球根の春の寄せ植え準備|球根を探しに行こう!

春になると、チューリップやムスカリ、水仙・ヒヤシンス・クロッカス・ラナンキュラス・アネモネなどなど・・・秋植え球根がパステルカラーの可愛らしい花を咲かせてくれます。

ああ春だな!と思うような花は、秋に球根を購入して植え付けます。

球根の購入適期は10月~11月上旬まで。

植えるのは、11月ごろまで待っても構わないものが多いのですが、いいものからなくなってしまうので、店頭に並んだら、即!買いどきです。

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球根の買い付けは出だしが勝負

2017年11月に、クライアント様から、ユリとビオラの寄せ植えを作ることをご提案いただき、急遽購入に走ったのですが、11月中旬だったので、選択肢は非常に少なくなっていました。

2018年は、2017年の二の舞にならないよう、早めに動きました。

毎年8月末あたりから、見切り苗ハンティング月間と決めて、しょっちゅう園芸店をウロウロするので、球根とビオラがいつやってくるのか、まだかまだかと首を長くして待っていました。

10月に入り、ビオラ第一弾が登場したのですが、球根がまだ。

夫が出張でいない時を狙って車でお出かけするので、それからの1週間が長いこと。

2018年10月4日、球根とビオラをついにゲットしました。

「ビオラは球根じゃないじゃん!」とお思いでしょうが、球根栽培に欠かせないマストアイテムがビオラです。パンジーでもええですが。

今すぐ買いに行こう!と言いたいけれどその前に

球根はまだまだ選択肢がありました。

でも早いものがち。

いいのからでてしまいます。

なるべく早めに球根をゲットしてほしいところですが、その前に、どういうところに、どういうふうに植えるのか?ざっとでいいので決めてから、でかけましょう。

庭があるなら、空いているスペース全部を埋めるつもりで、大量購入も面白いですね。

庭がないなら?スペースがないなら?

賢く品種選びすれば、それほど大きくない植木鉢に、いろいろな球根を栽培することも可能になります。

もちろん、一つの鉢にまとめて、です。

球根は品種を揃えて

一口に「チューリップ」と言っても、遅咲きや早咲きがあって、開花時期が1ヶ月前後、品種によって変わってきます。

アトランダムに植えると、たとえチューリップしか植えていなくても、開花期間は1週間程度なので、枯れた物、これから咲くものが入り混じってしまいます。

どうせなら、どか~んと揃えて咲かせたいので、球根は同じ品種のものを複数購入しましょう。

大抵の球根は、購入後、すぐに植える必要はありません。

11月下旬ごろまで、風通しの良いところに置いておけます。

ユリだけは買ったらすぐ植えて

ユリだけは、球根が乾燥するとだめになってしまうので、手に入ったら即植え付けるようにしましょう。

ユリは、チューリップやヒヤシンスにあるような、玉ねぎの薄皮みたいな皮ができにくいので、あっという間に乾燥してしまうため、おがくずや水こけに包まれて販売されています。

万が一、はだかんぼさんで売られているゆりの球根があった場合は、買うのはおすすめしません。

植えても芽が出ない!ということだけは避けたいものです。

ユリだけは深植えにする

ユリは、球根の下だけでなく、球根の上に伸びた茎の両サイドにも根っこをつけます。

球根の上の根を「上根」、下の根を「下根」といい、水や栄養分を吸収するのも、長い茎を支えるのも上根の役割になっています。

しっかりと上根が育つように、ユリの球根は深く植え付けます。

球根の上に20cmくらいは土が来るようにします。

チューリップは、だいたいチューリップの球根そのものくらい深さの土が上に来るようにします。

ムスカリは、鉢植えは頭をちょっと出して植え付けます。

アネモネは、上に土が3~7cm来るようにします。寒さが強い地域ほど深植えにします。

大体どの程度の深さに植えたらいいのか、事前に調べておくようにしましょう。

植え付け位置を考えて多層分を買い揃えよう

鉢植えで球根を育てる時はダブル・トリプルといった、多重植えにするのがおすすめです。

ユリは深さ20cmくらいのところに沈んでいます。

球根の真上にはどんどん伸びていきますが、その回りに他の物があってもユリは困りません。

球根を植えたばかりの時は、ほぼほぼ地上部には何もありません。

でも、水を切らすと、春になっても芽吹いてきません。

何もないところに水やりなんてできない!少なくとも私は。

春ならいざしらず、他に水やりが少ない冬。無理!

球根が芽吹くまでの間、ビオラの苗に頑張って咲き続けてもらいます。

その下に、球根を多重に配置していきます。

それぞれの球根が上に伸びていくための真上のスペースは開けておきます。

球根はかなりきっきちにしても、芽が出てくるので、横のスペースをしっかり取る必要はありません。

球根の向きを間違えない

大部分の球根には、芽の伸びる向きがあります。

芽の伸びる向きを下向きにセッティングすると、それだけで育ちが悪くなることがあります。

チューリップやユリ、ムスカリ、ヒヤシンスなどは、とんがったてっぺんが上なのは同じです。

必ずとんがったてっぺんを上にして植え付けましょう。

例外もあります。たとえば、

アネモネは、とんがった部分が下。

平の部分を上にして植え付けます。

ラナンキュラスは、バナナの房のような球根をしていて、ババナがくっついているような部分が上。しかも、普通に植えてはいけない難しいタイプ。

育て方をよくよく勉強しましょう。

チューリップの球根の向きと下処理

チューリップの球根の形は、クリの実に似ています。

芽の伸びる先端部分はとんがっています。

上から見ると、楕円形ではなく、丸いところと平らな面があることがわかります。

左右に幅広くなっている方向に、葉っぱが伸びるので、うまく揃って咲かせるには、球根の向きを揃えて植え付けるのがおすすめです。

球根をひっくり返しておしりのところを見ると、皮がきっちりくっついている球根と、皮がちょっぴり剥がれている球根があります。

おしりの、根がでてきそうな底の平らな部分のところの皮がないほうが、根が伸びやすいので、爪楊枝の先を使って、底の平らな部分の回りの皮を軽く破いておきましょう。

むけかかった皮はむいていい?

完全に浮いている皮は、とってしまっても構いませんが、ついている球根の皮は、なるべくむかないで、そのまま植え付けるようにしましょう。

球根を乾燥や衝撃などから守るために皮ができています。

無理に引っ剥がさないで、そっとしておきましょう。

ユリ・チューリップ・ムスカリ・ビオラ&ペチュニア

2017年11月に植えたユリの球根が無事に立派な球根になったと仮定して、今回ユリは購入していません。

11月にユリの球根を掘り上げて植え付けし直すまで、球根は陰干ししておきます。

今回、悩んだのですが、開花時期が近いチューリップとムスカリをセットでユリの上に植えることにしました。

10号鉢を予定しています。

ビオラを2回切り戻して育てようと思うので、ビオラの苗も今回購入しました。

ユリの開花期間は5~6月頃ですが、今育てているユリは6月ごろに花を咲かせるので、寒冷地の長野ならいざしらず、暖地の浜松では5月にビオラは苦しいと考えて、ビオラが疲れてきたら、ペチュニアに植え替える予定をしています。

植え付け手順(予定)

ユリもすぐに購入した方には、必要な情報だと思うので、まだ実行していませんが、どうやって植え付けるかその予定をご紹介します。

1.鉢底石は水はけを向上させるために、1~2cm位入れておきましょう。

2.培養土を10cm位入れたら、ユリを2球と仮定して、左右に離してセットします。

3.ユリに土をかぶせながら、球根の中央のトンガリのところに、棒を挿しておき、位置がわからなくならないようにしておきます。

4.培養土を10cm位入れたら、たっぷり元肥を投入し、土と混ぜ合わせておきます。

5.更に培養土を5cmくらい投入します。

6.ユリの球根の中間点の上下にポットを外したビオラの苗をセットします。

7.ビオラとユリの回りに、チューリップの球根を並べられるだけ並べ、その上に球根が埋まるまで培養土を入れますが、球根の頭の部分に土は入れないようにして、どこに球根があるかわからなくならないようにします。

8.空いている残りスペースに、ムスカリの球根を適当に配置します。

9.ムスカリの球根の頭が出るように、全体に培養土を入れていきます。

ウォータースペースは残るよう、加減してください。

ビオラを仮植え付けしておく

11月下旬にユリの球根を掘り起こし、チューリップ・ムスカリとともに球根を植え付け、ビオラをその上に植え付けるまで、まだ2ヶ月近くあるのに、ビオラはそのままでいいの?と思われることでしょう。

ビオラだけ、11月中旬に入ってから購入することも考えましたが、選択肢がいっぱいある、今のうちに購入し、ある程度育てて楽しむ事にしました。

11月中旬に切り戻しと同時に植え直しをすると、10月から4月くらいまで、ビオラもたっぷりと楽しめます。

ポットを外して、底のぐるぐる巻きの根っこと、上の土の端っこのエッジ部分は落としてから植え付けます。

ビオラの植え付けと徒長させないコツ

誰でも簡単に育てられて、失敗しにくい花の代表格の一つがビオラですが、実は奥深い植物でもあります。

  • 傷んだ花を取り除く
  • 追肥をする
  • 水を切らさない

この3点を守れば、それなりの花を咲かせ続けますが、トーシロとベテランの違いは、茎の長さにでます。

こんもり育てるにはバッサリ切り戻す

こんもりとして花がいっぱいの丸い感じに育てるには、11月下旬~12月上旬頃、ばさ~~~っと地上部を切り戻す必要があります。

全部をアトランダムに切るのではなく、一番下の新しい芽の部分を残して全部バッサリ切り戻します。

そして、やさしく、苗の頭をポンポン、ぽんぽん、叩いて、背が低くなるように、土に密着させようとするといいましょうか。

まだ咲いているのに。

蕾もあるのに。

そう思うことでしょうが、思い切りやるのが、長く美しく育てるコツです。

これをやらないと、徒長してビロロ~~ンと伸びた、結局花数が大したことのない春を迎えてしまいます。

水と肥料を忘れないで!

冬はあまり水やりしちゃいけないと思いがちですが、花を咲かせているビオラには水は不可欠です。

夜に土が凍らないように、温かい日中の午前中に水やりしましょう。

表面の土が乾いていたらたっぷりと。

そして、花をたくさんつけるビオラは肥料食いです。

他の球根もあるので、緩効性化成肥料をひとつかみ、毎月、土にばらまいておきましょう。

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コメント

  1. こまめママ より:

    こんばんは 台風の被害すごかったですね。アクトタワーの前の街路樹 欅なので

    カサカサの葉が舞い散り、景色は晩秋のようでした。でも道行く人は半袖で!

    遠州地方も久々の塩害と風害で秋薔薇は楽しめるのかしら?という感じです。

    皆さん結構短くばっさり!という感じですね。

    百合だけはもう植えつけていいのですね、ものぐさな私はよく芽が出た百合を

    植え付けてます。コンカドールが好きですね。

    あと球根ですが、シーズン終わりになるとガサっとおまとめで千円くらいになります。

    こちらは冬でも凍らないので、こだわらない場所にはおススメです。

    また見かけたらお知らせします

    • kinarinosumomo より:

      本当に、どの樹木もひどい状態ですよね。
      バラもけっこうばっさりやって、次の蕾が上がるのはいつだろうか??心配ですね。
      今年は昨年の球根が使えるとみなして準備しているので、植え付けはギリギリでしょうか。

      シーズンの終わりの球根もいいですね!
      アトランダムにいろいろ植えるのも楽しいですね。
      球根にさけるスペースがそれほどないので、今年はこれで完了予定ですが、ラストセールに弱いので、更にプラスするかも!?
      まだまだガーデニングショップ巡りはやめられませんね。