私が初めて一本木公園へ行ったのは、三男(20)が幼稚園のみぎり。
幼稚園に三男を送っていったその足で、ママ友に「バラ見に行くよ~ん」と連れて行ってもらった時です。
16年前の当時は、完全無料でした。
2009年から、春のバラまつりの期間中は協賛金が徴収され、2018年現在は500円?のようです。
現在もバラまつり期間以外は完全無料です。
(バラ苗を買うならバラ祭り期間に行くのが最高にお得ですよ~選び放題!!)
一面に咲き誇るバラ・バラ・バラ。
見渡す限り色とりどりのバラが咲き誇り、「香りのバラ」がまだ注目される前からあったのにもかかわらず、あまりにもの本数に、バラの香りに満ち溢れています。
2018年春のバラ祭りは2018年5月26日(土)~6月10日(日)、秋のバラ祭りは10月13日(土)~21日(日)でした。
2019年春のバラ祭りは2019年5月25日(土)~6月9日(日)でした。
一本木公園って?
一本木公園は、実は、ふつーの広~い公園です。
24時間年中無休で出入りができます。公園ですから。
滑り台とか、ブランコとか、あります。
公園の開園は1984年。
一本木公園は、もともと広かったのですが、2004年に拡張工事が始まり、2011年に完成。
ますます広大なバラ園になっています。
きっかけは黒岩先生のバラ
一本木公園がバラ公園になったのは、須坂市(中野市・長野市のお隣の市です)在住の元高校教諭の黒岩喜久雄氏が、個人で40年あまりの間に蒐集していたバラ、172種179株を寄贈されたことから。
公園のスタッフの方のお話によると、黒岩先生の遺族が寄付されたのが始まりとか。
179株??確かに、残された遺族にとって、管理は容易ではないですね。
2018年6月現在、850種3500株に及ぶバラが楽しめる公園になっています。
維持管理は「一本木公園バラの会」
1994年に設立された「一本木公園バラの会」が、市職員である公園のスタッフと共に、現在も一本木公園のバラの維持管理を行っています。
バラ苗1本を中野市に寄贈したバラオーナーや、バラの会の趣旨に賛同された方など、会員140名によって一本木公園バラの会が運営されています。
会員募集が行われているときに、バラ苗を選んで、その代金を寄付するか、年6回ほど作業に参加出来る方が希望すれば、入会が可能です。
信州なかのバラまつりとアクセス
一本木公園で開催される「信州なかのバラまつり」ですが、毎年ものすごい人出でごった返します。
2018年は5月26日~6月10日でした。
今回、訪れたのは、バラまつり終了後の6月15日なので、一季咲きのバラはもちろん終わりかけていて、四季咲きのバラも一番花が終わっています。(つまり、最盛期はもっとすごいんです)
下↓の画像は、一本木公園の中央の広場です。
ひろいので、広場全体が入りきりませんでした。
このすみっこのバラは、バラまつりの売れ残りのバラ苗です。
バラまつり期間中は、広場はバラ苗で埋め尽くされています。(↓これで、すみっこ)
およそここで手に入らないバラ苗はないんじゃないか?と思うこともあり、「TVや雑誌で一目惚れしたけど手に入らない!」という苗は、バラまつり期間中に買いに行けば、実物を見て、複数ある株から選べます。
わかりやすいお値段分布です。慣れないスタッフが多いので、配慮されています。
量販品(1000円のもの)は高い気もしますが、高めのもの(1500~3000円)は適正価格またはとてもおとく値だと思います。
バラまつりは、春と秋、年2回開催されますが、「バラは春でしょ」と思っている人が非常に多いので、春のほうがはるかにごった返します。
しかし、手入れがいいので、年間通じて、いつでも見頃なのが、本当のところ。
もちろん、真夏は花数が少ないし、冬になったら何も咲かせていませんから、「見頃は春と秋」と言ったほうが正確ですね。
バラまつりに訪れる人が多いと言っても、上野恩賜公園の桜見物客に比べればすっくない人数なんでしょうが、田舎なんで、人が押しかけることに慣れていなくて、ちょっとのことで混雑し、駐車場はパンパンになります。
バラまつり期間中は特設駐車場が整備され、シャトルバスが運営されますが、バラまつり期間外は公園横の駐車場(100台駐車可)に無料で止められます。
普通の公園なので、トイレの数はサービスエリアに遠く及びませんが、トイレまで美しいバラのステンドグラス。
園内は、飲み物はある程度手に入りますが、余り食べるものがありません。
東京から車で3時間くらい
東京から高速を使って、信州中野ICで降りると、一本木公園までは10分ほどです。
東京から片道3時間ほどで行けるので、結構近い気がします。
目印はあまりありませんが、ほぼまっすぐ、あちこちに「一本木公園」と方向が示されているので、まず迷わずいけます。
公園最寄りの長野電鉄「中野松川駅」駅前にある巨大なバラのオベリスクも、黒岩先生の寄贈のばらと聞いていますが、定かではありません。
ちなみに、かつて私が愛用していた高速バスなら、最安値1000円で4時間ちょっとで長野駅まで行けるので、そこから長野電鉄に乗りかえるとすぐ。片道2000円も可能になります。
北信をあじわいつくす
長野県北部を、北信地域と言います。
北信地域までお出かけしたら、ぜひ、北信地域の見どころを満喫して、途中いろいろ寄り道してほしいところです。
すもものおすすめは、まず最初に、「一本木公園」か「善光寺」を持ってきて、それ以外をその後順次回っていくもの。
だってね、一本木公園も善光寺も24時間、いつでも入ることが出来るんです。
(もちろん、売店は24時間営業ではありません。)
多肉の殿堂「堀川カクタスガーデン」
バラも好きだけれど、多肉も好きという方におすすめなのが、「多肉の聖地・長野」において、ダントツの取扱品数を誇る「堀川カクタスガーデン」。
農業用の大きな温室3つ?4つ?のなかに、所狭しと多肉植物が栽培されています。
ヘタな植物園は足元にも及びません。
全部見て回ると、知恵熱がでそうなほどの品揃えです。
サボテンも多いので、小さいお子さんが突っ込まないように注意してください。
小布施散策を楽しむ
「栗と北斎と花のまち」小布施は、日経の日本のワイナリー10選で堂々3位に入った「小布施ワイナリー」、趣のあるオープンガーデンの数々、「北斎館」にある北斎ゆかりの品々など、見どころが満載の雰囲気のある町並みが広がっています。
小布施ワイナリーは試飲もできて、運転手さんにはつらいところですが、うっとりする美味しいワインがてんこもりです。
小布施は、かつては栗以外あまり採れるものがなかったそうですが、いまではその栗が強み。
「桜井甘精堂」「竹風堂」「小布施堂」が小布施の3大栗菓子店と言われています。
栗菓子で有名ですが、栗おこわがものすごくおいしいのでおすすめです。
お土産じゃなくて、現地で食べるもの。
栗おこわとそばのセットがあるので、栗おこわとおそば、セットであじわってほしいです。
フルーツ三昧・産直市場
一本木公園から中野ICや須坂IC,長野ICまでの間に、産直市場「オランチェ」や「アグリながぬま」など、い~~ろいろ、フルーツがてんこ盛りでお安く販売されている産直市場があちこちにあります。
プラムやもも、ぶどう、プルーン、苺、洋梨、りんご、とにかくフルーツがいろいろ美味しいです。
りんごジュース!うっとりするほどおいしいですよ。
試飲があるときは、迷わず飲んでみて。
足立ナンバーのセレブマダムがお買い物されているのによく出くわします。
プルーンや洋梨は、ヘタがクタッとしてきて、いたみかけ?っていう状態に見えるのを食べるのが一番美味しいです。
絶対おすすめ!ナガノパープル
すもものおすすめNo.1は、皮ごと食べるぶどう「ナガノパープル」。
シャインマスカットも一緒に売られていますが、ナガノパープルが別格。
皮ごと食べるから味が濃くて美味しい!
長野では、ナガノパープルが高くて買えないときに、しかたないから巨峰を買うほど、ナガノパープルは人気です。
信州新町 ジンギスカン
堀川カクタスガーデンよりも、もっと松本寄りまで行かないといけないので、元気のある方おすすめなのが、信州新町のジンギスカン。
「むさしや」が我が家の三男お気に入りでしたが、「ジンギスカン荘」も美味しいです。
日帰り温泉も楽しめる「信州不動温泉さぎり荘」もうんまい。
「やっぱ肉だね!」という肉食系は、信州新町のスルーはできません。
安曇野でわさび&わさび漬け
「安曇野」というと、北の方の街、と思っていたのですが、気がついたら自宅よりもかなり南にありました。美味しいわさびもいいのですが、わさび漬けもおすすめ。
「望月わさび店」が夫のお気に入りで、手でさっき詰めました、みたいなわさび漬けが手に入ります。
春先は、ワサビの花が道の駅や産直市場でも販売されています。
これでワサビの花っていうか、ワサビの葉っぱ?茎?のお漬物を作ると、美味しいです。
源泉かけ流し当たり前!日帰り温泉
北信に行って、絶対に寄ってほしいのが、日帰り温泉施設の数々。
掃いて捨てるほどあるんですよ、源泉かけ流しのいいお風呂。
入湯料は700円以下が標準かな。
多すぎて、どれを勧めていいのかわからないくらいです。
稀に、石鹸&シャンプーがない施設もあるので、石鹸&シャンプーと、タオル・バスタオルがあれば十分満喫できます。
晋平の里 真山温泉公園「ぽんぽこの湯」
中野市にある見晴らしのいい温泉です。
一本木公園まで行ったら、すぐそこですね。
外にアスレチックとかあるので、子供連れにもおすすめです。
松川渓谷温泉「滝の湯」
もうちょっと北部まで頑張って移動できる!という人におすすめなのが、野趣あふれる岩造りの松川渓谷温泉です。
もともと、川だったのを、岩でせき止めて作ったのがそもそもの温泉で、チョ~~鄙びています。
奥の扉を開けると、川の流れに身を任せちゃう感じの露天風呂にでられますが、混浴なので、女性の方、バスタオルを巻いて出るのをお忘れなく(女性は巻いたまま外湯に入ってOK)。
湯の花がぷ~かぷ~か塊で浮いています。
おぶせ温泉「穴観音の湯」
おぶせ温泉は「穴観音の湯」と「あけびの湯」が並んでいて、施設がきれいで豪華なのはあけびの湯なのですが、すもものおすすめは、ぼっちいほう、穴観音の湯です。
2つの施設が近いので、興味がある方ははしごもおすすめ。
小布施ワイナリー、小布施散策&栗おこわ、おぶせ温泉と、一本木公園とともに、小布施を満喫するのもおすすめです。
裾花峡温泉うるおい館
長野市内のど真ん中、長野県庁の裏手にあるのが「うるおい館」。
うちの三男が4.5歳の頃、すそばな温泉と言えなくて、「そとばば温泉いきたい」と連呼していました。
善光寺に寄って、その後温泉に行くなら、おすすめの立地。
おすすめのルートは?
一本木公園は24時間入れるので、夜明け前に東京をでて、まずは早朝の一本木公園でバラを満喫。
次に産直市場のオランチェに行き、フルーツと野菜を仕入れます。
その後、小布施に移動し、小布施ワイナリーでワインの試飲をしたあと仕入れ、小布施の中心地の駐車場に移動。
車を降りてオープンガーデンや北斎館を見て、昼食に桜井甘精堂で栗おこわとお蕎麦を食べた後、栗の木テラスでモンブラン・ロールケーキ・シュークリーム・ソフトクリームの中からおきにいりを食べる。
長野市街地に戻って善光寺にお参りした後、多肉の聖地「堀川カクタスガーデン」で多肉に浸ってうっとり。
早めの夕食でジンギスカンを食べに信州新町に移動し、帰路につきます。
頑張って安曇野に寄るのもいいですね。
要所要所に、温泉でリフレッシュ!も織り交ぜつつ、北信を味わい尽くしましょう。
温泉によっては、朝風呂も、入れます。