クレマチス・プリンセス・ダイアナの育て方

クレマチス・プリンセス・ダイアナは小さめであまり開かない、チューリップのようなベル状の花を咲かせるクレマチスです。

クレマチスには、春~秋まで咲くものもあれば、春のみ、秋のみ、といった短期間のみに咲くものもあります。

クレマチス・プリンセス・ダイアナは、春~秋まで咲く「四季咲き」タイプ。

バラの開花期間とほぼ合わせることができるので、バラと共にお庭やベランダをカラフルに彩ってくれます。

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プリンセス・ダイアナの魅力

プリンセス・ダイアナは、1984年イギリス生まれのクレマチスです。

先端が4つに別れたチューリップ型の、濃いピンク色の花を咲かせます。

この手の咲き方のクレマチスにしては、4~6cmと大きめの花を咲かせます。

クレマチスの中では遅咲きなので、5月ごろから花が咲き始めます。

クレマチスは、寒さにはとても強いので、寒冷地でも冬、室内に取り込みません。

ただし、鉢植えは、根が凍らないように、プチプチをまいておくほうがいいですね。

プリンセス・ダイアナは新枝咲き

ツルは2~3mまで伸びますが、プリンセス・ダイアナは、「新枝咲き」なので、前の年に伸ばした枝はほぼほぼ全部切っちゃって、新しく伸びていくタイプ。

つまりは毎年ツルは全部さようならして、新しい枝を伸びていくに連れて誘引していくタイプです。

鉢植えでしか育てられない今の状態にピッタリです。

全体に花が咲き終わってきたら、2~3節残して切ってしまうと、1~2ヶ月で伸びてきて、また花が見られる、というのを秋まで繰り返していきます。

プリンセス・ダイアナの育て方のコツ

プリンセス・ダイアナの蕾は、水切れすると咲かなくなるので、開花期間中は特に水やりをしっかり行う必要があります。

気をつけなくてはいけないのは、冬、ほぼほぼ地上部分がないからと言って、水やりを全くやらないと、春も芽吹いてこないということ。

とはいえ、クレマチスは常時湿っている土の状態は好きではないので、表面の土が乾いたらたっぷりと水をやる、を心がけます。

プリンセス・ダイアナは肥料食い

花がガンガン咲く植物は、大抵は肥料食いです。

プリンセス・ダイアナもバラ並みの肥料食いです。

開花期間中は肥料切れしないように、毎月緩効性化成肥料を施肥して、10日おきに水代わりに液体肥料を与えるのがおすすめです。

冬の寒肥を施肥するのも忘れずに。

できれば毎年一回り大きな鉢に植え替えて

プリンセス・ダイアナに限らず、クレマチスは根をいじられるのを嫌うので、地植えにしたら植え替えないのが基本。

鉢植えは、植え替えをする時、鉢を外してそのままなるべくいじらないで、すっぽり入る新しい鉢に植え替えるのが基本。

一回り大きくしても、新しい土はそれほど多くないし、肥料食いなので、栄養は切れやすい。

だから、新しい土を足してやるつもりで植え替えます。

植え替える時は、ツルを1~2節、埋めるように、深植えにするのがポイントです。

植え替えの最適期は休眠期の12~2月ですが、一年中、植え替えたいときが植え替え頃です。

鉢底から根がでてきていたら、即、植え替えしましょう。

買ってきた鉢植えは、まず根が鉢の中でパンパンなので、即、植え替えるのが一番です。

ワンコイン・プリンセス・ダイアナがやってきた

秋も深まってきて、猛暑の間にすっかりしょぼけた姿になってしまった植物たちが、安く手に入る季節がやってきました。

実際問題として、多少しょぼくれていても、この猛暑を乗り切った植物は、どれもサバイバー。

手入れをすれば生き返ったように元気になっていきます。

500円の値札がついています。

もとは1000円(税抜き)だったようなので、ものすご~~~い値引率って言うわけではないようですが、この値段かそれ以下になるのを待っていたので、ちょうどいいです。

植え替えて春を待つ

はじめての植え替えなので、余裕を持って深さのある鉢を選びました。

ネットを敷いて、鉢底石を入れました。

クレマチスは、水はけが良い状態を好むからです。

赤玉土の小粒を5cm分ほど入れました。これはお好みで。入れても入れなくても構いません。

市販の培養土に、赤玉土をブレンドしました。

水はけを改良する目的ですが、これもまあ、好みですね。

クレマチスはあまり土質を選ばないので、全て培養土でもいいんじゃないかと思います。

適当に混ぜ合わせてから鉢に投入します。

クレマチスは根を深く張るので、深さも必要ですね。

横もないよりはあったほうがいいのですが、一度にあまりでっかくすると、次に植え替えるとき困るので、徐々に大きくしていきます。

鉢を外すと、地上部のショボさからは考えられないほどの立派な根がついています。

予想通り、いっぱいいっぱいですね。

傷んでいるわけでもないし、なるべく触らずそのまま植え付けます。

下に土を入れすぎたので、枝分かれ部分まで土に埋もれるように、株の中央あたりを盛り土状にして植え付けました。

フラットにすると、ウォータースペースができないから、致し方ないんですね。

株の周りや上に、しっかり土を入れて、軽くおさえておきます。

鉢底から流れ出る水の濁りが消えるくらいまで水やりしたら、ベランダに。

1週間位したら、緩効性化成肥料を株元に置きます。

この先、枝が伸びてくるようであれば今年中にもまた、花が見られるかもしれません。

遅くとも、来春には新芽が伸びてきて、花が見られるかと思います。

クレマチスは丈夫だし、根鉢をいじられるのを嫌うので、植え替えは逆に楽ちんです。

コメント

  1. こまめママ より:

    おはようございます お日様が懐かしいこの頃ですね

    ダイアナさん、5年物くらいでオベリスクに誘引できるくらいに育ったのですが、

    土の上に置いて2、3年ぼっ〜としていたら根が下に伸びてしまいました…

    休眠状態になったら鉢底10センチくらい掘り起こして、プラ鉢破壊してしまおうか?

    ダメ元でですがね

    そして胡蝶蘭のお話もありがたかったです、初盆に胡蝶蘭沢山飾りましたからね

    こちらもチャレンジです!

  2. kinarinosumomo より:

    コメントありがとうございます。
    ダイアナさん、困りましたね!
    クレマチスは非常に根を伸ばすので、2.3年なら、10cmではだめだと思います。
    鉢の周りを掘り起こして、横から鉢を破壊して取り除くのが良いかと思います。
    冬は作業が辛いですが、浜松は温かいし。

    胡蝶蘭は、ブルジョア感が強いのか、育てているというと、気取ってると思われがちなのがとっても残念です。
    南国では、木にくっつけて放置していることも。
    浜松なら、いけんじゃね?と思うのですが、永住するならいざしらず、そこまではチャレンジできないでいます。
    失敗しても、豪華な鉢が残ります。いろいろチャレンジしてくださいね。

  3. こまめママ より:

    貴重なご意見ありがとうございます

    ではスコップ分?深く掘り起こしてみますね。今時分から少しずつ周りをホジホジと

    胡蝶蘭はお盆の時に元フラワーパーク職員の従兄弟が狙ってましたからね

    半分だけ差し上げることと致します。また報告します!

    • kinarinosumomo より:

      鉢を取り除いて、塚のように盛り土して地植えで育てたほうが簡単かもしれません。
      根をいじると枯れるのはバラ以上です。
      隣のバラに絡まっていた根っこを「なんの根だろう?」と思いつつ、ちぎったところ、クレマチスが一部弱ったことがあります。
      うわ~てきめんだなーとその時思いました。
      でも、枯れるところまではいきませんでした。モンタナでしたから。

      でも、好きにチャレンジできるのが自分の花ですよね。
      胡蝶蘭ともども、その後を楽しみにしています。
      また教えてくださいね。