むと花色がかなり薄くなってきますが、咲き始めはもっとはっきりとした色合いです。

中香で、香りはティー+ミルラ。

幅は1mほどに収まり、樹高は1.2~1.5mになる、半直立性のシュラブ樹形に育ちます。

ブラスバンド

ブラスバンドは、1993年アメリカ、Jack E・クリステンセン作出、四季咲き、花径8cmくらいになる丸弁咲きの中輪のフロリバンダローズです。

樹高は1m前後に収まるので、鉢植えにもおすすめ。

春の一番花は赤みがかったオレンジ色になり、二番花以降はアプリコットオレンジの花色になります。

花色は一輪ずつに差があるオレンジ色がかった黄色~オレンジのグラデーションになっていて、花数が多いため、全体としてとても華やかな印象になります。

ハートフル

ハートフルは、2009年日本で作出された四季咲き、カップロゼット咲き中輪のフロリバンダローズです。

花びらがハート形なのが魅力の一つ。

微香性ですが、ミルラ香があります。

樹高1.3mくらいになります。

2009年秋のばらの丘フェスティバルイベントで名前を公募して命名されたもの。

あまり流通していないようで、詳しいデータがほとんどありません。

大きい上にコロンとしたかわいらしい花なので、優しい花色ですがとても目立ちます。

コーラルロザミニ

コーラルロザミニは、1988年オランダ・ディルター社作出、四季咲きのミニチュアローズ。

鮮やかな花色が美しく、花付きが非常に良い。

ミニなので大きくならないため、鉢植えにも庭植えにも。

デュセス・ドゥ・ブラバン

デュセス・ドゥ・ブラバンは、1857年フランス・H・B・Bernede作出、四季咲き、丸弁抱え咲き中輪のオールドローズです。

中香(ティー)。

明治時代から日本にも入ってきていて、別名(和名)「桜鏡」とも呼ばれます。

幅が50cmほどにしか広がらず、樹高も1.2mほどまでに収まるので、鉢植えにも。

茎が細く、花が大きめなので、うつむき加減に花開きます。

コロンとしたカップ咲きなので、とてもキュート。

生育初期が非常にデリケートなので、最初の数年は冬でも強剪定せず、先端を切り詰めるくらいにとどめて置き、大きく育ち始めてようやく強剪定ができるようになります。

ちょっとガブリエルみたいなバラです。

ストロベリーアイス

ストロベリーアイスは、1975年フランス・デルバール社作出、四季咲き、花径8cm丸弁咲き中輪のフロリバンダローズです。

微香(ティー)。

ただし、私は無香だと認識しています。(おばさんだからわからないのかも)

非常に強健で四季咲き性が強く、つるバラのように伸びるため、大きく伸ばしてつるバラのように育てられ、つるバラとして育ててもしっかり四季咲きです。

房咲きになるので常々花数も多くなります。

花びらの先端部分が濃いピンク色で、中心部分はほぼ白く、花びらの枚数は少ないのですが、花びらにウエーブがかかっていて、花数も多いので、見ごたえがあります。

カーディナル

カーディナルは、1985年ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花径9cmの半剣弁高芯咲き中大輪のハイブリットティーローズです。

花色の美しさ、花持ちのよさ、茎が長くまっすぐに伸びるなどの性質から、切り花として最適な赤いバラといわれています。

中香。

半横張り性があるので、株が多少広がり気味になり、樹高は1.3mほどまで伸びます。

オレンジ・メイアンディナ

オレンジ・メイアンディナは、フランス・メイアン社作出、四季咲き、鮮やかなオレンジ色の丸弁平咲きのミニチュアローズですが、作出年は、1979年、1981年、1982年、いろんな説があります。

微香。

黄色いものは、ロイヤル・メイアンディナです。

新品種が新品種として認められるまで年数がかかるので、まあ、そのあたり~~と思えばよいのではないでしょうか。

咲き進むとちょっとダリアのようで、キュートです。

小輪ですが、花びらが40枚くらいになります。

ミニなので樹高は0.5mほどにしか育ちませんが、つるバラの品種のものもあります。

リトル・マーベル

リトル・マーベルは、1991年オランダ・デルイター作出、剣弁平咲きのミニバラです。

この時期に咲いているので四季咲き性は強いことがわかりますが、リトル・マーベルは主に、切り花・スプレーバラとして流通しているため、詳しい栽培上の性質がよくわかりません。

”スプレー”は、先端が枝分かれしているものをいいますが、”房咲き”じゃないのか??と言いたくなりますね。

花茎がある程度ありながら、枝分かれして花をつけ、一本で複数の花を楽しめる咲かせ方のものと考えればよいかと思います。

自然にできあがるものもあるでしょうが、人為的に剪定を繰り返すことで、よりきれいに仕上がるでしょうから、花の性質とは別に考えるものと私は理解しています。

ファッション

ファッションは、1950年アメリカ・バーナー氏作出、四季咲き、花径5cmの繊細な薄い花びらのサンゴ色の花を咲かせるフロリバンダローズです。

春先はピンク色が強くなることがありますが、秋バラの花色の美しさに定評があります。

樹高は0.6mほどにコンパクトに収まるので、鉢植えにもできます。

微香。

レッドミニモ

レッドミニモは、1986年、オランダ・デルイター作出、四季咲き、半剣弁咲きですが、咲き進むとロゼット咲き~ポンポン咲きになる、花びら20枚前後・花径1.5cmほどの小輪のミニチュアローズです。

樹高も20~30cmくらいにしか育たず、ミニバラの中でも小さめの花をつけますが、鮮やかな朱赤色の整った花を咲かせるので、鉢植えにも、花壇の彩にも最適です。

白花の「ホワイトミニモ」、桃色花の「ロージーミニモ」、枝変わりの「つるレッドミニモ」もあります。

微香。

ブライダルピンク

ブライダルピンクは、1967年、アメリカ・バーナー社作出、四季咲き、花径9cm前後の半剣弁高芯咲きの中輪のフロリバンダローズです。

樹形もきれいに育ち、切り花に最適なバラとして、その名のとおり、花嫁を飾るのにふさわしいバラです。

切り花として高い人気があります。

柔和な印象の美しいバラですが、育てるのには、多少手がかかります。

半横張り性があるため、多少株は広がりますが、広がり過ぎず、樹高は1.2mくらいまで伸びます。

微香(ティー)。

シャンビラン

シャンビランは1985年、フランス・メイアン社作出、四季咲き、花径4~5cm、花びらの縁が濃いピンク色になるミニチュアローズです。

「マジックサンブレイス」の別名もあります。

咲き進むと、花形も花びらの色も変化して、印象が変わるため、バリエーションに富んだ株になります。

シャンビランは、房咲きになるし、切り花にしても長持ちしますが、切り花にするには花茎が長くならないので、切り花よりも、咲かせて楽しむ方がおすすめ。

ショートケーキ

ショートケーキは、1981年、日本・鈴木省三氏(京成バラ園芸)作出、四季咲き、剣弁高芯咲きの中輪のミニチュアローズです。

ショートケーキは、ミニバラの中では大輪で、房咲きになるので、小さな鉢植えよりは、ちょっと大きくできるようなコンテナや庭植えなどで、パティオローズとして楽しむのに適しています。

花びらの裏側が真っ白で、表が鮮やかな赤色なので、見る方向が違うと違った印象を受けるバラです。

ショートケーキは、ミニらしく幅50cmくらいに収まりますが、樹高は1mくらいまで育つので、小型のフロリバンダローズといった印象です。

パディマグレディ

パディマグレディは、1962年、イギリス・マグレディ社作出、四季咲き、花びら30枚前後、花径10~12cmの半剣弁高芯咲き大輪のフロリバンダローズです。

中香。

横に多少広がりやすい傾向があり、樹高1.2mほどまで育ちます。

花姿が美しく、香りもよく、比較的育てやすい品種です。

ブルグント’81

ブルグント’81は、1981年ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花びら40枚・花径12cmの剣弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

微香。

美しい花姿で切り花にも適していますが、刺が多く遅咲きで、蕾が付いてから開花まで日数がかかります。

ブルグント’81は、樹高1.6mほどまで大きく育ち、大株に育つ強健種です。

「ラビング・メモリー」の別名があります。

ジョン・ウォーターラー

ジョン・ウォーターラーは、1970年、イギリス・マグレディー社作出、四季咲き、40~50枚の厚めの花びらで、花径13~15cmの、半剣弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

中香。

ジョン・ウォーターラーはステムが長くなるので、切り花にも向きます。

刺が多めですが、まとまった樹形になります。

あまり横には広がらずまとまりのよい株に育ち、樹高は1.5mほどまで育ちます。

病気に強く育てやすいのですが、強健種で大きくなるので、鉢植えで育てるのはお勧めしません。

ペーター・フランケンフェルド

ペーター・フランケンフェルドは、1966年、ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花径11~13cm・花びら35枚の剣弁高芯咲き大輪のハイブリットティーローズです。

微香。

ペーター・フランケンフェルドは、横に多少広がりやすい半横張り性で、樹高は1.2mくらいになります。

育てやすいバラで、切り花にも適しています。

モニカ

モニカは、1985年、ドイツ・タンタウ社作出、四季咲き、花びら20枚前後・花径10cmの剣弁高芯咲きのハイブリットティーローズです。

咲き進むと平咲きのように広がります。

微香ですが、咲き始めはよく香ります。

モニカのオレンジ色の花びらの裏側は、黄色みが強くなっていて、コントラストが美しいバラです。

モニカは、横に広がらずにほぼまっすぐに育ちますが、樹高は1.6mほどにもなる、大型に育つバラです。

モニカの枝変わりの黄色い「ゴールデンモニカ(1988年作出)」もあります。

刺は少なめです。

はまみらい

はまみらいは、2006年、日本・京成バラ園芸作出、四季咲き、大輪の半剣弁高芯咲きのハイブリットティーローズです。

強香。レモンのようなフレッシュな香りがします。

はまみらいは、横浜開港150周年記念のバラに認定されています。

あまり横に広がらずにすっきりと育ちます。

ハイネス雅

ハイネス雅は、1993年日本・岐阜県農業総合研究センター作出、四季咲き、剣弁高芯咲きの大輪のハイブリットティーです。

1998年、雅子様のご成婚記念に岐阜県知事が「ハイネス雅」と命名しました。

微香性。

優しい淡いピンクのボリュームのある大輪の花を咲かせます。

木立性で直立性が強いため、株が広がらず、樹高も1.2mほどに収まります。

切り花にも適しています。

にしお小町

にしお小町は、2004年日本・河本純子氏作出、四季咲き、花びら40~60枚の剣弁高芯咲きの大輪ハイブリットティーローズです。

やや遅咲きで、とげが多いのですが、鮮やかな赤い花色が退色しにくい品種です。

西尾小町は、1999年に愛知県西尾市で開催されたバラサミットで、市の花「バラ」のシンボルとして「にしお小町」と名づけて品種登録されたもの。

微香。

ピース

ピースは、1935年、フランス・メイアン社(フランシス・メイアン氏)作出、四季咲き、花径15cmの半剣弁高芯咲き大輪のハイブリットティーローズです。

「ピース」はアメリカ名で、フランス名は「マダム・アントワーヌ・メイアン」、ドイツ名は「グロリア・ダイ(神の栄光)」、イタリア名は「ジョイア(歓喜)」、4つの名前がありますが、日本ではGHQによって持ち込まれたのが初めのために、アメリカ名の「ピース」で流通しています。

1939年、ドイツのポーランド侵攻とともに第二次世界大戦が勃発。

フランスが1940年にドイツに降伏する前に、ピースの苗木はドイツ、イタリアに送られ、アメリカ総領事ウィットギル氏もアメリカに帰国する際、託されました。

ピースは、フランシス・メイアン氏が、母クラウディアさんに捧げたバラなので、父アントワーヌと相談の上、1942年「マダム・アントワーヌ・メイアン」と名づけて発表されたので、作出年が1942年とされることもあります。

しかし、フランスにおけるピース(マダム・アントワーヌ・メイアン)は、戦禍で失われてしまいます。

アメリカでは、1945年、ベルリンの陥落の日に世界平和を願って、メイアン氏から託されたバラは「ピース」と名づけられました。

ドイツ・イタリアでもピースの苗木は戦禍から守られ、結果としてピースは4つの名前を持つようになりました。

中香(ティーの香り)とも微香ともいわれます。

ピースは、横に少し広がりブッシュ樹形になり、樹高は1.4mまでのびます。

ダブルデライト

ダブルデライトは、1977年、アメリカ・スイム&エリス作出、四季咲き、花径12cmの丸弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズ。

殿堂入りのバラであり、ピースの子孫で、強健種。

強香。

柑橘系のフルーツ香で、超強香ともされる香りの高い品種です。

クリームローズの花びらの外側が鮮やかな赤色に染まり、花びらのグラデーションが美しい。

枝が細く、横梁性があるため、横に広がりやすく、樹高も1.3~1.5mほどになるので、庭植え向き。

薬剤に弱く、葉に薬害を生じやすいので、薬剤散布には注意が必要です。

だんじり囃’02

だんじり囃’02は、2002年日本・京阪園芸作出、四季咲き、花径10~12cmの半剣弁咲き大輪のハイブリットティーローズです。

強香(ダマスク香)。

直立性が強いため、株はあまり広がらず、樹高は1.2~1.5mほどに育ちます。

まっすぐに育つので扱いやすく、丈夫なために、初心者にもおすすめの品種です。

ベラミ

ベラミは、1985年、ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、丸弁高芯咲きの大輪のハイブリッドティーローズです。

中香~微香(フルーツ香)。

ベラミは、「ベラミ・コルダナ」としても流通しています。

アプリコットピンクの花色は、花芯に近づくにつれて花色が濃くなっていきます。

樹高は20~100cmほどに抑えられるため、ミニバラとしても流通しています。

「ミニバラ=花が小さい」とは限りませんよね。

苗木の流通量はあまり多くなく、ミニバラとして流通しているものが多いようです。

ピンクパンサー

ピンクパンサーは、1982年、フランス・メイアン社作出、四季咲き性が強めの繰り返し咲き、花びら26~40枚、花径12cmの丸弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

中香(ティー+青りんごの香り)。

直立性が強いため株はあまり広がらず、樹高は2m近くまで伸びることがあります。

四季咲きではありませんが、夏剪定をすると、秋バラがよく咲く品種です。

シャーロット・アームストロング

シャーロット・アームストロングは、1940年、アメリカ・ラマーツ氏作出、四季咲き、花びら35枚ほど、花径12cmの半剣弁高芯咲き大輪のハイブリットティーローズです。

中香(ティーの香り)。

半直立性のために、株は少し広がり気味になり、樹高は1.5mほどになります。

花が大きめのために、うつむき加減に咲きます。

マヌウメイアン

マヌウ・メイアンは、1979年、フランス・メイアン社作出、四季咲き、花径10~12cmの半剣弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

中香(ティー+パウダー香)。

横張り性があるので株は広がり気味になりますが、樹高は1m前後で収まるので、鉢植えにも適しています。

房咲きするので、花付きがよいのも魅力です。

「マヌウメイアン」は、作出者マリー・ルイーズ・メイアンの愛称から。

サン・キング

サン・キングは、1954年、フランス・メイアン社作出のバラですが、流通量が少ないようで、詳しい性質などはわかりませんでした。

鮮やかな黄色が目をひくバラです。

黄色いバラは花言葉がよくないために今一つ人気がないように思います。

宗教上のくくりがないのであれば(ユダの衣の色~~にこだわりがない人には)、もっと受け入れられてもいいんじゃないかなと思います。

ドリフト・ゴールド

ドリフト・ゴールドは、1981年、ドイツ・タンタウ社作出のイエローローズで、メイアン社作出のドリフトローズとは異なる品種です。

ドリフト・ゴールドも、サン・キング同様、流通量が少ないようで、データがありません。

サンキングよりも、花びらが薄い印象でした。

マグレディース・アイボリー

マグレディース・アイボリーは、1930年、アイルランド・サミュエル・デビッドソン・マグレディーⅢ世作出、四季咲き、花径10~12cmの大輪の半剣弁高芯咲きのハイブリットティーローズです。

中~微香。

樹形は半直立性で、樹高1.3mくらいまで育ちます。

端正でオーソドックスな花型の黄色みがかった白い花びらが特徴です。

刺が少なく、株が広がり過ぎず、コンパクトにまとまります。

黒真珠

黒真珠は、1988年、日本・鈴木省三氏(京成バラ園芸)作出、四季咲き、花径10cmの半剣弁高芯咲きのハイブリットティーローズです。

黒真珠のビロードのような赤黒い花びらは、「黒バラ」と呼ばれるパパメイアンよりさらに黒いといわれています。

微香。

株が横に1m程度広がり気味に育ち、樹高は1.5mほどまで伸びるので、比較的栽培スペースがあるのが望ましい品種です。

個性的な花色ですが、強健種です。

乾杯

乾杯は、1983年、日本・鈴木省三氏(京成バラ園芸)作出、四季咲き、花びら45枚、花径13cmの半剣弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

微香。

非常に強健種の赤バラで、ビロード調の光沢のある

濃い赤色の花色が魅力。

乾杯は、半直立性のため、少し株が広がり気味になり、樹高1.3~1.5mに育ちます。

丈夫で育てやすい強健種なので、庭植え向きです。

ブルームーン

ブルームーンは、1964年ドイツ・タンタウ社作出、ラベンダー色の花色が美しい四季咲きの紫のバラで、花径13cmの半剣弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

強香(ブルー香り)。

株はあまり広がらないため横は1m以内に収まりますが、樹高が1.5mほどまで育ちます。

ブルームーンは房咲きですが、間引いて一輪だけにすると、大輪になります。

ブルームーンは花びらが薄いため、雨に当たると花傷みして、うまく開花しないことがあります。

ブルームーンはブルーローズですが、強健種なので、育てやすい品種です。

ラスチゲ

ラスチゲは、1973年、ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、ハイブリットティーローズです。

花びらは全体的にクリームイエローで、花芯の周りが濃いイエローになっています。

黄色いバラにありがちなことなのですが、あまり流通していないようで、詳しいデータが見つかりません。

アンシャン・ミュラー

アンシャン・ミュラーは、1907年、ドイツ、J・C・シュミット作出の小輪のバラ。

非常にかわいらしいバラですが、”ミニバラ”枠にまとめられて流通しているのか、データが全く見つかりません。

蕾が付いてもほとんど咲かないマザーズデイズ、ファーザーズデイズなどと似ていますが、アンシャン・ミュラーはしっかり開花しているので、育てるならこっちの方がいいなと思いました。

伏見

伏見は、1987年、日本・京阪園芸作出、四季咲き、花径12cmの剣弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

京阪園芸の京都シリーズ。

花びらの裏表で花色が違い、裏面の方が薄め。

中香(ティーの香り)

樹高は1.2m程度で収まりますが、横に広がり気味に育ちます。

グリーンローズ

グリーンローズは、四季咲き、花径4cmの八重咲きの小輪チャイナローズ。

1827年頃中国でジョン・スミス氏に発見された、コウシンバラの原種です。

グリーンローズに香りはほとんどありません。

グリーンローズの花びらは退化していて、花びらに見えるものはガク片で、グリーンローズの花はたくさんのガク片でできています。

花びらではなくガク片なので、秋になると紅葉して花が赤く色づきます。

花は小さいのですが、株は縦横1.2mほどまで育ちます。

ノヴァーリス

ノヴァーリスは、2010年ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花径9~11cmのラベンダー色のカップ咲き中大輪のシュラブローズです。

微香。

枝が固くまとまりやすいので株はそれほど広がりませんが、樹高1.5mほどに育ちます。

ブルーローズですが、病害虫にも強く丈夫な強健種です。

長く育てているうちに、シュートを出しにくくなってくるので、古枝をあまり大胆にカットしないのがおすすめです。

ショッキングブルー

ショッキングブルーは、1974年ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花径7cmで花びらが少しウェーブする半剣弁高芯咲きのフロリバンダローズです。

強香(ダマスク香)

ショッキングブルーの花色は赤みのある紫色で、ブルーローズというには、紫がかったピンクといった方がぴったりです。

刺が少なくて扱いやすい

ショッキングブルーは、直立性が強く、あまり株が広がらず、樹高も1m程度で収まるので、鉢植えにも向く品種です。

ジュリア

ジュリアは、1976年、イギリス・Wisbechプラント社作出、四季咲き、花径11cmの丸弁平咲きのハイブリットティーローズです。

中~微香ですが、ほのかにさわやかで優しい香りがします。

咲き始めは丸弁高芯咲きのような花形をしていますが、だんだん平咲きになっていきます。

樹形は直立性が強いので株はあまり広がらず、樹高1.3mほどに育ちます。

花芯が黄色みがかったミルクティー色の花色が特徴的です。

私は、これまでに3本、栽培に挑戦しましたが、どれも3輪ほど咲かせただけであれよあれよといううちに枯れ果てました。

何が悪いのか、結局わからなかったので、私には難しい品種だと思っています。

花嫁

花嫁は、1970年、日本・岡本勘治郎(京阪園芸)作出、四季咲き、花径12cmほどの剣弁高芯咲き大輪のハイブリッドティーローズです。

微香。

花形も花もちもよいため、切り花にも向いていて、耐病性にも富んでいます。

白身がかった淡いピンク色がとても美しい。

半横張り性があるため、株は少し横にも広がりますが、樹高は1.2mほどに抑えられます。

花嫁を寒冷地で育てると、ピンクがより濃くなります。

イヴ・ピアジェ

イヴ・ピアジェは、1988年、フランス・メイアン社作出、四季咲き、カップ咲きの大輪のハイブリットティーローズです。

強香(ダマスク香)。

スイスの老舗時計メーカー・ピアジェ社の会長イヴ・ピアジェ氏に捧げられたバラなので、私は「イヴ・ピアジェ」を押していますが、

イブピアジェ、イブピアッチェ、イヴピアジェ、いろんな名前で流通しているので、別の花と勘違いされて人気が分散しています。

濃いローズピンクが艶やかで美しく、香りが高い品種です。

かつては切り花としての方が流通量が多かったのですが、最近苗も多く流通しています。

横にも多少広がりやすく、樹高も1.2mほどまで育つので、どちらかといえば庭植え向きですが、鉢植えにもおすすめの品種です。

インゲホルストマン

インゲホルストマンは、1964年、ドイツ・タンタウ社作出、四季咲き大輪ハイブリッドティーローズです。

中香。

現在市場の流通がない希少種のため、詳しい性質が今一つわかりません。

花びらの裏側が白くて、見る角度によって違う顔を見せてくれます。

流通量が少ないバラがいつでも見られるのがバラ園のいいところですね。

スノーライン

スノーラインは、1970年、デンマーク・ポールセン作出、四季咲き、丸弁咲き中輪のフロリバンダローズです。

微香。

スノーラインの花色はアイボリーホワイトですが、ところどころにアプリコットピンクが混じります。

花芯の周りが黄色っぽくなるのもかわいらしい。

株は多少広がり気味になりますが、樹高も1m以下で収まるので、鉢植えにもおすすめです。

ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコ

ジュビレ・デュ・プリンス・ドゥ・モナコは、2000年、フランス・メイアン社作出、四季咲き、花径10~12cmの剣弁平咲きのフロリバンダローズです。

微香。

故グレース王妃の夫、モナコ公国元首(故)レニエ3世の即位50周年に捧げられたバラです。

アメリカ名は「チェリーパフ」。

株は横も広がりやすく、樹高は1.3mほどに育ちます。

花びらの縁の赤色と、黄色の花色のコントラストが美しく、赤い部分がとてもはっきりとした発色になり、咲き進むと赤い部分が広がっていきます。

モナコ公国の国旗の色と同じ色合いのバラです。

フリージア

フリージアは、1970年、ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花径8cmの半剣弁高芯咲きのフロリバンダローズです。

強香(フルーツ香)。

株はあまり広がりませんが、樹高は1m以下に収まるので、鉢植えで育てるのもおすすめです。

花が咲き進むと半剣弁高芯咲きから平咲きになっていきます。

香りが非常に良いだけでなく、花色が退色しにくいので、切り花としてもおすすめです。

絵日傘

絵日傘は、1974年、日本・岡本勘治郎(京阪園芸)作出、四季咲き、丸弁咲き中輪のフロリバンダローズ。

微香。

咲き始めは花びらの先端部分が赤い黄色い薔薇ですが、咲き進むにつれてだんだんと赤い部分が増してきて、やがて花芯だけが黄色い赤い薔薇に代わっていきます。

中輪というより、小中輪。

株はこんもりとしますがあまり広がらず、樹高も1m以下に収まってコンパクトに育つので、ミニバラなのだとずっと思っていました。

絵日傘は、1962年に「ひらかたルンバ」として作出され、ずっと販売されていなかったものが、1974年に「絵日傘」として販売され始めました。

ひらかたパークを飾っていたバラだったのかしら??と想像しました。

我が家も庭植えにして5年ほど育てていましたが、テッポウムシの被害が続出したときに枯れてしまいました。

次々咲いて、花色にバリエーションがあるので豪華で、小さい花でも目を引く存在でした。

バーガンディ・アイスバーグ

バーガンディ・アイスバーグは、アイスバーグの枝替わりで、2007年ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、丸弁咲き中輪のフロリバンダローズです。

微香。

株は横に広がりやすく、樹高は1mくらいになります。

バーガンディ・アイスバーグは、アイスバーグ同様、刺が少なく育てやすい、ふわんとした枝ぶりのバラです。

バーガンディ・アイスバーグの花色は、花びらの裏側が白っぽい濃い赤紫色ですが、時々白い花を咲かせることもあります。

ローズふくやま

ローズふくやまは、1985年、日本・田頭数蔵(広島バラ園)作出、四季咲き、花びらの数30枚、花径13cmの半剣弁高芯咲き大輪のハイブリットティーローズです。

無香。

直立性が強いため、株はあまり広がりません。

どのくらいの樹高になるのか、データが見つかりませんが、強肩種なので、コンパクト樹形にはならないのではないかと思います。

二コロ・バガニーニ

ニコロ・パガニーニは、1991年フランス・メイアン社作出、四季咲き、剣弁高芯咲きのフロリバンダローズです。

超微香。

株は横に少し広がり気味になり、樹高は1.2mほどに育ちますが、1mほどに抑えることもできるので、鉢植えにも向きます。

画像のバラは開ききった感じですが、咲き始めは整ったバラらしい花姿になります。

19世紀を代表するイタリアの天才ヴァイオリニストに捧げられたバラです。

花持ちもよいので、切り花としても人気があります。

ローテローゼ

ローテローゼは、1985年日本・浅見均氏作出、四季咲き、花径10cm剣弁高芯咲き中大輪のハイブリットティーローズです。

微香。

これも咲ききった画像になっていますが、咲き始めはオーソドックスなバラらしい美しい花姿をしています。

花首が長くまっすぐ伸びるので、切り花として流通量が多い品種です。

フレンチレース

フレンチレースは、1980年、アメリカ・ウォリナー作出、四季咲き、中輪の波状弁咲きのフロリバンダローズです。

中香。

ピンクがかったクリーム色の花色が美しい。

株は少し広がり気味になるものも、比較的まっすぐ育ち、樹高は1.3mほどになります。

フレンチレースはその花色と、ふわふわしたウエービーな花びらが優雅で、シックな花ですがとても目を引く品種です。

プリンセス秩父

プリンセス秩父は、1971年イギリス・ハークネス作出、四季咲き、半剣弁高芯咲き大輪のフロリバンダローズです。

中香。

上の画像はピンボケですが、これが唯一そん色のない花びらのものなので、そのまま使いました。

樹高は1.4mほどに育ちます。

プリンセス秩父の花色は、外側が濃いローズピンクで、花芯に近い部分が淡いアプリコットピンクで、咲き進むにつれて徐々に色合いも変化していきます。

故秩父宮勢津子妃殿下に捧げられたバラです。

ラブ

ラブは、1980年アメリカ・ウォリナー作出、四季咲き、花径9cmの剣弁高芯咲きのグランディフローラ(Gr)です。

微香。

直立性が強いため、株はあまり広がらず、樹高は1m前後に収まるので、鉢植えにも向いています。

ラブは、花びらの表が濃い赤、裏が白なので、コントラストが美しく、見る角度で表情が変わります。

枝は細めに育ちますが、枝数が多くなるため、花数が多くなります。

切り花としても人気があります。

デンティベス

デンティベスは、1925年、イギリス・Wm.E.B.Archer&Daughter作出、四季咲き、花径10cmの大輪のハイブリットティーローズです。

中香。

デンティベスは、花びらに軽くウエーブがかかった淡いピンクの一重咲きの花を咲かせます。

花姿はバレリーナなどに似ていますが、とても大きい花なので、人目を惹きます。

半横張り性で少し株がひろがりぎみになり、樹高は1.2~1.5mに育ちます。

枝数があまり多くならないので、成株になっても混んだ感じにはなりません。

濃いピンクのしべがとても美しい。

フレンシャム

フレンシャムは、1946年、イギリス・ノーマン作出、四季咲き、花径5~7cmの半八重咲きのフロリバンダローズです。

微香。

横張り性があるので株は広がりやすく、樹高1.5mほどまで育つので、大株に育ちやすいため、庭植え向きです。

刺が多いのですが、育てやすい品種です。

マチルダ

マチルダは、1988年、フランス・メイアン社作出、四季咲き、花径8cmの丸弁平咲き中輪のフロリバンダローズです。

微香。

半横張り性のため、株はあまり広がらず、樹高は1.2mくらいまで育ちます。

花びらの縁の方にウエーブがかかり、花びらの外側がピンク色に色づきますが、咲き進むと白っぽくなっていきます。

丈夫で花数多く花をつけるので、見ごたえがあります。

非常に四季咲き性が強いため、花が絶えない品種です。

アイスバーグ(シュネービッチェン)

アイスバーグ(シュネービッチェン)は、1958年、ドイツ・コルデス社作出、四季咲き、花径8cm半八重のカップ咲きのフロリバンダローズです。

微香。

横に株がふわんと広がり、樹高は1.3mくらいまで育ち、庭植え向きですが、コンパクトに樹形を抑えて鉢植えで育てることもできます。

誰もが知る白バラの名花です。

ドイツ名「シュネービッチェン」は「白雪姫」を意味しています。

枝葉細めでほわほわと育ちますが、丈夫で、とげが少なく扱いやすい品種です。

木全体が真っ白になるほどよく花が咲き、強健種です。

島田市バラの丘公園

島田市バラの丘公園」は切り花栽培が盛んな島田市で、島田市の花”バラ”を通じて街づくりをしていくための市民のバラ園として平成4年に開園しました。

約6000坪(1.9ha)の敷地内に、300坪の温室を備えて、世界各国のバラ約360種類、8700株が栽培され、春と秋にフェスティバルが開催されます。

バラ園としての歴史が浅いこともあってか、園内は圧倒的に四季咲きのバラが多い仕様になっています。

バラ公園の入り口の、道路を隔てた向かい側に、バラの雑貨屋小物、バラジャムやソフトクリーム、軽食なども食べられる「ばらの館」も併設されています。

バラ園内ではペットはだっこかカートでの移動が指定されていますが、ドッグランが併設されているので、バラに興味のないご家族には、ドッグランでペットとともに別行動を楽しんでいただき、その間じっくりゆっくりバラを堪能することもできます。

白馬が園内にいて、乗ることもできます。ただし、こどもだけ~(右隅にお馬さん)

開園時間・休園日・入場料について

島田市バラの丘公園

〒427-0007 静岡県島田市野田1652-1

バラの開花期間である5・6・10・11月は、入園料(大人300円、子供150円、未就学児無料)が必要ですが、休園日がありません。

それ以外の期間は、入園料無料・火曜日休園です。

開園時間:9時~17時(冬季12~4月は16時閉園)

春のバラ人気投票

春にバラ人気投票が行われます。

バラの丘に咲いている代表的なバラ102種類の写真と名前まで明記された投票用紙付きチラシ。

「これをもらうために並んでもいい!」と言いたくなるほどクオリティの高いチラシが配られます。」

2019年春の投票結果と投票用紙は、コチラから。ぜひ見てくださいね。

2018年、2019年ともに、1位はジュビレデュプリンスドゥモナコ、2位はブルームーン

3位は2018年は絵日傘、2019年はストロベリーアイスでした。

絵日傘とストロベリーアイス

人気投票3位の絵日傘とストロベリーアイスは、ともに育てた経験のあるバラでした。

ストロベリーアイスのかわいさ、育てやすさ、多花性、四季咲き性の高さは、私も実感しているので、大いにうなづけました。

絵日傘も、照葉のかわいいバラで、はじめは黄色が強いのですが、咲き進むとどんどん赤が増えていくバラです。

ストロベリーアイスは現在も長野の自宅で庭の主と化していますが、絵日傘は、今にして思えばテッポウムシにやられたのでしょうが、2年ほどで早々に枯れました。

2018年の結果をもとにしたのか、園内では絵日傘の苗が多く売られていました。

コメント

  1. こまめまま より:

    あら懐かしい! 一昨年薔薇の講座で何回かお邪魔しました。実地研修で剪定も何株か

    だんだんと切るのが楽しくなり、大胆にきってしまいました。最後の回は接木で新苗を3株

    もつくりました。おばさま達には 刃物の扱い方が大変難しくて

     寒くなってきたら、また剪定や誘引の仕方を見に行きたいと思ってます。

    • kinarinosumomo より:

      こまめままさん、こんにちは。
      浜松から島田までは近距離なので、私自身行ってみて、自力で車を運転していくことができると思いました。
      駐車スペースがふんだんにあるので、平日なら余計余裕がありますね。

      剪定は自分の育てている分で十分疲れるのでもういいのですが、接ぎ木で新苗を作る講習、いいですね。
      楽しまれている姿が目に浮かぶようです。