結婚記念日のバラの花束|結婚年数本分のバラの花束

もうすぐ、28回目の結婚記念日がやってきます。

長いようで、あっという間だったように思います。

子供が小さい頃はてんやわんやでしたが、どの子も大きくなったので、二人でのんびりする時間も随分と増えてきました。

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愛の告白は赤いバラ?

今を去ること、30数年前、一人のヘンクツな女の子がおりました。

あの頃も、あの頃よりも前も、「愛の告白=赤いバラの花束」はテッパンでした。

「赤いバラってさ~嫌いなんだよね~」

ちなみに、のちの婚約指輪もダイヤモンドは嫌だとごねて、ルビーにしてもらいました。

偏屈ですから。

でも、赤いバラを贈られる女って、勝手な思い込みですが、夜の女って感じで、なんだかもっとオトナな、「坊やたち、かかってきなさい♥」みたいな人に似合いこそすれ、田舎育ちの私には全く似合わない!と思っていました。

「どうせもらうんだったら、ピンクのかわいいバラの方がいいわ~」

あまり深く物事を考えずに、さらっと一言。

これがのちに、結婚記念日の結婚年数本分のピンクのバラの花束へと発展していくとは、かけらも思ってはおりませんでした。

当時、若かったので、ピンクが好きでした。

今、ピンクが似合うとはかけらも思いませんが、当時は好きでした。

偏屈でも、かわいいものは、好きだったのでした。

結婚年数本分のピンクのバラの花束

最初の結婚記念日、夫が一本のバラとカスミソウがちょろっとついた、ちっちゃな花束を持って帰ってきました。

ちっさいのに、恐ろしく照れくさそうに、「あげる」と、帰宅するなり差し出しました。

まだ子供もいなかったので、ままごとのような夫婦生活で、ままごとのようなちっちゃい花束がかわいくて、「しょぼっ!」と思いつつも、うれしかったです。

翌年の結婚記念日には、夕方、「ご主人様からおとどけもので~す」と花屋さんが、2本のバラの花とカスミソウが付いた小さなバラの花束を届けてくれました。

こんな小さな花束をわざわざ持ってきてくれて、儲けがあるんだろうか?と思ったのですが、聞けば花屋さんの自宅がご近所さんだったそうで、帰宅ついでにご好意で届けてくれたそうです。

その後、引っ越しするまで数年間、花屋さんが一本ずつ本数が増えたピンクのバラの花束を結婚記念日に「ご主人様からお届け物で~す」と持ってきてくれました。

ここ10年は、夫はネットで購入しているので、たいてい訳知り顔のヤマト運輸のお兄さんが持ってきてくれるのが定番となっています。

もともと、花苗もよく買うので、また花買ってるよ、この人、みたいな空気が流れています。

花関係は、きっちり不在票なしで受け取っているので、いつも不在がちで心配するお兄さんも、何の躊躇もなく、でかい箱を持ってきてくれています。

私の結婚年数本分のピンクのバラの花束の楽しみ方

季節は冬とはいえ、バラの花束はあまり日持ちがしません。

豪華なので、どうしても花瓶に入れて少しは楽しみたいので、花瓶に挿して2日くらい楽しみます。

このとき、写メをとりまくって、ケータイの待ち受けに一年間使います。

首が少し傾きかけてくるものが出るや否や、花瓶から出して元のラッピングに包みなおして、玄関先に吊るしてドライフラワーにして飾り続けます。

風水では、ドライフラワーは玄関に向かないといいますが、そんなことはもちろん、無視。

一年たったら、新しいドライフラワーになるバラがやってくるので、それまでのバラを外して、リースの材料にしたり、家の中に飾ったりといろんなデコレートに使います。

ボロンボロンになるまで、使い切る、これが私流の楽しみ方です。

ちなみに、そっけない感じの一言が付いたカードがいつもついているんですが、口下手な夫の気持ちがこもっているので、バラの下にある置物の裏にこっそり全部取ってあります。

ドライフラワーにすべく、吊り下げたバラの花は、水分がなくなってくるためか、だんだんと色が濃くなっていき、少しずつチリチリしてきます。

完全に乾いた後は、徐々に徐々に、黄色みが帯びてきて、赤みが少しずつ抜けていき、一年たったころは、よく見かける、赤みが少しある黄色いドライフラワーになっています。

季節は冬!バラが高い!!

長男が病気がちだったし、子供が3人になって、バラの花もミニバラサイズだったこともありますが、夫が何とか本数を増やしつつ、バラの花束を贈り続けてくれました。

しかし、結婚記念日は冬のど真ん中。

一年中で最もバラの花が高い季節。

赤は告白に使う人を気遣ってか案外安いこともあるのですが、ピンクはどれも高価なようです。

結婚当初、「長く結婚していると、だんだん豪華になってくる特典付き♪」などと言っていましたが、「まじ、高い!」と最近ぼやくようになってきました。

最初、しょぼっ!と思った私も、10年近くなったころから、罪悪感を感じるようになり、20年を過ぎるや、もらえなくなるのは寂しいけれど、あまりにも申し訳ない。

罪の意識すら芽生えてきました。

冬はイベント目白押し! 出費の嵐~♪

秋も深まってくると、我が家はイベント三昧の季節に突入します。

11月下旬の三男の誕生日を皮切りに、次男の誕生日→クリスマス→お正月→私の誕生日→長男の誕生日→結婚記念日とイベントが続きます。

ちなみに、夫のみ、誕生日が真夏です。

各イベントの間隔は10~14日くらいしかありません。

合同誕生日を行う?いえいえ、真ん中の子供、次男次女夫婦の私たち。

「いらん子同盟」なので、意地でも各イベントはきっちり祝います!

各自、自分の番は出費が抑えられるのですが、最初から最後まで、夫のみ息つく暇がありません。

最後のバラがお財布を大きく圧迫しているようです。

そんな今年の結婚記念日も、もうすぐやってきます。

楽しみだな♪

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