ダーリンからのグリーンの贈り物

転勤に伴い、最近疲れ気味で、夫が不機嫌なことが多く、怒られること、怒らせることが多くて、なんだかうまく回っていない気がします。

いつも気遣ってもらって、大事にしてもらっていると思うのですが……さすがに私もへこたれそうです。

元気に明るく支えていけるように、これまで夫が突然贈ってくれたグリーンちゃんたちを回想して、もうちょっとがんばろう!のエネルギーに変えようかと思います。

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美しいブルーローズ|魔性のバラ「青龍」

青龍は、剣弁高芯咲きのバラでも紹介したことがありますが、花形の美しいブルーローズでず。

アマチュア育種家の小林森治氏作出のブルーローズの一つです。

花色と花形の美しさに最重点をおいて作出されたバラなので、とても育てにくく、病気がちで生育もいまいち。

あまりのデリケートさから、「魔性のバラ」と呼ばれています。

鉢植えで育てるのは絶対やめたほうがいいと断言できます。

ほっそいのに虫はつくは黒星病はバンバン出るは、育たないは、いいい~~~っとなりそうなバラですが、繊細な美しさと優しい香りの花を見ると育てたかいがあったとしみじみ思うバラです。

サントリーのブルーローズのせい

サントリーがブルーローズを開発!と新聞に、大画面ぶち抜きで出ていて、ガラスケースの中に1本だけバラの花が咲いているのを、大勢が周りを取り囲んでみている様子が載っていました。

さながら、美術館や博物館で、目玉品を見ているかのようです。

パンジーの青色遺伝子を組み込んで、2004年に作出されたブルーローズ「アプローズ」でした。

青の遺伝子がないから、他所から持ってくる・・・なんだか、私の好みじゃないなあ、青より紫だし・・・とぶつぶつ言う私。

「サントリーのブルーローズだって~~すごいね~~でも、パンジーの青だもんね~~」などと、夫に話すと、なんだか変な顔をしています。

まずい、「欲しがっている」または「自分も見に行きたいと思っている」と勘違いされると、アプローズそのものか、閲覧チケットを買ってきかねない。

「見たいわけじゃないよ」「育ててみたいわけでもない」「ほしいと思ってない」と強く連呼。

ノーコメントの夫に嫌な予感をしつつ、私が本質的に好きなのは、ピンクか白のいい匂いのするバラだと、わかってもらえたらいいなと思いました。

後日、予感的中のように、真冬に、ヘロンヘロンに弱そうなブルーローズ「青龍」が我が家にやってきたのでした。

テッポウムシの被害が青龍にも

庭に植えて、大事に大事に育てていたら、青龍も大きくなってきました。

樹高が3m近くになり、ウッドデッキの上からでも花を眺められ、大きな茂み育って惚れ惚れしていたところ、突然弱り始めました。

こんなに細っこいのに、テッポウムシ!?と思い、株元を見ると、隣に植えていた花ニラの葉っぱが侵略中。

花ニラをざざっとちぎると、細い株の両側から白いテッポウムシ2匹が15cmほど茎を食べ尽くし、中央の5mm幅くらいが残っているだけ。

さながら、砂時計形になって、中央の流量をコントロールする部分が15cm続いているかのようです。

移植ゴテでどついて撲滅しましたが、青龍は持ちこたえられませんでした。

現在、2代目の青龍が、夫から届けられ、庭先で元気に育っています。

流通量が多い苗ではないので、半年ほど入荷待ちしたそうです。

私の中では、ブルーローズといえば「青龍」、譲れない不動の地位にいます。

オーソドックスなハイビスカス「アカバナー」

ハイビスカスは、赤い花が沖縄などに咲き乱れているイメージが強いのですが、実際は交配種が非常に多く、色とりどりの花があります。

ハワイで品種改良されたものは「ハワイアン種」と言われ、非常に多いのですが、園芸品種なので、どちらかといえばずんぐりむっくり、みちっと育つハイビスカスです。

赤いハイビスカス「アカバナー」は原種のハイビスカスの一つです。

木がひょろひょろしているのに大きく育ち、沖縄などでは生け垣にも利用されるようです。

ハイビスカスは花が大きいのに、一日しか花持ちしないのですが、肥料がしっかりあると次々花を咲かせてくれます。

ハイビスカスは30℃を超すと花を休む

南国ムード満点のハイビスカスですが、実際は30℃をこす気温になると、花を咲かせるのをお休みしてしまう性質があります。

寒さにはもちろん弱いのですが、暑さも得意じゃない。

枯れはしないものの、せっかくの炎天下は花を咲かせません。

長野は、寒冷地なので、30℃をラクラク超す期間は、他の地域に比べると短めです。

南国ムード満点なのに、ホントは寒冷地向きじゃない??と思い、これはぜひハイビスカスを手に入れて育てなくては!と俄然、燃える私です。

でも、高価なハイビスカスで、いい状態のものを買ってきて育てるなんて、つまんない。

出来る限り安価に、できればヨワヨワのものでチャレンジしたい。

ハイビスカスの見切り苗が出回るのをひたすら待つことにしました。

イオンからタダでハワイアン種がやってきたのに

イオンに食料品の調達に行ったところ、「3000円以上のお買い物で鉢花一つプレゼント!」のお知らせを発見。

前日に、鉢花が入荷されてきて、ズラッと並んだ鉢を見ると、ハイビスカスが10鉢ほど混ざっているのがわかります。

ぜひ!貰いに来なくては!

俄然張り切って、夫に話すと、変な顔をしています。

嫌な予感がよぎりつつも、当日出来るだけ早くに出かけました。

当事の7時オープンには並べず、それでも8時過ぎにはたどり着けたものの、棚はすでに半分以上はけていて、ハイビスカスがない。

えーーーハイビスカスがない===!!!と、何度もぐるぐる棚の周りを回ったところ、1鉢だけ、蕾しかついていないハイビスカスを発見!花がないので、皆見落としたようです。

ふっふっふっ、私の好きなちょっとしょぼい状態まで整っている!ナイスな鉢!

帰宅後、「見てー見てー、ハイビスカス、一個だけ残ってたんだよ~!」と自慢する私に、家族は「はいはい」と冷たい反応。

そしてその翌日。

頼んだ覚えのない宅配が届き、中にはアカバナーが鎮座していたのでした。

アカバナーのおかげでハイビスカスティー三昧

私がイオンでもらってきたのは、ハワイアン種ですが、夫が贈ってくれたのは、原種のアカバナーでした。

ハイビスカスのイメージとは異なる、細く固い茎が大きく伸びています。

「ハイビスカスといえば、赤だろう?」と夫が断言します。

「いらなかったら捨ててくれ」とも。

ホントは、ピンクのが、欲しかったとは、口が裂けても言えません。

しかし、原種のアカバナー、別の意味でナイスでした。

赤くてきれいなローズヒップティーの赤の素は、ローズヒップではなくハイビスカスの赤花。

ハイビスカスティー、花がどんどん咲くので、飲み放題です。

ローズヒップもハマナスから取れるから、ハイビスカスブレンドのローズヒップティーも飲み放題。

ハイビスカスの赤花に、クエン酸と水を入れてもみもみすると、赤いきれいな色水が取れて、これでハイビスカス染めもできます。

アカバナー、2018年は未だ咲いていませんが、これまでどんどん咲いていたので、散々飲んだり遊んだりするのに、フル活用させてもらいました。

夫は、こんなに活用できるとは、知らずに買ってくれたようですが、結果オーライでした。

くるんくるん「アルブカ スピラリス フリズルシズル」

これまで図鑑でしか見たことがなかったくるくる渦巻いている多肉植物のひとつが「アルブカ スピラリス フリズルシズル」。

鶴仙園の駒込本店に訪れたとき、店頭にくるくると渦巻いている姿がいくつも見られ、「ほしい~~かわいい~~!」と思ったのですが、高そうなので、また今度機会があったら買おうと思っていました。

冬型種なので、夏場は涼しい日陰で水を控えめにして管理し、場合によっては地上部がなくなりますが、秋になるとまた葉が生えてきます。

スピラリスは細くてくるんくるんですが、アルプカ属には、太めの螺旋状くるくる、蛇腹状くるくる(くねくね?)、コイル状くるくるなど、いろんな形状の別品種もあります。

誕生日に何がほしい?と子供が聞いてきた

次男は、毎年誕生日に何かしら贈ってくれます。

数年前に贈ってくれた剪定ばさみは、ふっとい枝もサクッと切れてお気に入り。

また誕生日の頃に聞かれたので、「おかあさん、クルンクルンがほしいな~でも、たかいからいいよ」と言いました。

いつもいつももらってばかりで悪いと思っていたし、無理して買ってこなくてもいいと言いたくて、「ちょっと無理かな」と言ってくれるのを見越して言ったわけです。

そして、誕生日とは関係ない頃、くるんくるん「スピラリス」が宅配で届きました。

あのとき、隣で聞いていた夫が買ってくれたようです。

「ほしいって言ってたの、これだろ?」と言いました。

息子に無理させずにすんで良かったのですが、夫が無理したのか??いや、素直に喜んだらそれでいいのか??難しいところでした。

日当たりバンバンでこげこげくるんくるん

長年いろんな植物を育てて楽しんでいるにもかかわらず、最近は、「多肉植物は日当たりが大好き」という、よくある思い込みで、またもや失敗をやらかしています。

水をやってもクルンクルンの先端が枯れてくるのは、日当たりが良すぎるから??と思いつくまでに日数を要してしまったため、かなり焦げました。

多肉植物に限らず、日照条件が季節によって変わる植物は数多くあります。

くるんくるん「スピラリス」も、初夏~秋まで、日当たりは控えめが一番!に気が付かないうちに、コゲコゲクルンクルンに。

またやらかしてしまいました。

ダーリンからのグリーンの贈り物

ツイッターで、多肉をたくさん買ったら、「また買ったのか?」とか「減らすように」と言われた、という書き込みをときどき見かけます。

そんな事言われたら、私なら余計に買っちゃうなあと思い、それよりも、ほしそうなやつ、逆に買ってやれよ、と思って見ています。

これは夫の影響でしょうか。

彼も、減らせよと思いつつ、買ってくれるんでしょうか??

いいなあと思って店頭で植物をみていると、「買ったら?」と必ず言われます。

夫が突然贈ってくれたグリーンちゃんたちを、ザクッと振り返ってみて、必ずしも私が欲しかったものドンピシャとは限りませんでしたが、どのグリーンちゃんたちも、私を幸せにしてくれたように思います。

最近夫が疲れて不機嫌なことが多くあります。

彼が元気になるように、自分が元気になれるグリーンちゃん探しは今日は置いておいて、美味しいもの、探しに行こうかな。

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