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トゲがある多肉植物を「サボテン」、トゲがない多肉植物を「女仙(メセン)」と考えておおよそ間違いがないのですが、トゲがあってもサボテンでないものもあるし、トゲが無くてもサボテンのものもあります。
サボテンのトゲの付け根にある白い「刺座」があることがサボテンの条件のようで、刺座がなければトゲがあっても多肉であってもサボテンとはいわないとか。
確かに、トゲがあったらサボテンなら、バラもレモンもサボテンになってしまうわ、でも、どっちも多肉じゃないし・・・とブツブツ考えてしまいます。
間違いだらけのサボテンの水やり
サボテンは、ちょうどいい水のやり方を知らないと、本当に水やりが難しい植物ではないかと思います。
水をやりすぎるとあっという間に枯れてしまいますが、水をやらなさすぎてもいずれは枯れてしまいます。
私にピッタリのサボテンの水加減を見つけるまで、かなりの数のサボテンのミイラを作成しました。
霧吹きでシュッシュするのかな?とか、最低。
気づいたらちょろっとやればいいのかな?とか、最低。
弱ってきたから、ああ水が足りないとせっせと水やりして、更に最低。
かくて、サボテンのミイラを量産し続けたのでした。
こんなときは!水のやりすぎ!!
サボテンの水のやりすぎって、どういうのを言うのでしょうか。
サボテンに水をやりすぎるとどうなるの??どんな症状が出るの??うちの元気のないサボテンは、これに当てはまるのかしら??そんな不安がよぎりますね。
サボテンに水をやりすぎると、だんだん茶枯れてきて、例えば5cmくらいあったのが気づいたら3cmくらいに縮んでいて、プクッとしていた姿が、萎れたようになってきます。
たいてい、えっ!?水が足りない!?と思ってしまう状態になりますが、これは水をやりすぎたときの症状です。
水をやらなさすぎても、萎れたようになりますが、サボテンが水切れで萎れたようになるまでは1ヶ月以上かかります。
水切れしかかっている場合は、水をやれば数時間後にはぷくっとした姿に戻ります。
最後に水をやったのが冬ではないのに2ヶ月以上前なら、明らかに水切れですが、この前あげたばかり、と言うなら間違いなく水が多すぎます。
水をやりすぎて小さくなってきたところに更に水を与えると、腐ったようにぶよぶよになり、場合によっては異臭がしてくることがあります。
ちょびっとずつ毎日水やりしたらいけないの?
ちょびっとずつ、毎日水やりする方法で、サボテンを育てている方が時々いらっしゃいます。
大きなサボテンの場合は、多少元気がないようにも見えますが、サボテンそのものが丈夫なので、なんとか持っているなあと思います。
小さいサボテンの場合は、水のやりすぎで枯れることがあります。
ちょっとだけ水やりすると、根の周りの土が常に湿っているだけでなく、土の中の老廃物が水とともに流れていかないので溜まってしまい、根には良くない状態になります。
大きなサボテンは自分にあっていない環境でもなんとか適応していきますが、小さなサボテンの場合耐えられなくなってしまいます。
サボテンの水のやり方【我流】
植物の水のやり方は、人それぞれだと思います。
私のやり方が世界共通だと思っているわけではないので、私の水やりの方法は、あくまで私流の、私には合っていた水やり方法です。
やっぱり霧吹きが一番だわ、という方は、どうぞそのままお続けください。
私はどうやって育てているのか?と聞かれたら、こう答える、という方法をご紹介しています。
土に鉢底から流れ出るまで水をやる
土の部分に、鉢底から水が流れ出るまで水をやり、しっかり水切りして置くのが私流の水やり方法です。
サボテン本体に多少は水がかかりますが、ほとんどかけないのが私流です。
本体に水をしっかりかける時があるとすれば、ハダニがついているのを発見したときでしょうか。
水やりの頻度は冬季以外は、15日~30日に1回程度です。
土がええかげん底の方まで乾いてきたら、しゃあないな~~水やるか、といった加減です。
もっとも、不在がちの我が家なので、大体帰ったときに、1回水をやります。
水やりする前の鉢を持つと、軽々しいので、ちょうどいい間隔だと思っています。
たまに、鉢底に穴の空いていない容器に植えられたサボテンがありますが、その場合は、上までたっぷり水をやった後、できるだけ上から水をしっかり切ります。
水切りしているときにサボテンが落っこちることがあるので、気をつけましょう。
冬場の水やりは1ヶ月以上間隔をあけて
冬場は、1ヶ月以上たたないと水やりしないようにしますが、我が家は胡蝶欄があるので、冬季でも15℃をキープしてあります。
今年も冬までには、胡蝶蘭を長野に戻す腹づもりをしています。
もっと温度が下がるような環境では、水やり間隔は更に開けたほうがサボテンが寒さに耐えられるのではないかと思います。
冬の間、全く水やりしないほうが、水やりしすぎるよりは枯れない傾向にあります。
冬場に水やりするときは、気温が高めの10時以降の、できるだけ午前中のうちにあげるようにします。
サボテンの肥料は控えめに
サボテンは、あまり肥料を好みません。
めったに水やりしないので、固形肥料をおいたとしても、1年やそこらで消え去ることはありません。
肥料をあげなくても、サボテン用の土に含まれている肥料分だけで十分すぎるくらいです。
ほぼ何もあげなくても、段々と大きくなって行くので、肥料は基本考える必要がないかと思います。